事業復活支援金

 海外へ日本の商品を輸出する仕事をしているが、コロナ禍で殆ど注文が来なくなってしまった。


 注文が来ても、海外への発送手段として今まで使っていた日本郵便の仕組みが、現在でも殆どまひ状態だ。具体的には、普通の箱をアメリカに送ろうとしても、現在は2ヶ月ほどかかると言われている船便しか手段がないというような状況だ。


 自社の飛行機を持っているFedExも使ってみたが、やはり送料の面において、私の商品は日本郵便の仕組みを前提に考えてやってきたので、なかなか難しい。


 ということで、コロナ渦になってから、この仕事は開店休業状態が続いている。


 先月末に政府から、事業復活支援金という仕組みが発表された。個人事業主や法人を対象に、コロナで落ち込んだ売上げに対して支援しましょう、というもので、条件をよく見てみると私の仕事も該当するかに思われた。


 しかし一つ壁があった。不正受給や過って理解したまま申請することを避けるために、事前に確認を受ける必要がある。登録確認機関という所に登録している行政書士や税理士などにお願いして、対面やWebを使って、事業を実際に実施しているか、コロナの影響を本当に受けているか、給付対象を理解しているか、確定申告書、帳簿が揃っているか、などを確認するのだという。


 かなり面倒だとは思ったが、いくらかでも支援してもらえるのならこちらも助かるので、頭から諦めるのではなく、一度仕組みを見てみることにした。


 登録機関として登録している方達はリストになっており、検索できるようになっている。自分の住まいの近くで、ネット対応可能で、土曜日も対応してくれる人を探してみると、何人か見つかった。


 リストにはHPのリンクもあったので、これも確認すると、女性の自称駆け出しの行政書士の方で一人、お願いできそうな感じの方が見つかった。


 私としては得意分野のメールで連絡を取ると、土曜日に私が準備できるなら対応可能だという返事をいただいたので、早速準備し、先週の土曜日にZoomなる仕組みを介して確認作業を行ってもらった。


 担当していただいた行政書士の方はとても感じがよく、政府からのマニュアル通りに、PCについているカメラを使いながらきちんと確認事項を行っていただくことができ、一時間弱で無事に確認作業は終了した。


 料金について、一部の税理士などは、この確認作業をするにあたって数万円を要求するとかで問題になったこともあるようだが、こちらの行政書士の方はとてもリーズナブルにしていただき、大変助かった。


 土曜日は確認作業をしたので、準備にはじまって慣れぬZoomで疲れてしまったが、翌日曜日に無事、申請を済ませることができた。ネットに苦手意識はないので、実は私とは相性がよく、大変ありがたいシステムだと思った。


 次は確定申告が待っている。これも、e-Taxで済ませる予定だ。


 何とかはずみをつけてがんばって行きたい。



追伸

 コロナの影響で、今までやって来た仕事がなくなってしまい、今は他の仕事をしている関係で、更新が滞りがちになってしまいますが、何とか続けたいと思っておりますので、これからもご贔屓のほど、よろしくおねがい申し上げます。


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