第299話 深き心の傷
バァサバァサ
··········
サーリさんの身の上話を聞いて王都上空を飛行する。
目的である幻想竜ポーゼルの亡霊を探す為である。
暗い静かな夜である。
竜騎士の見廻りが何故かいない。というよりは王都の街並みに人っこ一人出歩いていなかった。皆家に入って就寝しているだろうか?。深夜だから当たり前ではあるが。やけに静かである。
バァサッバァサッ
『皆、ポーゼルの存在から身を隠しているのかもしれません。この次期はポーゼルが王都上空を飛び回る時期です。幻想竜ポーゼルに遭遇したら騎竜乗りや竜騎士は強制的にレースをさせられます。騎竜乗りでもなくても幻想竜であるポーゼルの幻影や幻覚に被害がでるかもしれません。だから国民は皆家にこもっては大人しくしているのかもしれません。』
王都の夜を徘徊する幻想竜に皆怯えているということだろうか?。俺も女性陣にパインオブザデットで言われ怖れられているからその気持ちが何となく解る気がする。
『ライナ、もう一度言います。ポーゼルの精神支配系のスキルには気を付けて下さい。ポーゼルの精神支配系のスキルは聖竜族の治癒魔法さえも効きません。トラウマ並みの心の傷あれば容赦なくその傷を心の奥底から抉り出します。』
··········
何か帰りたくなってきた······。
そんな強力なスキル持ちの騎竜の霊と俺はレースで対決しなくならないのかよ。正直ゲンナリしてくる。酔って調子に乗って軽はずみな約束してしたことを俺は少し後悔する。
しかしこのまま幻想竜ポーゼルを放置するわけにもいかない。
あのままずっと主人を探し続ける騎竜を俺は正直放っておくこともできなかった。
それにサーリさんとの約束もある。
反故には出来ない。
ただサーリさんが言っていたが騎竜乗りと騎竜がペア出ないと強制的にレースをさせられることはないという。サーリさんが一応俺の背中に憑依しているが。乗っているわけではないので一応セーフらしい。よって幻想竜ポーゼルに襲われる心配はない。それに俺には深い心の傷を負ったトラウマというものはない筈だ。俺は至ってまともな精神である。ただ少し女性のおっぱいを背中に押し付けて貰いたいと願望をもってはいるだけで。それ以外は至って正常である。
バァサッバァサッ
『サアァーーーリ!サアァーーーリ!。』
前方から思念が発せられる。
『いました!。ポーゼルです!。』
サーリさんが指をさす。俺は前方を目を凝らすと地上の王都の住宅街が広がる空に確かにそこにいた細長い角を生やした青白い竜がいた。幻想竜の元は紺青色ようだが。幽霊となってるせいか鱗全て透けて青白い。
『ライナ。ポーゼルに近付いて下さい!。最初に私が声をかけてみます!。』
サーリさんはポーゼルの至近距離まで接近することを提案する。
ギャアラギャギャア?ギャアラギャアギャアラギャ
(大丈夫なんですか?。襲ってきたりしませんか?。)
レースを強制的に行おうとする竜だ。接近したら何かされるかわからない。
サーリさんと幻想竜ポーゼルが深い信頼関係にあると解っていても。危険ではないかと俺は思ってしまう。
『大丈夫です!。騎竜乗りが乗っていない騎竜ならほぼ無害です。ただ攻撃を加えるとどうなるか解りません。最初に私が彼を名を呼んで説得してみます!。』
サーリさんはそう俺に告げる。
主人であるサーリさんが相棒である幻想竜ポーゼルの説得すれば早い話だろうが。何かあのポーゼルという幻想竜。何処か様子が可笑しい気がする。
ギャアラギャアギャアラギャア
(解りました。では接近してみます。)
スッ バァサッバァサッ
俺は住宅街の上空を飛び回るポーゼルに接近する。
バァサバァサバァサ
俺はポーゼルと少し離れて横に並ぶ。
『ポーゼル!。私よ!サーリよ!。遅くなって御免なさい!。迎えにきたのよ!。』
『サーリ!。何故えええ!何故えええええ!。』
主人であるサーリさんが呼ぶ声に幻想竜ポーゼルは全く反応しない。うわ言を繰り返すかのように主人であるサーリの名前を何度も呼んでいる。
『駄目、矢張正気をうしなっている。あれから何百年もたってるもの。自我を無くしてもおかしくはなかった····。けど····。』
サーリは俺の憑依している背中の上で悲痛な顔を浮かべる。
ギャアラギャアギャアガアギャアラギャアギャアガアギャ?
