第274話 奥の手



「わたくしがが斬り込み隊長ですわ!。」

『我等に続け!。』


わああああーーーーーーーーーーー!


エレンセ・エレフォニアバビィリオンという令嬢は高飛車でありながら大帝竜アルデンにまたがり。果敢に惜し気もなくラグナに突っ込んでくる。

それと同時に部隊のように陣形をなしていた騎竜乗り科の一部の部隊が動く。


『先鋒隊前に!。出始めに様子見。残りのものは待機。対応に応じて即座に行動の準備を。』

「「「はっ」」」」


ヒヤシンス色の鱗に覆われた騎竜がなにやら騎竜乗り科の令嬢達に思念で伝達指示をする。

どうやら一斉に軍勢をぶつけるつもりはないようだ。、まとめて来てくれればやり易かったのだが·····。

アイシャお嬢様の千羽鶴と俺の精霊を使役する気の技で一網打尽にできたのだが。

そう上手くいかないようだ。


『オホホホホホ。私のハンマーの餌食にしてあげますわ!。』


銀髪くるくるカール髪を両耳から垂れ流す令嬢エレンセ・エレフォニアバビィリオンは身の丈のあるどでかいハンマーを所持していた。でかさがメガント級である。ていうか高飛車で高貴な令嬢がメガトン級のハンマーを普通にぶんまわすってどういう貴族だよ。

俺は普通に軽々しくメガトンハンマーをぶんまわすエレンセ・エレフォニアバビィリオンという令嬢にドン引きしてしまう。


いや····でも·····確かにあったな·····


俺は過去のレースの経験状、令嬢が身の丈に合わない武器を持っていたことが前にもあったことを思い出す。


確かアーニャお嬢様もそうだったな。

風車杯でレェンドラ(貸借竜)で乗せたアーニャお嬢様も普通に軽々しくごついモーニングスターを扱っていたことを思い出す。六騎特待生の夜叉とかいう人も大剣をもっていた。

あの時はアーニャお嬢様は使いこなすというよりは武器にふりまわされているような感じだったな。

自分にもぶつかりそうだったし。


「おらぁー!ですわ!。」


ぶん!

ギャッ!?

(危なっ!?。)


サッ

ライナは翼を翻し回避する。

ボーと考えごとしていたらエレンセ・エレフォニアバビィリオンが俺目掛けてメガトン級ハンマーをぶんまわしてきた。

俺はそれをすれすれで回避する。


「もう!ライナたら今は戦闘中だよ!。油断しないで!。」

ギャラギャガアギャア

(も、申し訳ありません。)


アイシャお嬢様に怒られてしまった。


「ち、しくったですわ!。」


エレンセ・エレフォニアバビィリオンは大帝竜アルデンの背で悔しそうに舌打ちする。

おらぁーとかしくったとか一般の高貴な令嬢は言わんのだが·····。

高飛車に見えて実は能筋というオチだろうか?。それはそれで逆に怖い。


『第一、第二部隊、エレンセの援護を。他部隊は彼らの次の行動による対処の準備。』


ヒヤシンスの鱗に覆われた竜。軍師竜ゼノビアは的確に騎竜乗り科の陣形を組む一つ一つの部隊に指示をする。

騎竜乗り科の陣を組んでいた彼女達は一つの個の隊ではなく。一個一個に役割に担った部隊と分けられていた。

それら全て脅威であるアイシャが持つ狂姫の全体系攻撃スキルである千羽鶴とノーマル種ライナの使役する精霊に対処する為である。


ひゅ ひゅ ひゅ


エレンセの特攻と同時に他の騎竜に乗る騎竜乗り科の部隊がライナに攻撃を仕掛ける。


ギャラギャギャギャ!

(くっ、連携攻撃かよ!。)


多勢に無勢な状況で連携攻撃をしないわけない。


ギャア!!。

(竜破掌!)


