スマートウォッチ壊れた

 中国の通販サイトで買ったスマートウォッチが壊れてしまった。


 結構気に入ったのでいつも身につけていようと、風呂に入るときもそのまま身につけていたら、一発で起動しなくなってしまった。


 日常防水とか書いてあったような気がしたし、500円だから壊れてもいいかなと思ったのが間違いだった。今まで調子よく動いていたものがこのように壊れてしまうと、結構ショックなのである。


 これは中国の500円のスマートウォッチなのでまだいいものの、同じことをスマホでやってしまう人は結構いるらしい。風呂には入れないにしても、トイレに落としてしまうとか、ポケットに入れたまま洗濯してしまうとかで中に水が入ると、同じような状況になる。


 これは困った、どうしようと思っていたのだが、ここはやはり検索である。調べてみると復活のためのいろいろな方法が出てきた。私はドライヤーか石油ファンヒーターで熱風をかけてみようかと思っていたのだが、これをやってはいけないらしい。


 とにかく、基盤の中に水が入っているのだろうから、これを何とかして外へ出す必要がある。熱風作戦がダメならどうすればいいのか?そもそも復活するのか?初めての事だったのでいろいろと思いを巡らせながら検索結果を見ていた。


 一番良さそうだったのが、100円ショップで乾燥効果のあるシリカゲルだか何だかを買ってきて、それと一緒にビニール袋に入れて密封しておくという方法。これは良さそうだったのだが、いかんせん、100円ショップに行くのが面倒臭いしお金もかかってしまう。


 躊躇していたところ、もう一つよさげな方法を見つけた。それが、米びつの中に入れておくという方法。米は湿気を吸うので、スマホや精密機器はこの方法で復活する場合があるのだという。携帯ショップの店員さんからも最期の方法だと勧められる場合があるらしい。


 しかし、スマートウォッチとはいえ、家の米びつに入れるのはカミサンの手前気がひけたので、米を一合ビニール袋に取り、その中へ壊れたスマートウォッチを入れて密封してみることにした。


 半日ほどおいて見てみると、何と、画面の様子に変化がある。電源こそ入らないものの、画面が少し明るくなったような感じがする。


 更に半日置いておくと、今度は完璧ではないものの、画面が出てくるようになり、何回かに一回はスイッチが反応するようになってきた。


 これはいけるかもと、ビニール袋から取り出し、もういいやと家の米びつに入れて一日半くらい放置してみた。取り出して見ると、何だか立ち上がりそうな気配。


 今まではバッテリーで充電していたが、ちょっと線の太いコードを探してきて、コンセントから充電してみた。


 驚いたことに、これで復活したのである。


 スマホやイヤホン、各種記憶媒体など、今や小さな電子機器は私達の生活に欠かすことのできないアイテムになっている。万が一水没させてしまった際には、こんな風にすると復活するかもしれないですよ、というお話でした。


 

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