好きなこと
自分の時間がある時、何気なく、ストレスを感じることなくできることが、その人に合っている事なのだと思う。
最近SNSやYouTubeなどを見ていると、頻繁に「動画作成講座」の広告が出るようになった。何を隠そう、私はYouTubeがGoogleに買収する前から動画作成をしていて、なかなか環境の整わない中、自分のサーバーに動画ファイル一式をアップロードし、閲覧してもらうというような事を既に行っていた。
まだ、今ほど状況、環境が良くなかったので、iPhoneの人はこっち、パソコンの人はこっち、ガラケーの人はこっち、iPhone以外のスマートフォンの人はこっち、という風に、アクセスしてきたデバイスごとの動画ファイルを作成し、振り分けなどを行って、動画を見てもらっていた。
自然にソフトを買い、動画を撮影して編集し、勉強して、この面倒臭い動画作成スキルを何とか身につけた。こんな事ができたのは、自分に合っていたからだと思う。
カミサンにいつも言われるが、私は常に10年以上先を行き、好き放題に取り組んだ後、強者共は夢の後の如く突然熱が冷めて、放り出す。
そして、その後に時代が追いついてくる。
都会から移住して田舎で暮らす事なんか、私の時には何百万円も出して土地を買い、更に数百万円出してキャンピングカーを買い、ようやく実現した。
それが今となってはどうだろう。
過疎化に悩む自治体が、お金を払いますので、是非とも我が街にいらして下さい、などと言うようになった。そしてその情報は、インターネットを通じて簡単に手に入るようになった。
動画環境にしてもそうだ。とんでもない装置が開発され、若者が一人に一台ずつ、この装置を持つようになった。数秒で高機能のカメラが起動し、簡単に撮影され、その動画はインターネットを通じて簡単な操作でアップロードでき、誰もがとんでもない装置を使うことでその動画にアクセスできるようになった。
私は、このように誰もが簡単に出来るようになってしまうと、突然熱が冷める。
誰もが出来ないことをやっていることに、密かな愉しみを感じる。
個人的には、動画編集はそれなりの需要があるだろうけれど、仕事を取って満足の行く結果を出し続けることは、結構大変だと思う。
田舎暮らしはどうだろう。SNSを通じて頑張っている方々を否定するつもりはもちろんないけれど、SNSなどを通じてやって来てくれる若者達は、かなりおしゃれで清潔で小綺麗なイメージを持っている。田舎は都会と同じように暮らせると思っている人も多いだろう。100円ショップや耳鼻科、眼科などには車で数時間走らねばアプローチできない(たとえばの話で、地域によって違うだろうけれど)、という状況を果たして理解できているのかどうか。確かにAmazonの荷物は届くかもしれないが、それ以外にも、カルチャーショックを受けるシチュエーションはやはり多いと思う。
私は動画作成をもう一度やってみようかと少しだけ思ったけれど、やっぱり辞めた。昨日は時間があったので、パソコンの前に座っていたが、無意識にYouTubeを見ながら、昭和歌謡の練習などをしていた。疲れていなければ車の修理や庭の手入れなどをしていただろう。今はこうしていることが合っているようだ。
動画作成の他に、FXなどの投資ノウハウ話もかなりあったけれど、やっぱり私はインターネットからお金を得るなら、文章を書いて何とかしたいという気持ちが未だに強い。最近ではグーグルがいろいろと厳しくなったようで、今は私をはじめとする、過去にこれで生活していた人たちが、相次いで撤退し、投資や動画作成に回っているような感じがする。
ライバルが自然と撤退しているようなので、もう一度きちんと勉強して、文章を書く事をしてみようかなと思っている。
やっぱり、好きなことをして、悔いのない人生を送りたい。
もうひとがんばりしてみよう。
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