3-19 帰還

 いきなり、接続が落ちた。そんな風にしか形容できない感覚が、拓海を襲った。

 以前に、落雷による停電で、テレビゲームの画面が突如暗転した事があった。ぶつんという鈍い音を最後に、架空の世界から音が消え去り、明かりの落ちた昏い自室に、窓からの外光だけがぼうと射す。その瞬間まで地続きだったものが遮断されたあの感覚に、通じるものがある気がした。

 ともあれ――拓海の意識は、激しい怒声と共に再び繋がったのだった。


「……坂上! 坂上っ!」


 肩を強く揺すられ、身体がその刺激を認識した途端、ばちんと目が開いた。

「……へ?」

 いきなり、違うマップに転送された。拓海が真っ先に思ったのは、そんな間の抜けた感想だった。こんな体たらくでは、また七瀬にゲーム脳だと呆れられてしまうだろう。

 視界に広がる天井には、ぽつぽつと等間隔の穴が並んでいる。蟻の行列のような模様を眺めるうちに、見知った教室の天井だと拓海は気づき、鼻腔を掠めた独特の匂いにも意識が向いた。

 甘い香り。饐えた匂い。換気をしても消えない残滓が、夕方の日差しに炙られてこごり、油汚れと混ざり合って堆積したような、台所特有の空気。

 ――調理室。ここは、学校の調理室だ。

「……! 篠田さん!」

 状況が、はっきりと繋がった。勢いよく跳ね起きた瞬間、ばららっと髪から何かがひょうのように降ってきた。突然の落下物にぎょっとした拓海は、制服のズボンの上に零れ落ちた物を見つめ、息が止まる。

 それは、鏡の破片だった。周辺の床にも散らばっている。何故、こんなにも、鏡が。違和感の毒が身体を巡るのを感じながら、拓海は両手を見下ろした。

 ――学ランに、袖を通している。

「なんで……」

 いつの間に、再び着たのだろう。だが、拓海の自問はそこで途切れた。

 横合いからにゅっと屈強な手が伸びてきて、襟首を引っ掴まれたからだ。

「……あ」

 拓海は茫然と、心底からの驚きでもって、傍らの少年を振り返る。

 携帯を右肩と耳の間へ器用に挟み、拓海を睨みつける大柄の少年と、ここで出会うとは思わなかった。そんな意外さから出た声は、まるで起き抜けのように緊張感のない、自分でも寝ぼけていると分かる声だった。

「み、みうら……っ?」

「起きるの遅ぇ!」

 即座に罵倒が返ってきた。権幕に竦み上がった拓海は、首を巡らせて辺りを窺い、状況の異様さに今度こそ気づき、愕然とした。

「な……なんだよ、これ……っ!?」

 拓海達の周りの床は、鈍色の破片に侵されていた。粗目糖のような輝きが、太陽光でちらちらと繊細に瞬いている。鋭利な断面を誇示している破片全てが鏡であるという事実を、拓海は既に知っている。これはまさに、七瀬が倒れたあの時の情景そのものだ。

 それを、証明するように――この調理室に、全てのキャストが揃っていた。

「篠田さん……!?」

 手を伸ばせば届くほどの距離で、篠田七瀬が仰向けに倒れていた。

 しかも、瞼を閉じている七瀬の傍らには、見知らぬ制服姿の少女が一人、七瀬の額に手を宛がって、ちょこんと小さく屈んでいる。少女は拓海と目が合うと、ほっと溜息を零したようだが、こちらの鬼気迫る表情にびっくりしたのか、「あ」と声を上げて後ろへぽてんと転んでしまった。拓海は慌てて手を伸ばした。

「あ、わ、ごめん……っ? え、でもなんでっ? えっ?」

「坂上! 篠田はどうした!」

 謝りながらも混乱する拓海へ、柊吾が詰問してきた。少女の方へ伸ばした手が、半端に宙へ浮いてしまう。拓海は戸惑ったが、何とか言った。

「三浦、どうしてここに……」

「助けに来たからいる! だから、篠田はどうしたんだ!」

 柊吾は煮え切らない態度の拓海に苛立ったのか、先程より強く襟を揺すってきた。「三浦くん、声」と起き上がった少女が呼び掛けて、柊吾の袖を引いて宥めてくれた。そんなやり取りを唖然と眺めていた拓海は、視界の端へ紛れ込んだものに驚き、目を剥く事になる。

「呉野さん……」

 ――呉野氷花。力なく床に倒れ、瞳を閉ざす美貌の少女。

 信じられなかった。先程まで、拓海はこの相手から全力で逃げていたのだ。命がけの鬼ごっこの鬼役は、昏々と深く眠っている。拓海は恐怖と動揺が入り混じった顔で、床にしどけなく広がる黒髪を凝視した。