(サーリさん。ポーゼルとレースで勝てばいいのですか?。)
俺はそうサーリさんに尋ねる。
元々サーリさんからは幻想竜ポーゼルとレースで対決することを頼まれていたのだ。
『いいえ、この状態でレースをしても無駄でしょう。正気をを喪っている彼にはレースを挑んでも正気が戻るかどうか·····。』
サーリさんは悲嘆にくれる。
『サーリ~!すああああ~~~りぃぃぃぃ~~ー!。』
···········
何度も主人を呼び。王都上空をさ迷う竜にライナは沈黙したまま何かを考える。
バァサぁッ‼
『ライナ?。』
ライナは突然翼を大きく広げ。横に並ぶ幻想竜ポーゼルに飛びかかる。
ギャア!
(この!っ)
ひゅんっ?!
ライナは三本鉤爪を大きく振りかざし青白く透けた幻想竜ポーゼルの身体を引っ掻く。
スッ スカッ!
しかしポーゼル目掛けて大きく振ったライナの腕がポーゼルの青白く透けた身体を通り抜け空振って空を切る。
『ライナっ!?。』
突然の行動にライナの背に憑依するサーリは驚く。
ギャアラギャアギャアガアギャアラギャアギャアガア
(衝撃を与えて起こそうとしたんですが。駄目でした。)
正気を喪っているなら攻撃加えれば目覚めるじゃないかとライナは思った。だが幻想竜ポーゼルは幽霊でゴーストである。実体がないことをすっかり忘れていた。
『危ないことをしないで下さい!。攻撃を加えて刺激を与えてしまったら。ポーゼルは潜在的に幻想竜の固有スキルを使ってしまうかもしれません。』
サーリさんそういって俺のことを心配してくれる。
だが、このままでは埒が明かない。正気を取り戻さなければ幻想竜ポーゼルは主人であるサーリさんを認識できないのである。
だからこそ攻撃を加えることで意識を此方側に向ける必要性があった。
しかし幽霊である幻想竜ポーゼルに物理攻撃は効かない。
ここは····精霊を使うか?。
幽霊に属性攻撃が効くかどうかわからない。効いたとしても王都のど真ん中で放つのは危険である。建国記念杯の時は王都の地上に被害がでないように結界魔法をしいていたから問題なかったが。
結界魔法ない今の王都に精霊を使役した技を放てば市街に巻き沿いを喰らうのは明白である
ここは····やっぱ竜破掌だな····。
俺は気の衝撃波である竜破掌を使うことにした。
気の衝撃波なら下にむけない限りは王都に被害を起こさずにすむだろう。
もし幻想竜ポーゼルにぶつけて吹っ飛ばしてもポーゼルが王都の住宅にぶつかる心配はない。なぜなら実体がないのだから。
ギャアガア!ガアギャアラギャアギャア!
(サーリさん!。もう一度やってみますね!。)
『え!?ライナさん?。』
俺はサーリさんの返事を待たずに再び幻想竜ポーゼルの霊体に接近する。
そのまま気を練り込み三本の鉤爪の掌から見えない衝撃波を放つ。
ぎゃあああーーーー!
(竜破掌!!)
どぉおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!
『さぁっ····』
·ーーーーーーどおおおおおおお!!!。
見えない衝撃波を幻想竜ポーゼルの霊体に当てるとポーゼルの青白い身体は大きく吹き飛ぶ。態勢を崩し王都の真下の市街の建物にぶつかる。しかし霊体であるポーゼルの身体はそののまま建物の壁をすり抜け。通路の床へと転げ落ちる
ギャ!ギャアラギャアギャ!
(よし!気は効くようだな!。)
正直、幽霊に気が効くのか心配だった。気の衝撃波は実体のない幽霊にも有効のようである。
霊にも霊気というものがあるから。幽霊にも気が効くのかもしれない。
『サーリ!サーリ!サアアアアアアアリリリリリリ‼。。』
おどろおどろしい声が亡霊である幻想竜ポーゼルのくちばしから発せられる。
ぷわああああああああああああああーー
『これは·······!?。気をつけて!ライナ、ポーゼルの幻影、幻覚スキルが来ます!。』
サーリさんの忠告に幻想竜ポーゼルの青白い身体に不気味に発光する。
『ブラァーファーブル(幻覚投影)!。』
ギャ!
(くっ!)
