自作パソコン
ここ数年、例えば庭の手入れや車の維持、家の修繕など、生きていく上で避けられない、お金のかかる事柄は、できるだけ自分でやるようにしてきた。
毎年のユーザー車検や松の剪定などは既にルーティーン化しており、楽しみの一つにもなっている。
ところが、よく考えてみると、それなりにお金がかかるのに踏み入れていない領域があった。パソコンである。
二回目、屋久島に行くのを決めた際は、パソコンの存在が大きな決め手となった。これでホームページを作って発信すれば面白いだろうな、と思ったことが、二回目の屋久島行きを大きく後押しした。
パソコンは屋久島にいた頃は順調に動いていたものの、島を離れる際には壊れた。幸い延長保険に入っていたので、助かったな、とは思ったが、修理されたパソコンは出荷時のまっさらな状態に戻り、データなどは全てなくなっていることを知り、パソコンの修理というのはこういいうものなのだな、ということを思い知らされた。
その後も私の人生には、パソコンがついて回っている。大抵3年ほどで調子が悪くなってきて、最後には壊れて、を繰り返している。今使っているパソコンで7台目か8台目位だろう。
ノートだったりディスクトップだったりするが、自宅で仕事をするようになってからはディスクトップに落ち着いている。
あれもこれも自分でやりたがる性分の癖に、今までパソコンに関しては、自分で作ろうとは思わなかった。パソコンはメーカー品を買い、壊れそうになったらメーカーのサポートを頼りにして何とか復活して、などという経緯を繰り返してきたからかもしれない。なかなか自分でパソコンを組み立てようという頭にはならなかった。つい最近まで。
昨年、突然に壊れた際にも、NECのダイレクト通販で買った。山形の米沢で作っているらしく、私の中ではそのパソコンを買うのが当たり前だと思っていた。余談だが、15万円ほどのパソコンをカード一括払いで買い、後からカード会社の支払いを36回払いに変更したら、4万円以上もの利息がついて驚いた。
私はゲームはしないけれど、唯一、かつての夢であったエアラインのパイロットの世界に、今でも憧れを抱いている。かつては今ひとつ楽しめなかったフライトシュミレーターというゲームが、パソコンや回線の性能が上がったことで、かなり面白い物になっているという情報を得て、ちょっと見てみた。
すると、そのゲームを楽しむには、昨年買った私のパソコンでは、少々容量不足であった。このシュミレーターは、世界中の綺麗な景色を楽しめるというのも売りである反面、パソコンにはそれなりのスペックが求められているのだけれど、私のパソコンのCPUでは、今ひとつなのだ。昨年買った物だが、ここをケチってしまったツケが、こんな所に現れてしまったのである。電話で購入する際、性能のいい物も選べますよと担当の人に言われたのだが、お金が勿体ないので辞めたという経緯があった。
ということで調べてみると、自分で組み立てるディスクトップのパソコンは、10万から15万もあれば、おつりが来る程の性能の物が手に入る事がわかった。今までどうして自分で作らなかったのだろうと、今になって後悔したのと同時に、新しい物が欲しくなってしまったのである。
今のパソコンは買って一年も経っていないし、月々6千円程の支払いもまだ2年以上残っている。この世界も面白そうで、事情が許すなら、もう一台持ってみたいという衝動に駆られている。
しかし実際問題、もっと収入を上げないと無理である。
これを励みに、もうちょっと文章を書くお仕事を頑張らねばと思った次第である。
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