太陽系地球国 日本洲

第1話 ひぃばあちゃんの時代

　2050年。ここは太陽系地球国日本洲。

太陽系全ての惑星には独自の生態系があることがわかって、地球は１つの地球国になった。

　私は日本洲に住む【yura】15才。

　ひぃばあちゃんとばあちゃん、そしてお母さんは片言で日本語が話せる。私は日本語が大好きでおばあちゃんに習った。地球国の人は英語が公語だけど、昔からの言語も残っている。

　ひぃばあちゃんは1970年生まれの89才で昭和生まれ。その頃、まだ太陽系の他の惑星に生物が存在する事は誰も信じてなかったらしい…

　私も学校で勉強して紀元前があって猿が人間へと進化したことは知っている。地球国にある大きな川の周辺に気候や風土に合う文化が生まれた。その文化が栄えて地球国の歴史が始まったこと。

　日本は島国で独特の文化で四季がある美しい国って事は今も同じだけど、住んでいる人は日本人ばかりではなくなった。

　そして、ひぃばあちゃんの時代はまだ日本が国であったこと。全部が信じられない程早いスピードで過ぎて行った時代だったって事はお母さんから聞いた。

ひぃばあちゃんはまだまだ健康で毎日友達とテレパシーで遊んでいる。ひぃばあちゃん達の中でもテレパシーを早くに覚えたので、若い友達も多くていつも楽しそう。私はひぃばあちゃんが大好きで時間があるときは、テレパシーで楽しい昔の話を聞いている。

　テレパシーが普及するまでは電話やポケットベル、携帯電話、衛星電話が出来てお母さんの時代からは、テレパシーが当たり前になってきたって聞いた。

　学校は自宅で受けるから通学の必要はないけど、みんなで遊ぶのは大好き。オゾン層の破壊で紫外線が強く外では遊べなくなった今、屋内での施設が充実している。おばあちゃんの時代までは外で遊ぶのは当たり前で、ひぃばあちゃんは子供は外で遊んでおいで。っていつも言っていたって聞いた。