アースティア大戦史・歴史紀行・第18回

モトダ技研工業・カワカミ重工・ヤマナ発動機・スズノキ自動車工業。


 言わずと知れた我が日本国を代表するバイクメーカーであり、発動機を使った様々な動力機械製品を産み出し続けて居る重工業メーカーでも有ります。



その重工業株式会社らが、転移災害に遭うと、それぞれ違った形で被災した事で、経営危機とそうで無い会社に別れて居ました。



 カワカミ重工は神奈川県の北東部に位置する川崎市や神戸市を中心としたオートバイ・航空機・鉄道車両・船舶・軍事ヘリコプターなどの輸送機器、その他機械装置を製造している工業メーカーで在る事で知られて居ます。


 アースティア大戦当時にアースティア世界へと転移して影響はと言うと、国内を中心とした体制を敷いて居た為、海外支社工場の喪失は少なく済んで居ました。


 ヤマナ発動機は、静岡県磐田市に本社を置くオートバイを中心とした輸送用機器を製造するメーカーで、二輪の売上規模は世界第2位であり、船外機やウォータービークルの販売台数は世界首位を誇る規模と成って居ます。


他にも農業機器や楽器製品、産業ロボットに浄水機等の製品も手掛けて居ます。


 そんなヤマナ発動機のアースティア大戦当時にアースティア世界へと転移して影響はと言うと、国内を中心とした体制を敷いて居た為、海外支社工場の喪失は少なく済んで居ました。



 モトダ技研工業は、創業者の元田浩一郎が浜松市で創業、現在は東京都港区に本社を置く日本の大手輸送機器メーカーである。


 通称はモトダで、オートバイの販売台数、売上高は世界首位であり、自動車の販売台数は世界第7位、国内2位と成って居て、日本での販売網は、四輪販売店がモトダカーズ店と二輪販売店がモトダドリーム店に大別して販売して居る。

 小型ジェット機の出荷数、芝刈機のシェアは世界首位。発電機、除雪機、小型耕うん機のシェアは国内首位を誇る一大工業メーカー。


 特に有名ななのが自立型二束歩行ロボット技術力の結晶であるアッシモダと、二輪車販売数の大半である原付バイクのスーパーガブとモトダCB400Super・Fourは乗り易いと評判の良い二輪車として知られて居ると共に、四輪車モトビックは地球世界では60万台を売り上げて居ました。


 そんなモトダ技研工業のアースティア大戦当時にアースティア世界へと転移して影響はと言うと、豊川自動車工業株式会社・追浜自動車産業株式会社と続く国内第3位のシェアを誇って居り、海外支社工場はオーストラリア大陸を覗く全ての地域に建てられて居ます。


 特に目を見張るのは、南アメリカ大陸とアフリカ大陸に町工場を建てた事に在ると言われ、例え小さな工場であっても需要を増やす為にコツコツと経営戦略を撃だすと言う発想理念を持って居る。


 ですが、転移災害の影響で多くの支社工場を失いましたが、今までの売り上げ成果のお陰で経営危機に至る様な事に無く。


 寧ろ新規事業を展開する事で再起を図ろうと画策しようとして居ました。


 最後に紹介するスズノキ自動車工業は、静岡県浜松市に本社を置く日本の大手自動車及び二輪車メーカーとして有名です。


 四輪車の世界販売台数は第10位、国内販売台数は第3位、二輪車の世界販売台数は第8位、国内販売台数は第3位船、外機では販売台数世界第3位で在りました。


 ですが、転移災害に巻き込まれたスズノキに経営危機が訪れます。


 それはヨーロッパ地方・インド・北米・中国と言った地域に進出する事で、日本国内で最安を誇る値段が付いた製品を作るべく、数多の部品組み合わせながら生産力を高めた居た事が仇と成って、残ったのがアセアン諸国に在るベトナム工場・タイ工場・スマトラ工場と言った3拠点のみと成り、倒産寸前の経営危機に陥ります。