俺は身構える。
幻影、幻覚スキルに防御回避は無駄である。
それは昔の魔眼竜ナーティアの戦闘時に学んだ。
『サアアアアアアアリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ‼。』
幻想竜ポーゼルの遠吠えのような鳴き声がエコーのように俺の竜耳に届く。
ぐらぁ
ポーゼルの青白い発光とともに目の前の空間がぐにゃりと歪みだす。
俺は一瞬の瞬きした瞬間に目の前の光景が変わる。ポーゼルの霊体が前方に幾つも出現し。
それだけでなく王都の住宅街の地面からどす黒い根のようなものが伸び。それが俺の竜脚をぎっちり絡めとる。
一瞬悪夢の光景が頭に浮かぶ。竜なのに触手に絡めとられあられもない姿を晒してしまった記憶が鮮明に甦る(本当に需要ないけど)。
あれは正夢だったのか···。
幻なのに身動きがとれない。
これが幻想竜の幻影、幻覚·····
幻想竜ポーゼルのスキルは俺に幻を見せる。しかも感覚まで与えてくる。
しゅるしゅる ぎゅううう
どす黒い根が俺の竜脚をきっちり締め付ける。
幾つもの目の前に現れた幻想竜ポーゼルの幻影が俺を目指して向かってくる。
この幻影の幻覚の対象方法は······
俺は咄嗟に解放する術を探す。
このまま幻想竜ポーゼルの幻影、幻覚に呑まれれば完全に俺は戦闘不能となってしまったことる。
幻影、幻覚の類いを退く手段を俺の思考から探す。
そうだ!?
俺は咄嗟に閃く。
ギャアああああああーーーーーーーーーーー!
(発気,,消えろおおおーーーーーーーっ!!。)
俺は龍族の技である発気を放つ。
言霊の力を気に乗せて放つ技。幻影、幻覚でも効果はある筈だ。
ぶわああああああああーーーーーーーー〰〰〰
幻想竜ポーゼルが作り出した幻影、幻覚は俺の発気で一瞬にして消える。
『凄い!。』
俺が発気で幻想竜ポーゼルの幻影、幻覚を一瞬にして消してしまったことに。憑依しているサーリさんは驚いている。
『凄いです!。ライナ。流石はパインオブザデットですね!。』
ギャ···ラギャアガアギャアラギャアギャアガアギャアラギャ
(あの·····サーリさん。パインオブザデットは関係ないとおもうんですけど····。)
サーリさんは俺の発気で幻想竜の幻影、幻覚を退いたことに何故か二つ名をで感嘆する。
『え?でもこの技で王都の女性達の胸を揺らしたと邸の外からシャンゼルグ竜騎士校を通う女子生徒達が話してましたわ。。』
ギャ···ガア···ギャアラギャアギャ
(ええ···まあ···そうなんですけど。)
サーリさんはそう俺に正論を言う。
何か納得できない·····。
正しいんだけど。何かもやもやする。
ギャアラギャアガアギャアラギャギャアラギャアガアギャアラギャアギャアガギャ
(と、取り敢えずこのまま続けますね。ポーゼルが正気を取り戻すかもしれませんから。)
ショック療法だが。この方法しかポーゼルを正気を戻す方法はないと俺は思う。
『はい、でも気をつけて。ポーゼルはまだ精神支配系のスキルは使っていません。私達はこのスキルが危険でレースでは一切使っていませんでした。ですが、今正気を喪っているポーゼルが使わないという保障はありません。本当に気を付けて下さい。』
ギャアラギャアギャアガア
(解りました。サーリさん。)
サーリさんの忠告を受け止め。再び俺は気を練り直し。ショック療法である竜破掌を放つことにした。
『サアアアアアアアリリリ!!!‼。サアアアアアアアリリリリリリリリリ!!!!!!。』
腹の底から発するしゃがれた声が思念とともに発せられる。
弱々しい青白い翼を広げ。宛もなく果てもなくさ迷いながら幻想竜ポーゼルは王都上空をつき進む。
ギャア!
(竜破掌!。)
どぉおおおおおおおおおーーーーーーーー!
『さぁっ』
グラッ どぉおおおおおおーーーーーー!。
幻想竜ポーゼルは竜破掌を喰らい。身体がガクッとのけ反るが。幻想竜ポーゼルは竜顔色一つ変えず再び飛行続ける。
『さぁっ··』
ギャアああーー!
(竜破掌‼。)
ドォ‼
幻想竜ポーゼルは再びの気の衝撃波で吹き飛ぶが。再び元の飛行コースにもどる。
ギャアあああああーー!
(竜破掌‼)
ギャアあああああーー!
(竜破掌‼)
ギャアああああーーー
(竜破掌‼)
ドッ!ドッ!ドッ!!
