有観客推し知事のパンツの色
オリンピックが迫っているが、殆どの開催地域で無観客が決まっている。
私の住む宮城県では、サッカーの試合が開催されるが、一万人を上限とする有観客という方針を頑なに譲らない。
同じ震災で大打撃を受け、更にこの先、汚染水の風評被害が大きく懸念されるお隣の福島県が無観客にしたのにも関わらずである。
知事の会見によると、復興五輪だから、という事だそうだ。観客を入れればテレビ放送もされるだろうし、東日本大震災からの復興を世界にアピールできる、というのが大きな理由だ。一理はあると思う。
3月に震災から10年の記念式典が開催された後はどうなっただろうか?宮城県は一時的に「人口10万人あたりの感染者数」が爆発的に増え、一時期は全国一の数値となり、全国初のまん延防止措置が発令されることとなった。
人が集まればこうなるのである。
ワクチン接種も進んではいるが、今回は更に、変異株の感染も懸念されている。
復興をアピールするのも大事だけれど、知事としてそれよりも大事なのは県民をコロナの感染から守ることだと思うのは、私だけではないはずだ。
このサッカー開催会場は、とてつもなく便が悪く、シャトルバスが百台単位で必要になる。
私のバイト先の会社には観光バスもあり、運転手の人たちと喋ることもある。私はバスの近くに、担当のトラックを停めている。
アメリカに忖度して、開催は夜なので、終了が遅くなり、それに合わせて東京に帰ることができるように新幹線が運行される。
変異株は空気中でも感染する力を持っている事を忘れてはならない。
私は基本的に、政治や経済などの事を書くのは避けるようにしているが、今回は自分や家族が感染する恐れがあり、最悪は命に関わってくる事柄なので、こうして書いている。
そのスタジアムは、我が家からもそう遠くはなく、利府町は買い物にもよく出かけ、行きつけのガソリンスタンドもある町だ。
震災復興を世界にアピールする事なんか、いつでもどうやってでもできる。
それよりも、コロナを終息させる事を考えて、県民のことを第一に考えて、政策を打ち出して欲しい。
知事は我が家から三ブロック程離れたところに住んでいる。私は知事の紫のパンツが干してあるのを現認している。仕方ない、散歩時に見えてしまったのだ。昔飼っていた犬の名前だって知っている。こんな事、胸にしまっておく事なのだろうけれど、拡散時のつかみとして、今回、最終手段として使わせてもらう。
頼むから、ユリココイケに見習って、県民ファーストでお願いしたい。
私のできる最終手段、知事のパンツの色をこんな所でばらしたところで、どうにもならないのはわかっている。
だけど、奇抜な方法で訴えないと届かないから、一応こうしてやってみた次第である。
世界に対する感謝が大事なのか、県民の命が大事なのか、さあ、今からでも遅くないので、再度のご判断をお願いしたいものだ。「準備が進んでいますので」とも言っていたが、先に経験した医療崩壊の現実を、再度思い出して欲しい。準備への忖度からの医療崩壊を後から悔やんでも、悔やみきれない。
今こそ、復興をここまで進めていただいた、貴方の強いリーダーシップが、再び必要です。無観客での開催をよろしくお願いします。
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