 当時100歳と成ったばかりの鈴ノ木治会長は、スズノキ自動車工業を世界に誇れる一大自動車メーカーーと躍進させた中興の祖と言われ「ジェネラレル・モーターズが鯨で、家がメダカ?いやっ!家はメダカじゃなくて蚊ですよ。だって、メダカは鯨にのみ込まれてしまうが、蚊であれば空高く舞い上がる事が出来るので、決して飲み込まれないでしょ?」と言う言葉は名言として知られて居る。


 だが、このままでは私が愛し、育て上げたスズノキが消えなくなってしまうと嘆いて居た所に、スズノキバイクを愛する猛烈社員と言われた鈴木凛が、スズノキバイクレーシングチームのレーサーである鈴木刃の解雇危機と自社の倒産危機を救わんと立ち上がります。


 其処で鈴木凛がコヨミ皇国の在日本国大使から取って来た仕事こそが、ダバード・ロード王国での産業革命事業計画でした。


 これに失敗すれば、赤っ恥を掻くだけでは無く。


 スズノキの倒産を意味して居ました。


 鈴ノ木治会長は、息子である鈴ノ木宏俊社長と鈴木凛らにスズノキの将来を託すとし、ダバード・ロード王国・スズノキ自動車工業株式会社支社会社を設立。


 支社長には、この仕事を取って来た鈴木凛を氏名し、ダバード・ロード王国東部地方であるオローシャ帝国と接する国境の州で、西部の山岳地帯を背にして居る州であるグゥエールーズ州の州都・バーミャン市に営業本社と支社工場を建設します。


 所が、これが中々経営が軌道には乗りませんでした。


 他のライバル企業であるモトダ技研工業・カワカミ重工・ヤマナ発動機らは、ダバード・ロード王国内で順調に売り上げを伸ばして行く中で、スズノキは横ばい状態所か、一向に売り上げが上がりませんでした。


 それはダバード・ロード王国王政府が提供してくれたグゥエールーズ州が盆地と平野部が、全て山岳地帯に囲まれた地域である事が売り上げ不振の主な原因でした。


 材料と成る鉱物資源と燃料と成る油田とガスが豊富だからと、インフラ整備にすらお金を掛けた経費が無駄に成ると頭を抱えた凛支社長でしたが、此処で在る事に気が付きます。


 それは隣国のオローシャ帝国・サマーラ州皇帝直轄領・州都モルディナ市とフローレイティア州領とが、ドラグリア山脈西端側と挟んで隣り合わせに成って居る事に気が付きます。


其処で凛支社長は賭けに出ます。


 それはドラグリア山脈西端山脈地帯に、ダバード・ロード王国・グゥエールーズ州の州都・バーミャン市とオローシャ帝国・サマーラ州皇帝直轄領・州都モルディナ市とフローレイティア州領とを繋ぐ一般道路のトンネルと高速道路、それに鉄道建設を日本国・ダバード・ロード王国・オローシャ帝国と言った各政府らに持ち掛けます。


 丁度その頃に成ると、中央シベリナ鉄道の建設計画も立ち上がっており、凛と各国の足並みと思惑が見事に一致した瞬間でした。


 こうしてスズノキは、ダバード・ロード王国を始めとするアースティア世界にて、地球世界と同じく各地に根を下ろしながら各国の雇用を拡大させ、国力の増大する一助と成る事に成功したのでした。


カワカミ重工本社所在地・神奈川県・川崎市・塩浜町・三丁目・12号。


神戸市本社所在地・兵庫県・神戸市・中央区・東川崎町・5丁目・1番・13号。



モトダ技研工業本社所在地・東京都・港区・南青山・二丁目・11番・11号。



 ヤマナ発動機本社所在地・静岡県・磐田市・新貝20番・20号。


 スズノキ自動車工業本社所在地・静岡県・浜松市・南区・高塚町・3丁目・30番・300号地。

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