低品質なコンテンツ

郵便物

　郵便物が溜まっている。

　昨日はメインで行っている仕事が休み、予備で入り込んでいる仕事も地震の影響で休みで、久しぶりに平日の休みだった。

　家の台所、カミサンがいつも使っている水道の蛇口は、少し前に、お湯と水の加減を片手で操作できる物に私が取り換えたのだが、昨日見ると水が漏れていた。

　数日前にネジが緩んで、水の出る蛇口が落っこちたので修したのだが、どうやらその時のリカバリ時にパッキンを損傷してしまったようだ。

　これがどうも気になるので、ホームセンターに行って部品を調達することにした。

　こちらの地域、春はまだ遠いけれど、ホームセンターはそれなりに混雑していた。水道関連のパーツを見ると、このパッキンだけ品切れである。車で10分ほどのもう一つの大きなホームセンターに行けばおそらくあるだろうけれど、面倒くさい。

　何度も見直していると、パッキンがいくつかセットになっている物の中に、目当てのパッキンが入っていたので、これを買って帰った。

　早速取り付けると水漏れが止まり、按配がよくなった。気持ちがいいものである。

　その次には、昨日、昔屋久島でお世話になった方から、たんかんが届いていたのでそれを開封した。箱を開けると、低農薬で粒が不揃いの、見た目は今ひとつのたんかんが段ボール箱いっぱいに入っている。

　だけど私は知っている。たんかんは、この小さな、大きさが不揃いのものが美味しいのだ。久しぶりに見る屋久島のたんかんに心が躍る。

　東京の両親にも食べてもらおうと、小さな箱一つを梱包し、ゆうパックで郵便局から発送する。送ってくれた屋久島の方にも、お礼のハガキを書いた。

　何だかんだあり、ようやく、今日やろうとしていた事に手が回る。

　郵便物、特に、JAF MATE、ヤマハのカード会員の音楽系の雑誌、MonotaROのカタログが溜まってしまったので気になっていた。

　三時にカミサンがパートから帰ってきて、新装開店したスーパーへ一緒に行くことになっていたので、それに間に合うように作業を開始する。スーパーには新聞や段ボール、雑誌を捨てることができるステーションがあり、ここにお願いしようという魂胆である。

　JAF MATEは、真ん中がホッチキスで留まっている。これをラジオペンチで引き抜き、紙だけにする。

　音楽の雑誌はそれなりに立派な物である。年会費を払うばかりで全く見ていない。ぱらぱらと久しぶりに見てみると、楽器ごとの上達法などが書いてあったが、こんなのは簡単で、とにかく毎日練習しなければ楽器は上手にならない。いつか音楽を再開するかもしれないという思いから、何故か解約できない代物だ。20年以上、読まずに捨て続けている。もったいないな。

　MonotaROは、季節ごとにカタログを送ってくる。これもパソコンやスマホで見れば何の問題もなく、紙のカタログの存在自体が勿体ないのだが、割引のクーポンなどが同封されているので、断らずにそのまま受け取り、季節ごとに処理をしている。

　こんなのを片付け、紐で縛って梱包していたら、たちまちカミサンとの待ち合わせの時間になってしまった。

　新しく新装開店したスーパーに行き、雑紙のステーションにこれらをお願いすると、これまた気分が良くなった。

　中のスーパーは綺麗に改装されており、カミサンと一緒に6千円ほど買い物をした。

　普段は倹約生活なので、今日はいいよねと二人でアイスを買って車で食べ、家に帰ったら夕飯の準備となり、何だかんだで貴重な平日の休みの一日が終わってしまった。

　夜寝る前に、久しぶりに15分ほど、尺八の練習をした。

　一日一日を大切に生きないと、すぐに年を取ってしまうな、と思った次第であります。