何度も気の衝撃を与えるが。幽霊のせいか痛みを感じておらず何度も起き上がっては同じ王都上空に戻ってしまう。
ギャアラギャアガアギャア
(痛みを感じていないのかよ。)
俺は竜顔をしかめる。
痛みを感じていれば正気を取り戻しやすかったが。痛み感じていなければただ衝撃を喰らってのけ反るだけである。
ここは何が何でも飛行の邪魔するしかないのか?。正直無駄かもしれない。だが、今はこの方法しか考え付かない。
ギャア!ギャア!ギャア!
(竜破掌!竜破掌!竜破掌!。)
ドッ!!!ドッ!!!ドおおッーー!!!
俺はショック療法である竜破掌を何度も連続で放ち続ける。
竜牙連破掌を撃つのも考えたが。痛みを生じていないなら連射しても意味がない気がする。
幻想竜ポーゼルは俺の竜破掌の衝撃波で何度も撃ち込まれ。青白い身体が何度ものけ反る。飛行を中断するがそれでも飛行を止めず。機械的に自動的に王都上空を飛行することを繰り返す。サーリという主人の名を何度も呼び。己の主人を探し求めてさ迷い続ける。
ぎゃあああーーーー!
(竜破掌!)
ドッ!!! グラッ
『サアアアアリリリリリリリリリリリリーー!。』
ギャアギャアギャ!アラギャアギャア!
(はあ、はあ、くっ!本当に埒があかない。)
ライナは竜破掌て撃ち続けたことで息を切らす。何度も気を練り込んでは撃ち続けた結果、ライナの体力が底を尽きそうになる。
『待って下さい!。何か様子が変です!。』
突然サーリさんが俺の憑依している背中から訴える。
ギャア!?
(えっ!?)
俺は一瞬竜瞳が点になる。幻想竜ポーゼルは時計塔の前で停止していた。王都の東や南や西など幻想竜ポーゼルの後を撃ちながら追いつづけ。いつの間にか北地区まで戻って来ていたようである
ギャアあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
『サアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!!。』
幻想竜ポーゼルは教会の時計塔前に来ると再び激しい鳴き声を発する。
あれほど幻想竜ポーゼルが叫んでも。地上にある貴族街や教会は異様な静けさを保っている。
幻想竜ポーゼルの鱗が青白い光が群青色に変色する。
『これは····まさかっ!?。』
背中に憑依しているサーリさんの顔が青ざめる。
『ライナ!気を付けて!。ポーゼルの精神支配系スキルが来ます!。』
ギャ!?
(えっ!?。)
背に憑依するサーリさんの忠告にライナは反応が遅れる。
『イマジョリィディスサイティ(幻傷深層心理)‼。』
カッ‼
ぶわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわー
ギャギャア·······?
(な、何だっ······?。)
ライナの意識が黒く染まる。
視界が真っ黒というよりは己が己でないような感覚に襲われる。
『ライナっ!?。』
サーリの呼びかけにも金縛りになったかのようなライナはその場に動けない。
ギャアラギャ······
(声が聞こえる····。)
ライナはぼーと意識が離れたような感覚に襲われながらもポツリとその言葉だけを発する。
ライナの竜瞳は目の焦点さえもあっていなかった。
『声?。いけない!。ライナ、その声に耳を傾けないで!。その声は貴方自身の心の内に眠る罪悪の声。その底に聞き入れてしまえば貴方に眠るトラウマを呼び起こし!。戻れなくなる!。』
ずずずずずずず
サーリの警告にもライナは反応しない。
ライナは深い深い意識の底にいた。ただ真っ黒で何も見えない。ただ声だけが己の耳元に問うように投げ掛けられる。
お前ハ忘レたノか······?
深き闇の声が問う。己の心の内に眠る深き闇の底にまるで訴えるかのように問いかけられる。
お前ハ忘れてはナラぬ記憶を·····
底の底の深い記憶の底から。全てを洗いざらいさらけ出すようにライナの心に問う。
オ前は忘れタノか?
ーーザ、ザザ、ーザザザーーー
砂嵐が響く。
幼い少年の泣きじゃくる声が深い闇の底から聞こえる。封印された意識が禁じられた記憶を呼び起こす。
「お母さん!。どうしたの!?。お母さん!お母さん!。」
幼い少年は涙をため母親を何度も呼び掛ける。
母親はしんしん積もる雪の縁側の廊下で微笑みながら我が子を抱いて目を瞑ったまま起きない。
「お母さん!お母さん!。」
幼い少年は何度も何度も起きない母親を起こそうと泣きじゃくりながら何度も呼び掛ける。
深き心の傷は幼き記憶の残滓となり。己のふちに傷として現れん。
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