入札
ebayという世界のオークションサイトで、海外の方が好むであろうと思われる日本の商品を販売している。
日本では骨董品と分類されるものが多い。
骨董と言っても様々だが、要するに日本の古い物がいいと勝手に思っている。テレビの鑑定団などに出てくるような大げさなものではなくて、ちょっとした古い皿や人形など、皆様の身近に存在してきた様々な物だ。
日本では全くお金にならない、誰もが全く振り向かないようなゴミ同然の物を仕入れてきて、海外に販売し、喜ばれると、とても嬉しい気持ちになる。
こう書けばかっこいいが、この商売はリスクも大きい。安いからとあれもこれも仕入れてしまうと、すぐに身の回りが物だらけになり、置き場に困る事になる。きちんと管理しなければ、すぐにどこかへ行ってしまったり、行方不明になってしまったりする。出品するのも面倒だし、売れてもあまり儲からないのにメンドクサイ事が多い。
アメリカ発症の、世界を股にかけるこのオークションサイトは、出品するだけでそれなりに費用もかかるし、売れれば売れたで、様々な名目の手数料が発生する。
調査や分析をしっかりとし、仕入れや出品も考えながら一生懸命に取り組めば、それなりに売れて、利益も見込めると思うのだが、いかんせん私はこの点が適当である。
調査なんかしないし、分析も面倒だし、仕入れは思いつきだし、ということで、私は儲けの出ないインチキセラーだ。適当にやっているが、何故だかフィードバックも野村克也の生涯ホームラン数位になっているし、ebay初心者の皆様がお悩みになるであろう出品枠もそこそこあるので、何とか続けている。
今現在、珍しく入札の入っている品物があるのだが、それがどこにあるのかがわからない。少し大きめの箱なので、おそらく家の倉庫にあるとは思うのだが、昨日ちらっと探しても見つけることができなかった。
本格的に倉庫を掘り起こすとなると、それなりに服装から準備しなければならない。
借りているコンテナ倉庫もあるのだが、原則として出品している商品はこちらには入れていないはずなので、こちらにはないはずだけれど、もしかするとこっちへ運んだかな、とか思ったりもする。
商品が出てこずに悩みはじめてしまうと、これが泥沼状態となり、余計に探しにくくなってしまう。でも、今までに商品がなくなってしまったことは一度もない。
ということで、明日は朝から箱探しである。せっかく土曜日が休みなのに、って、これが仕事の一部なのであった。
がんばろう。
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