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大型車のタイヤ交換

　今日はトレーラーの後ろの部分が車検だったので、仕事は休みだった。

　でも、会社に行って、タイヤを取り替えて来た。

　頭の部分だけなので、6本である。大型のタイヤだ。

　もっと重たい物を運んでいる人だと、10本ある。

　トレーラーじゃなくて、トラックの単車だと、12本あるものもある。

　会社によっては、運転手は、タイヤにも触らなくていい、オイルもいじらなくていい、という所もある。でも、うちの会社はそんな甘っちょろいものではなく、担当しているトラックのオイルもタイヤも、自分で交換しなければならない。

　今の会社もそこそこ長くなってきたので、段々と作業や立ち回りも慣れてきた。

　タイヤ交換も、今年はスムーズではなかったけれど、無事に終わった。

　作業しようとしたら、ナットにかませる33mmのソケットという物が無かった。これがなければ作業ができない。みんな機械を使い、結構な力で締め付けるので、この部分がよく壊れる。会社のナンバー2に報告し、何とかしてくださいよと頼んだが、あそこを探し、ここを探し、あっちこっちを探し、結局、非常用のツールの中に入っているものを手当てしてもらえるまでに数十分かかってしまった。

　タイヤは専用の機械を使って、剥いたりはめ込んだりするのだけれど、はめた時に案配が悪いと、空気が入らない時がある。今日はこれに一度なってしまい、ちょっと時間を食った。

　また、トラックに装着する際、タイヤレバーを使って組み込むのだけれど、これもかなりコツが必要で、私はあまり得意ではない。修理工場やタイヤ屋さんには、簡単にはめ込むことができるいい道具があるのだけれど、残念ながらうちの会社にはない。

　今回も、ここが一番手こずった。だけど、できた。

　会社の指示通り、タイヤチェーンも5本積み込んで、冬支度が完了した。

　かつてのタンクローリーの仕事は、毎日毎日山形や福島の雪深い所に行っていたが、今の仕事は比較的楽なので助かっている。でも、油断すると、南岸低気圧が来て、とんでもないことになるので、一応きちんと装備をしておかなければならない。

　今年はラニーニャで、冬は寒いと言われている。雪は沢山降るのだろうか？

　今年の冬もがんばろう。