俺は気の練り込んだ掌をエレンセの援護する部隊に放つ。

ドオオオオオオオオーーーーーーーーッ‼️


見えない衝撃波が一人一騎のペアを捉え打ち付ける。


「きゃああああーーーー!」

ぐあああああああーーーーー!


援護にきた騎竜乗り科の部隊の1ペアがライナの気の衝撃波を喰らって脱落する。


『これは·····ライナが使う見えない衝撃波ですか!?。』


軍師竜ゼノビアは弩王竜ハウドからノーマル種ライナは見えない衝撃波を放つと情報を得ていた。しかしそれを直に目の当たりにしたことでノーマル種ライナに対する脅威度を上げる。

精霊を使役することを危険視していましたけど。見えない衝撃波をだすのも厄介ですね。スキルを発動するような素振りを見せていませんでした。あのノーマル種だけの固有スキルでしょうか?。兎に角このまま突撃するのは危ういですね。

軍師竜ゼノビアは直ぐに戦略を練り直す。

この異世界に気の概念を知るものは殆んどいない。故に軍師竜ゼノビアがライナが放つものがスキルではなく気であることも理解はしていなかった。


「ライナ!今度は私に任せて千羽鶴に一気に片付けるから!。」

ギャアラギャガアガアギャラギャ

(了解しました!。アイシャお嬢様)


狂姫の反則的なスキルを放つんだ。

あれは本当に回避不可能なスキルだ。多勢に無勢の状況ならより効力効果を発揮する。いわゆる集団戦向けのスキルである。


アイシャお嬢様に俺の背の上で二丁のブーメラン、ブルーメロイ(蒼の美神を)を掲げると✕(バッテン)するかのように交差させる。白い光の粒子がアイシャお嬢様のブルーメロイに集まりだす。


『今です!。弓部隊放ちなさい!!。』

「えっ!?。」


突然軍師竜ゼノビアが指示をだす。後ろで控えていた騎竜乗り科の弓武器持ち部隊の令嬢がゼノビアの指示とともに一斉に弓を放つ。


ギャラギャギ!?

(なっ、何だ!?。)


俺は一瞬の出来事だったので対応が遅れる。物凄い速さで一斉に放たれた魔法の矢はシャルローゼお嬢様とはいかないほど。物凄い速さでアイシャお嬢様ではなくアイシャお嬢様が✕に交差させて掲げるブルーメロイへと向かう。


ひゅひゅひゅひゅひゅひゅひゅひゅ


カッ!カカカカカカカ‼️ パァあッッンッ!


「くっ······」


アイシャが✕で交差させた二丁のブーメラン、ブルーメロイ(蒼の美神)に無数の魔法の矢が直撃し弾かれる。

アイシャお嬢様がせっかく✕で交差させた態勢が崩される。


ギャギャアラギャガアガアギャアラギャ!

(だ、大丈夫ですか!?。アイシャお嬢様!。)


咄嗟だったとはいえ俺はアイシャお嬢様を守れきれなかったことを悔やむ。


「だ、大丈夫だよ···ライナ。でもごめん。今の攻撃でなんか光の精霊が飛散しちゃった。またやり直さなきゃいけない。」


アイシャお嬢様は俺に申し訳なさそうに謝罪する。

ギャラギャガアガアギャアラギャ···

(いえ、こちらこそ油断しました····。)


まさかいきなり後ろで控えていた騎竜乗り科の部隊が攻撃に加わるとはおもっていなかった。

てっきり攻撃最中に増援したり援護に入ると思っていた。


「余所見するなですわ!。」

『我等のことお忘れか?。』


ひゅう! ぶん!

大帝竜アルデンに乗った銀髪くるくるカールエレンセ・エレフォニアバビィリオンがどでかいメガトンハンマーを持って突撃する。それを援護するように2手の部隊がエレンセ・エレフォニアバビィリオンを援護する形をとる。


くっ、こんな時に····

アイシャお嬢様の態勢を崩されたことに俺は大いに焦る。


「大丈夫だよ。ライナ。また千羽鶴を始めるから。」

ギャアラギャ!