 意識のない七瀬と氷花、そして、さっき突然に覚醒したらしい、己の意識――連想が働いて、現状をやっと把握した。

「俺ら……寝てた? あの時俺も、意識がなかった……?」

「坂上っ、いい加減に答えろ!」

 柊吾が痺れを切らした。ぐいと学ランを引っ張られ、無理矢理そちらを向かされる。

「篠田に電話した時、あいつ、雰囲気が最後おかしかった。何か妙なことをしでかすんじゃないかって思ってたら、急にお前だけ目ぇ覚めた。……篠田、何したんだ。坂上、知ってるなら早く言ってくれ! 手遅れになる!」

「へ? ……手遅れっ?」

「坂上、篠田から事情は聞いたか?」

「いや……全然。三浦が俺らを助けようとしてくれてるってだけ。あとは、鏡を捨てたら帰れるかもっていう話を、少し聞いた。その後で、篠田さんに俺の学ランを取られたんだ。服に付いた鏡の破片を払いたいから、って。そしたら、いきなり、真っ白になって……」

 拓海は説明しながら、さっきの出来事の不可解さを思い出していた。

 七瀬の手に学ランが渡った、あの時。ライトを全方向から照射したような輝きが、視界を埋め尽くしていったのだ。拓海達を『鏡』の世界へいざなった調理室と同じ眩さに包まれて、学校も、鏡も、目の前の七瀬の姿すらも見えなくなった時――急激に、その光がぶつんと落ちた。

 そして、ブラックアウトした一瞬後に――拓海は、目を覚ましたのだった。

 だが、それは『目覚めた』という感覚ではなかった。意識が数秒途切れるというエラーが修復された時には、こういう状況に立たされていた。その数秒の間、自分が気絶していたとも思えない。そうして気づけば、脱いだはずの学ランを再び着込み、調理室の床で横たわっていた。

 拓海の説明を聞き終えた柊吾は、渋面を作った。状況を完全には呑み込めていない拓海でさえ分かるほど、不穏なものを予感させる顔だった。

「……篠田、坂上だけ先に逃がしたのか」

「それ、どういう……」

「お前ら全員、篠田の『鏡』を持ってるんだ」

 柊吾はもどかしげに拓海を睨んだ。説明が二度手間になった事への苛立ちか、あるいは状況そのものへの怒りかもしれない。

「呉野が一欠片。篠田が残り。坂上も一欠片は持ってたはずだ。服にでも付いてたんだと思う。あいつの鏡、拾ってやったんだろ? 〝向こう〟の世界では『鏡の所有』が、そこに人間が存在できる為に必要な『義務』なんだ。それを拒否したら、脱出できる。そういう仕組みになってるんだ」

「所有……っ? それじゃあ、まさか……!」

 非現実的な事象に対する心の準備は、既にあの『学校』で出来上がっている。柊吾の短い説明だけで、拓海には理解できたのだ。

 ――学ランを奪った、七瀬の行為の意味が。

「……っ、篠田さん、なんで……!」

 拓海は血を吐くように叫んだが、「お前を助ける為だろ」と柊吾は淡々と言ってのけた。悲しいくらいに、拓海の予想通りの言葉だった。

「坂上を巻き込んだって思ったんだろ。だから、お前を先に逃がしたんだ。……それくらい、俺にだって分かる」

「そんなの、俺、望んでない」

「それだって、分かってる」

 八つ当たりのように切なさと悔しさを叩きつけた拓海に、怒りを返さず柊吾は言う。抑揚を殺した声だった。だからこそ、柊吾が隠した感情に、拓海の手は届いてしまう。柊吾もまた怒っているのだ。拓海だけを帰還させた七瀬の独断に腹を立て、怒りを殺し続けている。

 ――『巻き込んじゃって、ごめんね』

 七瀬の言葉は、罪の意識から生まれたのだろうか。拓海を逃がす事を自分の責任として、そして『義務』として、七瀬はあんなことをしたのだろうか。

「俺は……そんな風に、思ってほしく、ないのに……」

 怒りなのか、悲しみなのか、研磨された感情で、胸が抉られたように痛かった。拓海は一度だって、七瀬に巻き込まれたとは思っていない。一緒に帰るのが、当たり前だと思っていた。

 ――約束だって、していたのに。

「……篠田。あいつ、馬鹿だ」

 柊吾が、低く言う。握り締められた拳が、小さく震えていた。

「鏡を手放して、執着を断ち切ったら、帰って来られる。それを伝えたら、篠田と連絡が取れなくなった。通話は切られてないけど、出ないんだ。何か声は聞こえるけど、音が遠い。あいつ……一人で、何する気なんだ……!」

