120話 イツクシマ作戦の行方 3

 アースティア暦 1000年・西暦2030年・6月8日・午前9時00分・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・九州島地方・福岡市東側郊外地域・神部町・異世界国家交流総合支援省・交援省大臣執務室にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 



 日本は交援省が中心と成って、逸早く主な他種族である獣人・エルフ・竜人、ドワーフ・人魚・妖精・巨人・魔族等々。


 何れは他種族が居る事が、当たり前な日常風景と成る亜人共存社会生活時代に向けて、受け入れる態勢を整えようと奮闘していた。


 参考資料として竜史は、デミちゃん達の日常やモンスターガールズ達は語りたい。


 モンスター娘達のドクターさんとラミアナースさんと言った漫画やライトノベル等の数多くのオタク向け作品群を参考にさせて居た。


 特に日本と日本人のオタク文化が在るお陰で、地球系転移国家群の中でも取り分け宗教的・文化的、更には種部民族的にも受け入れ安い環境下に在ると言える国家だろう。


まぁ、一部の偏見で排他的な人々を除けばだが・・・・・・・・・・


「国交課です。沖ノ鳥島、伊豆諸島南端地域 小笠原諸島、南鳥島、大東島地方に未確認の群島や島諸島を確認。」


「中でも沖ノ鳥島には、四国や九州と沖縄を併せた水域面積のに多数の島諸島が在ると沖ノ鳥島観測所から報告が入って来て居ます。」



 沖ノ鳥島には、北小島と東小島が在り、それに加えて海洋気象観測施設が建てられて居る。


 この世界の日本国は2023年に建て直しを終えて、名前を沖ノ鳥島海洋気象観測所と名付けられて居るが、その名称では余りにも長いので、沖ノ鳥島観測所と呼ぶ事が多いのだった。



 4月1日に起こった転移現象により、日本国と日本列島に連なる島々全体が異世界に転移災害見舞われてしまって居た。


 そして、当然ながら沖ノ鳥島も転移の影響で、全体が隆起し、緑溢れる島と融合してしまう。


 その結果、北小島と東小島、それに沖ノ鳥島観測所の3つは、転移して合体した先の島の山頂と成ってしまう。


 困り果てた観測所職員と常駐していた国交省や海保の職員らは、日本政府に助けを求めた。



 其処で日本国政府は、沖ノ鳥島に沖ノ鳥島調査救援隊と言う海上保安庁を中心地とした合同派遣隊の派遣を決定する。


 それを待って居る序でにと、軽く周囲を探索すると、どうも群島に囲まれて居るらしい事が分かる。



 それから暫くして、完全に陸地へと化した沖ノ鳥島へと救援隊が来ると、早速ながら詳しい状況を調査をする為に、完璧な島と成り果てた島へと上陸する。


 すると上陸した調査員達は、ビックリする事に成った。


 何と身長が2メートル50センチから3メートル越えの鬼族が暮らして居たのである。


 例え背が低い物でも1メートル90センチ前後に成るのだから、調査員たちから見れば、其処は正におとぎ話に登場する鬼ヶ島に見えていた事だろう。


 この事は直ぐに日本国政府へと情報が報告されるが、丁度その頃の日本は、ローラーナ帝国との紛争や新たな国家との国交交渉と色々と忙しかった。


 そんな訳で鬼ヶ島見たい所に成ってしまった沖ノ鳥島へと派遣されて居た沖ノ鳥島調査救援隊に対して、各省庁と日本政府は「取り敢えず、こっちは色々と立て込んで居るので、そっちの事は暫くは任せる」と丸投げと成り、今に至るのだ。


 更には鬼族に付いての詳しい事が分かる人物が居らず、どうしたら良いのかも判らないのも有るのだが・・・・・・・・・・


 この世界ではハイ・オーガ族が人語を解して文化と文明を有して居るが、どちらかと言うと国を持たない農耕狩猟民族である。


 そして、単なるオーガ族は、原始狩猟種族で、原人やゴリラ、それにチンパンジーなんかに近い種族であるので、人間を始めとするヒト族とされて居る種族とは言葉か全く通じないのだ。



