東京に雪

 東京に雪が降った。かなり本格的に降ったようだ。


 重ねて、翌日の今日の朝、とても冷え込んでいる。マイナス3度以下になっているようで、昨日降った雪が凍結して危ない状況になるのではないかと気を揉んでいる。


 最高気温は8度くらいまで上がるようなので、朝、太陽が出てしまえば溶け始めるとは思うけれど、それまでが危ない。


 私は東京生まれで、30歳まで東京で暮らしていた。ということで、東京で暮らしている人たちの状況や気持ちがよくわかる。


 一方で、東北地方にやってきて既に20年以上が経過している。大型トラック、石油タンクローリーの運転手になり、豪雪地帯と呼ばれる地帯への配送を行っていたので、雪国の実情もよくわかっている。


 劇的に違うのは人の数だ。東京には人がいっぱい住んでいるので、こちらのように一人に一台車がなくても生活することができる。しかしこのシステム、積雪に対しては脆弱だ。


 数年に一度しか雪は降らないので、車や住まいに対しての雪対策はそれほどのものではない。自家用車にスタッドレスタイヤを履いている人など殆どいないだろうし、自宅の水抜きをしたことがある人もあまりいない。除雪車もいないだろうし、道路の雪を溶かす塩カルの散布も、体制は整っていないと思う。


 この状況で10センチ以上の雪が降ると、大変なことになってしまうのだ。だから、ニュースでは大騒ぎとなる。


 一方で雪国の人たちは、この時期毎日雪かきに追われてしまう。それこそ人生の何分の一かの時間を、雪かきに費やさなければならないなんて人もいる。


 東京に雪が降ったところで、何でこんなに大騒ぎするのだろう、こちらでは当たり前なのに、と思っている人も多いと思う。


 これは地域性ということで、仕方ないと思う。


 双方を知る私からの一つの意見としては、東京の場合は酷い冷え込みが何日も続くことはないので、予報を見た上で、半日か一日くらい、動きを止めるような体制ができればいいのではないかなと思う。


 昨日も書いたように、日本人は真面目すぎる。会社に行かねばならないという気持ちはわかるが、無理して氷の上を革靴やヒールで歩いて出勤し、滑って転んで脊髄でも損傷してしまっては元も子もない。


 今回の状況だと、最も危険なのは今日の朝の出勤時間だと思う。ここを過ぎて太陽が出てしまえば、雪はすぐに溶けてなくなる。これが仮に富士山の火山灰だったら大変だけれど、雪には溶けて蒸発してなくなってしまう場合が多い。


 今回の場合だと、落ち着いて判断し、半日とか一日とか会社を休みにすることができれば、かなり被害をおさえることができると思う。


 とにかく、今回降雪に見舞われた地域の方々、今日の午前中は、気を付けてもらいたいと思う。


 朝の8時過ぎに執筆


 

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