「……待てよ、三浦。脱出って、そんな風にしないとできないのか?」

 我に返った拓海は、訊ねた。聞き捨てならなかったからだ。

「ああ」

 苦々しげに、柊吾が首肯する。「でも、待ってくれ」と拓海は食い下がった。

「俺とか、呉野さんにとっては、鏡を捨てることって……簡単だと思う。でも、篠田さんは違う。捨てるって、どういう意味で言ってるんだ? ただ手放すだけって意味じゃない気がしたけど」

「坂上、呑み込み早いんだな」

 柊吾は少し驚いた様子だったが、すぐに表情を引き締めた。

「お前らがあの場所に縛られてたのは、『所有の義務』の所為だ。だから、鏡を捨てるだけでいい。物理的に手放すだけじゃなくて、意識の問題もあると思う。それができれば、篠田は帰って来られる。……けど、お前だけ先に逃がしたところを見ると、やっぱり難しかったんだ、あいつには。坂上、篠田にとってこの鏡は、そこまで大事な物なのか……?」

「……多分、少し違う」

 分からない、と以前の拓海なら答えたかもしれない。だが、もう知っている。痛みを伴う、深い愛着を知っている。

「身に着けておくようにって、きつく言われてたらしくて、それを守ってただけなんだ。でも、やっぱり大切にしてたと思う。愛着、あったと思う。それって多分、家族とか、友達とか、誰かとの絆みたいなものを大事にするのと、同じような感覚なんじゃないかなって……思う」

 途切れ途切れに、拓海は言う。その果てに、「捨てられない」と、苦渋を吐き出すように告げた。

「篠田さんには、無理だ。三浦」

 二人きりの調理室で、母親について七瀬が語った、束の間の穏やかな時間を思い出す。苦い思い出が母親との間に確執となって横たわっていても、あの鏡は七瀬にとって、道場でできた友人との思い出にも繋がる大事な物だ。恨みや恐れだけが、全てではないのだ。

 形を捨てる事は、出来るだろう。だが、愛着は無理だ。

「三浦が言うように鏡を捨てても、愛着とか、そんなのまで捨てるのって、無理だ。なあ、三浦。俺ら、あっちで『鏡』の学校に閉じ込められてた。どこかに出口、あるんじゃないのか? 入口があったなら、鏡を篠田さんが捨てられなくても、鏡の移動を続けたら、どこかには、出口が」

「ない」

 ぴしゃりと、柊吾は断言した。

 冷徹とも取れるほど、明確な答えだった。

「坂上。お前は俺より頭がいいと思う。俺が『合わせ鏡』って言った時点で、お前には分かってたんじゃないのか? ……出口は、ないんだ。帰ってくるには、鏡を捨てるしかない」

「でも、それじゃ、篠田さんは……!」

「合わせ鏡はどこまで行っても合わせ鏡だ! お前らが『合わせ鏡』になぞらえてどれだけ学校を移動しても、全部違う。出口には繋がらない。そのやり方じゃ、いつまで経っても学校からは出られない!」

 柊吾が顔に苦悶を浮かべ、言い切った。

「あの学校、居続けたらヤバいらしい。悠長に出口探しなんかしてる時間はないんだ。そんなことをしてる間に、篠田がマトモじゃなくなる」

「な……なんだよ。マトモじゃ、なくなるって……!」

 その台詞に、ただならぬものを感じた。

 柊吾は、言葉を切る。そして、拓海に何も言わない。

 拓海は、待った。それは、自分が聞いておくべきだと思ったからだ。

 赤い光が柔らかに射す調理室に、重い沈黙が降りた。少し離れた所に座る少女は表情もなくこちらを見ていたが、ふと、その目に憂いが浮かぶ。睫毛を伏せる少女の眼差しが、気になって仕方がなかった。まるで今から聞く内容の不吉さを、暗示しているようだった。

 時計の秒針が時を刻む音さえ、浮き彫りになるほどの静寂は、十秒にも満たなかっただろう。誰もが時間を惜しんでいた。

 ひたと柊吾が、拓海を見る。こちらの覚悟の、度合いを量るように。

 躊躇うように、忌まわしげに、悔しそうに、そして最後は、辛そうに――柊吾は、言った。

「発狂するかもしれないって、聞いた。もし、帰還が遅れたら……帰って来られたとしても、お前の知ってる篠田七瀬とは、多分、違う。そういう篠田が、帰ってくる」

 ――発狂。

 その言葉の信憑性に、拓海は思考を馳せる。発狂――七瀬が?