(お願いします!。)


俺は大帝竜アルデンの突撃を回避しながらお願いする。


これほど数を裁くに矢張狂姫の大技である千羽鶴を使うしかない。風の精霊を使役してまとめで吹き飛ばすという選択肢はあるが。いかせん数が多すぎる。例えここの部隊を吹き飛ばしても後ろで別部隊が控えているのだ。騎竜乗り科全学年のクラスが入っているとはいえ。まるで軍隊を相手にしているような気分だ。

そもそも騎竜乗り科は軍隊じゃねえだろうが!。寧ろ竜騎士科の方が軍隊の部類だろうが。何で軍隊の部類である竜騎士科をさしおいてレース主流の騎竜乗り科が軍隊の真似事をしてるんだよ!とライナは内心不平不満文句を垂れまくる。


再びアイシャお嬢様は二丁のブーメラン、ブルーメロイを交差させ。✕(バッテン)して掲げる。

白い光の粒子、光の精霊が集まりだす。


「よし!白い光が集まった!。ライナいくよ。」

ギャ!ギャアラギャガア

(はい!アイシャお嬢様。)


無事千羽鶴を放つための光の精霊を集めることができたようだ。


「千!」

『今です‼️。』

ひゅひゅひゅひゅひゅひゅひゅ

ギャアラギャギャ

(またかよっ!?。)



再び千羽鶴を放とうとした途端。また後方で控えていた騎竜乗り科の弓部隊が魔法の矢を放つ。


ギャアラギャギャア!

(今度は邪魔させん!。)

ひゅうううう~~こぁおおおーーー


俺は風の精霊を呼び寄せる呼吸を行う。

これ以上アイシャお嬢様の千羽鶴を邪魔されてなるものか!。



『魔法部隊!魔法を詠唱し。ノーマル種のスキルを阻害せよ!。』


軍師竜ゼノビアの指示に控えていた騎竜乗り科が前に出る。

前に出た騎竜に乗った騎竜乗りは一斉にライナ目掛けて魔法を放つ。


「ファイアブレン!。」 

「アクアバニッシュ!。」

「ウィンドフォーク。」


ぼおおおおおおおおーーーー

ずごおおおおおおおおーーーー

ひゅうううううううーーーー


ギャ

(くっ‼️)


竜風掌を放つつもりが。騎竜乗りの放つ魔法の連続に中断される。


ギャアああお!

(竜気掌!)



魔法の直撃を免れるためライナは気の練り込んだ掌でなぎ払う。

灰銀の光の粒子が舞い。ライナの掌から微かに漏れだす。


ぱああーーーん!

放たれたあらゆる魔法がライナの前で飛散する。


「く、やっぱり魔法が効かない!。」

「本当にムカつくノーマル種ね!。」

「私達の魔法をいとも簡単に消すなんて。」


魔法を得意とする騎竜乗り科の令嬢生徒は悔しそうに唇を歪ませる。


ノーマル種のライナが魔法が効かないことを想定済み。ですが·····


ひゅ カカカカカカカカ‼️


ギャ アラギャギャ!?

(あ、アイシャお嬢様!?。)


騎竜乗り科の魔法を対処する内に魔法の矢はアイシャのブルーメロイ(蒼の美神)に直撃する。再びアイシャの千羽鶴が中断される。


「うっ、ごめん。ライナ。また千羽鶴放てなかったよ····。」


アイシャお嬢様はライナの上で謝罪する。

ギャ·····

(いえ·····。)


