不安定な仕事

 今行っている仕事に関して、明日からしばらくお休みかもしれないと連絡があった。


 正規で雇われている社員ならそれ程問題でもないかもしれないが、私は非正規雇用で仕事がなければ会社に出てくる必要もなく、その代わりに1日いくらという給料がもらえなくなる。


 仕事は花見にもつきものの「とある飲料」と、それに関連する品物を運ぶ仕事である。ただでさえコロナで需要薄なのに加え、若者の「その飲料離れ」や、感染者の増加傾向、特にこちらの周囲の地方都市などではその傾向が強く、更には東北新幹線の全線開通にあたって密かにリスクが高まっている潜在的な要素なども重なり、品物が動かなくなってしまったようだ。


 会社ではダンプの仕事を探します、と言ってくれているが、今日も明日も予想は雨で、雨だとダンプの仕事はなくなってしまう場合が多い。


 加えて昨日夜にカミサンと一揉めあって、精神的なダメージを受けてしまった。まあこんなのは時間が経過すれば復活するのだろうが、いかんせん、仕事がないということでお金が絡んできてしまうと、ストレスが大きいのである。


 今までは殆ど仕事を辞めようかなどと思ったことはなかったが、今は少しだけそんな事を考えてしまっている。どう考えても今の状態で会社を辞めたところでこの先食っていくのは無理なのだが、何とかならないかと考えたりしている。


 更に大きな要因は、私の出入りしている工場が、その製品の製造を今年の末で辞め、工場を新たに建て直すという計画が発表されたということである。最終的には「その製品」に代わって今人気のある焼酎関連の商品を製造する工場になるとのことで、一年近く出荷がない、荷物が出ない、仕事がない状態が続く予定なのだ。今年末と言っていたにもかかわらず、それ程騒ぎになっていないのも不気味だ。


 自分が選択してきて選んだ仕事なので仕方ないとはいえ、やはり社員で会社に勤めていて安定した給料をもらえる仕事というのはいいと、こういうときにつくづく感じるのである。


 少しの間、もしかするとこちらも書けなくなるかもしれない。何とかいろいろと考えながら、最善の道を探していかねばな、と思ってはいるけれど、今回はかなりいろいろな面から考えさせられている。


 さて、どうしましょう。



 

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