 現実味がなかった。嘘っぽい言葉だった。笑い話にしたかったが、状況が拓海にそれを許してくれない。目の前の柊吾の表情が、理屈を超えた理解を強いる。急激に、ぐらりと眩暈がした。

 たった今、思い出したのだ。

 拓海が、七瀬にかけた――あまりに、無責任な言葉を。

「……俺、嘘ついた」

 言葉にすると同時に、動揺が凄まじい勢いで身体を駆け巡っていった。皮膚を虫が這うように、肌を病斑が侵すように、ざわざわと不快な感触が広がっていく。

 ――『じゃあね、坂上くん』

 明るい声で拓海に別れを告げた七瀬の、哀切の表情を思い出す。昨日までは拓海に向けられる事がなかった、七瀬の笑顔。罪悪感が、心臓を一突きにした。鋭利な痛みに喘ぐように、拓海は懺悔を吐き出した。

「俺、出口はあるって言った。篠田さんに。学校を移動し続けたら、どこかにはあるかもって……三浦……、俺……俺は……!」

 とんでもないことを、自分がしでかした。その認識が、ずしりと重く圧し掛かってくる。拓海は確か、二度言った。出口は、どこかにあるのだろうと。氷花の襲撃を受ける前と後とで、二度も七瀬に喋ってしまった。

 袋小路に追い込まれた七瀬は、どうやって脱出する気でいるのだろう? あの学校から。鏡から。合わせ鏡の迷路から。もうそこには拓海がいない。しかもあちらには氷花がいて、七瀬は出口の存在を信じている。

 今も、信じているかもしれないのだ。

 拓海が、言ったから。出口がどこかにあるかもしれないと、憶測の希望をちらつかせたから。

「……!」

 今の拓海には、七瀬の人となりが分かる。七瀬は、絶対に諦めない。あの『学校』から脱出する為に、必ず無茶をするだろう。もし七瀬が鏡を『捨てる』事に失敗したなら、その瞬間から予想は現実のものとなる。拓海の与えた偽りの情報は命取りだ。それは七瀬に何の成果も齎さないどころか、七瀬の体力を削るだけの、害悪でしかないのだから。

 拓海は、七瀬を、励ますどころか。

 七瀬を、死地に、残してきたのだ。

「俺、軽率なことを言った。三浦のやり方で駄目だったら、篠田さんは出口を探して、学校の移動を続けると思う。……俺、戻る。あっちの学校に。三浦、知ってたら、戻り方を教え」

「落ち着け、坂上」

 柊吾が抑えた声で一喝し、拓海の頬を叩いた。ぱちん、と軽い音がする。けして強い力ではなく、触れられただけに近かった。

 そんな手加減された平手でも、拓海は正気に返った。ショックと放心が入り混じった顔で、柊吾を見る。柊吾は、拓海を厳しく睨み据えた。

「篠田のやり方、気に食わないのは俺も同じだ。けど、それでもお前は帰って来られたんだ。それは、篠田のおかげだろ。……無駄にしてみろ。殺す」

 静かな怒気が、胸を打つ。気遣いと、それに付随する怒りの眼差しから理性を取り戻すと、さっきまで心を支配していた恐慌状態が、ふっと抜けた。

「……ごめん。三浦。今の、俺がおかしかった。……もう、戻るなんて言わないから。篠田さんが帰って来られる方法、ちゃんと考える」

「坂上。さっきの。……俺は、それくらい仕方ないって思う。別に坂上の所為じゃないし。それに篠田には俺から脱出方法を伝えてるんだ。だから、あいつがお前の言葉を当てにして、無茶をするような事には、ならな……」

 柊吾の声が、そこで不自然に途切れる。

 そして、「……雨宮! どうした!」と突然声を荒げた。

 かつん――と。音を立てて、携帯が柊吾の肩から落ちて、床に叩きつけられる。至近距離の罵声に泡を食う拓海だったが、柊吾が少女の腕を俊敏に引き寄せるのを見た途端、柊吾同様に目を瞠った。

「鏡……?」

 ――その小さな欠片は、眠る七瀬の傍に落ちていた。

 爪の先ほどの、二つの欠片。数多の欠片の中で、その二つの欠片だけが――赤い光を噴き上げていた。

 燦然と、明々と、太陽光の反射とは思えない鋭さで、欠片は赤く光っている。小学校の理科の授業で色付きの豆電球に電流を通した時と、そっくりな眩さの輝きだった。熱さえ感じさせる二つの光を起点にして時折オレンジの閃光が迸り、陽炎に似た光の湯気を揺らめかせながら、鏡の欠片は燃えている。

 まるで――――炎のように。

 ぱちぱちと、何かが爆ぜる音がした。赤い燐光が鏡の破片から細やかに立ち上り、立ち上っては空気に溶けて、夢幻ゆめまぼろしのように消えていく。

 柊吾の腕の中で、顔色を青くした少女が、ぽつんと小さく、呟いた。


「火の粉……」

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