俺は落ち込むアイシャお嬢様に何も言葉が返せなかった。


だか、それよりも····まさかっ!?。全て計算ずくなのか?。


ライナは悪い予感がした。

アイシャお嬢様の大技である狂姫の千羽鶴が二度も中断されたのだ。これは絶対偶然ではない。寧ろ計画的である。

俺は目の前の皇帝種に乗ってどでかいハンマーを振り回す令嬢よりも後ろの後尾で涼しそうに指示をするヒヤシンス色の竜を警戒する。


千羽鶴······。確かに狂姫ラチェット・メルクライが使っていたあのスキルは回避不可能な凶悪なスキルと思われますが、弱点がないわけではありません。三竜騎士の一人であるジェローム・アドレナリンはアイシャ・マーヴェラスが千羽鶴を放つ間の武器無しの隙をつこうとしました。が、失敗に終わりました。それはアイシャ・マーヴェラスの騎竜であるノーマル種ライナが精霊を使役できるという情報を知らなかったからです。ノーマル種ライナにも幾多の攻撃方法があると知っていたなら戦法を変えたかもしれません。ですがそれでもあのペアの決定打にはなりません。ではどうすればよいのが正解なのか?。答えは簡単スキルを発動させなければよいのです。アイシャ・マーヴェラスが千羽鶴を放つ時、ブーメランを交差させ✕に掲げるあの動作、一見無駄に見えるその動作にもちゃんとした意味があります。大気中の現在する光の精霊を交差させた二丁のブーメランに集め吸収するいわばチャージの役割を担っているのです。ではそのチャージ中に攻撃を加えたらどうでしょう?。精霊というものはデリケートな存在です。些細な衝撃でも敏感に反応してしまう。光の精霊が集まり吸収したブーメランに強い衝撃を与えてしまうと光の精霊はびっくりして離れていってしまうのです。つまり狂姫の千羽鶴というスキルはリキャストキャンセラーが可能だということです。

但しこれらはアイシャ・マーヴェラスの千羽鶴で通用することであって。狂姫ラチェット・メルクライだった場合は通用しなかったでしょう。何故なら狂姫ラチェット・メルクライにはあの最強の一角でもある相棒の強靭のレッドモンドがいるからです。あの竜は純粋なパワータイプです。例え統制のとれた我が陣形でさえもいとも簡単にパワーでねじ伏せしまうでしょう。策をしょうじれば良いではないかと思われますが。純粋なパワータイプの相手にたいして策が無意味になることもあるのです。強靭のレッドモンドのパワーはそれほど厄介であり。脅威なのです。だてに世界に五匹いるとされる最強の一角と呼ばれてはいないのです。


そしてノーマル種ライナに関してはパワータイプではなく。技術、テクニックタイプと思われる。数々の場に応じて力を使い分け戦闘をこなす。ノーマル種ライナはそういうタイプである。

だからこそ策を講じることが可能だった。

精霊を使役するという情報を得ていればちゃんと対処対策をたてていればさほど脅威ではない。

軍師竜ゼノビアはアイシャとライナを分析し。いかにして戦略、攻略するかを考えていた。


「オホホホホホ‼️。どうか致しまして?アイシャ・マーヴェラス。手も足も出ておりませんわ!。」

『我等の連携に苦戦を強いられておりますな。それは当然の成り行きでございます。』


大帝竜アルデンに乗るエレンセは高笑いしながらドでかハンマーを持ったままライナに突っ込んでくる。



ギャアラギャギャ!

(く、調子に乗るな!!。)


ごおおおお~はあああ~~~


ライナは火の精霊を呼び寄せる呼吸を行う。

赤い光の粒子がライナの左掌に集まる。


ギャアああああーーーーー!。、

(竜炎掌!!)


ごおおおおおおおーーーーーーー!

ライナがはなった炎のうねりが大帝竜アルデンを襲う。


『魔法部隊!水竜部隊!先行隊に援護!。』


軍師竜ゼノビアの指示に魔法部隊は先行部隊に防御魔法を施し。水竜族に乗った騎竜乗り科の部隊はライナの放つ炎を水のブレスで沈静させる。続いてライナは竜水掌も放ったが。それも魔法部隊や後尾で控えていた炎竜を騎竜にする騎竜乗り科の騎竜達に阻まれ阻害される。

アイシャお嬢様も千羽鶴以外の技で応戦するが。騎竜乗り科の見事な連携、チームワークにより攻撃が上手く通れない。援護する部隊に先行が守られ。先行の騎竜と騎竜乗りがヒットアンドウェイを繰り返していた。


ギャラギャガアガアギャアラギャギャアギャ!

