　庭のチューリップが咲いた。

　見れば我がジャパニーズガーデンは、知らぬ間に小さな草で緑になっている。

　正月にマイナス8度になり、カチンコチンに凍り付いていた庭のメダカは、息を吹き返し、元気にぐるぐると泳ぎ回っている。最近観察もおろそかになっていたが、カミサン情報によると、一番大きな丸い鉢には20匹以上いるらしい。

　手をかけずとも、季節に忠実に、密かに繁殖している。

　昨年大きくなりすぎたので、強烈な剪定を施した白木蓮にも、肉厚の白い花が咲いた。この木は隣の敷地にかかっているので、今朝、今シーズンはじめて、落ちている花びらを掃除した。放っておくと毎年どんどん大きくなって行くので、やけくそになって殆どの枝を落としたつもりだったが、木はそう簡単に枯れるものではなかった。

　隣の桜も、裏の桜も、今年は突然満開になった。

　東京に住んでいると、このような庭を持つのは大変であるが、20数年前、地方の庭付き一戸建てに潜り込んだ私は、お陰様でこの庭の手入れを任され、毎年ぐずぐずと文句を言いながらも、ガーデニングを楽しむことができている。

　今年も手入れをきちんとして、家庭菜園には野菜を植えて、ガーデニングライフを楽しんで行こうと思う。

　いよいよ今年も始まるぞ。