胃痛
明治生まれの人の平均年齢は44歳だったらしい。
この次の誕生日で56歳になる私は、この時代に生きていたなら大爺さんである。
最近、胃が痛くなることが多くなってきた。夕飯後に酷い風邪を引いたときのような「きりきりとした痛み」があり、何も出来なくなって寝てしまうのだが、寝ても痛かったり、起きても痛かったりする。
この症状、仕事中には出てこない。週末に多い。
素人判断では、普段は腹に気を遣って野菜中心の食生活なので健康なのだが、週末は自己規制が緩んで、カミサンが買ってきた団子や菓子パン、その他のお菓子類を食べてしまうことが多いので、その影響なのかなと思っている。
しかし、週末毎に顔色をしかめている私を見て、カミサンから「医者に行け」命令が出てしまった。私自身も気になったので、言われて早々、この野郎とばかりに医者を探してみた。
震災復興で立ち上がった新しい街の中に、施設の充実した消化器を専門とする内科があった。私とは一つ違いの先生が開業したお医者さんで、診察はWeb予約もできるようになっていたので、興味本位で早速予約を取ることにした。
仕事の関係で、普通の診察や検査は、できるなら仕事を休まずにすむ土曜日にしたい。
多くの人が同じことを考えているようで、平日なら翌診察日で予約が取れるものの、土曜日は三週間先からしか空いていなかった。特に急ぐ状況でもないので、今月末の土曜日に予約を取った。
単なる疲れなのか、長年の蓄積された疲労から来るものなのか、短時間睡眠の弊害なのか、ピロリ菌なのか、高度異形成なのか、調べてもらえば、この胃痛の原因はわかるだろう。
食生活は問題ないと思うので、きっと食べすぎに、加齢で衰えつつある腹がついていけなくなったのだということに違いない。
と、勝手に思っている。
たぶんそうだと思っている。
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