(くっ、もう、これレースじゃねえだろ!!。)


ペアの騎竜やチームの騎竜を相手にしているわけじゃない。これはほぼ軍隊を相手にしているのだ。戦力の割り振りがおかしすぎないか?。過剰戦力にも程がある。

ほぼ騎竜乗り科全学年クラス相手にしているとはいえ。これほどまでにありとあらゆる戦力をぶつけてくるのだ。しかもまとめて来るのではなく一個一隊役割分担を担いながらねちねちねちっこく責めてくるのだ。絶対この作戦考えた奴、性格悪いだろ!ライナは本気でそう思った。





「ふふふふふ、最高よ!。最高よーーー!。流石は騎竜乗り科!。流石は戦略知略に長けた軍師竜。これであのノーマル種の無様な敗北を決定したわ!。マリアンもこれできっと目を覚ます筈よ!。ほら皆さん!騎竜乗り科の皆さんに声援を送るのです!。私達のありったけの想いを頑張っている騎竜乗り科に送るのです!」

「あ、はい。シャロム様。」


取り巻きの薔薇竜騎士団候補の特待生はシャロムに習い声援を送る。


「フレー!フレー!騎竜乗り科!。頑張れ!頑張れ!騎竜乗り科!。」


薔薇竜騎士団候補の特待生全員は騎竜乗り科に熱い声援を送る。


『ライナ様·······。』


その傍で美しい薔薇模様の鱗に覆われた白薔薇竜マリアンは恋い焦がれる愛しのノーマル種の無事を願う。


さて、後は、少しずつ彼らの体力と魔力を削りとりながら疲弊させるだけですね。最後にまとめて一斉攻撃なんて馬鹿な真似はしませんよ。私は確実に勝利をもぎ取る方法を選びます。大抵調子に乗って先じんでは痛い目に遭うのは目に言えてますからねえ。

どんなことでも安全策です。

軍師竜ゼノビアは油断など一切していなかった。

勝てるといった状態が一番危ういということをよくよく熟知していたからだ。



「ふふふ、これで私達の勝利よ。アイシャ・マーヴェラス、このレースが貴女の最後よ!。」


軍師竜ゼノビアの背に乗るルベル・フォーゲンは勝利を確信する。


「はあ···はあ····ごめん····ライナ。私が足手まといで。せっかくライナと一緒に闘えたのに。」


アイシャお嬢様は息を切らしている。当然だろう次々に騎竜乗り科達の軍勢並みの猛攻が耐えないのだから。スタミナ、体力も底つきかけている。


ギャ···ラギャガアガアギャアラギャギャアラギャギャア

(いえ·····此方こそ不甲斐ないです。全然歯がたたなくて。)


アイシャお嬢様の千羽鶴を封じられ。俺の精霊を使役する技さえも対処対策をたてられている。手も足も出ないとはこう言うことなのだろう。


手も足もでないか··········


ライナは深く考える。


「ライナ?。」


················


一つだけ·····一つだけこの状況切り抜ける方法がある·····。


相手が連携をとれたチームワークを持った集団でもこの手段ならまとめてかき乱すことができる筈だ。騎竜乗り科だからこその効果ます方法だ。


レッドモンドさんには禁止されていたけど。

こうなってしまった以上なり振り構ってもいられない。

覚悟を決める。


我があみだした技なら確実に騎竜乗り科の統制のとれたチームワークを乱すことができる!。


今こそ、アイシャお嬢様に我が新技を御披露目する時である!。


そう·····我が思い入れのある言霊を用いた技。

発気

【おっぱぁあああああーーーーーーーい】

を!!

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