戻ってきた仕事
東京地区の緊急事態宣言「解除」を受け、今まで無くなっていた仕事が戻ってきた。
運送の仕事はピンからキリまである。この仕事は拘束時間が比較的短いことや、決められたターミナル間の定期配送であることから、大抵は決められた時間に毎日始まり、終了する。ということで、毎日家に帰ることができる。
これができると、身体のリズムが安定するので、毎日決まった時間に大きい方が出る。大型トラック運転の仕事で何が嫌かというと、突然の便意だ。これを阻止するために、かなり神経質になっている。
同じ会社の中には、一度出かけたら一週間帰って来ることができない仕事をしている人も沢山いる。皆、車の中で寝泊まりしながらの生活だ。積んで走って、毎日違う時間に、違うところへ違うものを指示通り荷下ろしをしての繰り返し。これは私の身体、精神状態では無理だ。
いろいろな仕事があり、給料も様々で、人それぞれに毎日の生活、大げさに言うなら人生がある。
昨日、珍しく海外販売の注文が入り、荷物を一つ海外へ送った。久しぶりにいい感じの商品が売れたのだが、利益を計算すると「いい感じ」であったとしても、運転仕事の日当の半分にもならない。海外販売は面白いけれど、やはりこれだけで生活していくのは難しい。
今のこの仕事が上手く続けば、二足のわらじで何とかそこそこレベルの生活ができる。保険、年金、税金も払わねばならないし、車も維持しなければならないので、やはり会社に所属しながら商売をしていくこのスタイルがいいのかもしれない。
この先の状況は誰にもわからないけれど、今、まさに戻ってきたこの仕事が、再び無くなることにならないことを願うばかりである。
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