 この事態に対処をしなければならなくなった日本政府・国交省・法務省は、この島と住人達の扱いに困り果てる。


 外務省も外国扱いか国内なのかで、島の扱い応対に苦慮していた。



 簡単に言えば、日本特有のお役所仕事の縦割りの悪さが、こんな所でも露呈してしまうのである。


 其処で日本政府や各省庁は、こんな時のオタク大臣だと言って、この面倒な一件を交援省に丸投げ・・・・・と言う名の最終意見を求めて来たのである。



 全く以って、こんな時だけ頼りにして・・・・・・・・・・




「それで、沖ノ鳥島と融合しちやった、その島には、一体何か有ったの?」


「はい、転移災害で沖ノ鳥島と融合してしまった島々は、現地人からはオオエ島諸島と言う名前らしいのです。」


「へえー、しっかりした名前が在るんだ。」


「・・・って事は、其処にはそれなりの人数が暮らして居る住人が、居るんだね?」


「はい、居ました。しかも鬼族です。写真が有りますので、ご確認を。」


 竜史は写真を見ると、直ぐにどう言った種族なのかを言い当てる。


「へぇー、これはオーガだね。それもグラマスでナイスバルクなお姉さんやムキムキマッチョなお兄さんか・・・・・・・もしかして、この見た目から察するに、ハイ・オーガ族かな。どう?」


「流石ですね。高見大臣。」


「でしょう。と言いたいけれど、褒められて居る様な気がしない。」


「まぁ、それは置いといて、この写真を見る限り、理由は判らないけれど、どうも和風みたいだから、この島の文化形態は、文化的に見ればコヨミ皇国に近いのかな。」


「それに付いてですが、沖ノ鳥島調査救援隊からの調査報告書が在ります。」


「どうもコヨミ皇国から難破船と成ってしまい流れ着いた住人が文化や技術を伝えたらしく、外界との接触した経緯が少ない島らしいとの事です。」


「そんな島がまだこの世界には在るんだね。」


「しかしなんだけど、これは日本に取っては不味い事態だよね?」


「そうなんですよ。」


「この案件が外務省なのか、国交省で進めて良いのかと言う感じに、安元総理を始め、政府と省庁での判断の難しい案件と成ってしまって居ます。」



「この件に付いては、安元総理と内閣は、最終的に高見大臣の意見を聞いてから決めたいと・・・・・・」


「交援省(家)は、日本国と政府省庁の為に最前線で中間処理に当たって居ると言うのに、世間一般と省庁にエリートの皆様や野党の先生方からは、何かとお荷物と雑用係、挙句は税金と人材の無駄と吐き捨てられる様に嫌味を言われて居る事が多いのに、こんな時に丸投げの一件で、頼りにされても少しも嬉しくない。」


「まぁ、言いたい事は分かりますが・・・・・・・」と国交省から派遣されて居る国交課の担当官が苦笑交じり言う。


「ふーん。まぁ、愚痴と冗談はさて置き、それならさ、現地人は国を名乗って居るの?」


「いいえ、国とは何かの概念を知っては居るらしいのですが、自分達は統一された政府組織の在る土地では無いと言って居ます。」


「重ねて聞くけど、国を作る気は有るって言って居るの?」


「それは無いそうです。」


「日本に付いて説明をし、世界が今現在の所、如何なって居るのかも、彼らには説明をしてあります。」


「ですが、特に外から来た珍しい物や人には興味を示して居ますが、他には興味が無い様です。」


「それならば、現地のハイ・オーガ族と話し合って自治政府か地方自治州にして、部族ごとに区割りして、自治地区の部族長を平和的な形で自治区の首長にする事。」


「日本から行政長官や自衛隊基地、警察署、海保庁舎等の治安維持組織を設置しつつ、各省庁の行政機関も設置する。」


「その後は、彼らの文化を破壊しない暮らしを保護しながら、町並みや自然を残せれば良いと思うよ。」



「それに国内に、こんな場所が増えたら観光で行って見たいと思う人達は多い筈だろうしね。」



「分かりました。」


「取り敢えずは、高見大臣に意見を参考にする形で、現地人と話し合いを進めて、日本への編入保護と言う形に纏めたいと思います。」


「他にも、人魚の部族集落や妖精・狼や狐の獣人族など島諸島が点在して居ます。」


「これらの地域は、この世界のどの文明国家圏にも所属して居ないそうです。」


「発見された島々の亜人部族達は、文明のとの接触が殆んど無い種族が多い島が、我が日本国領を中心にして、散らばって点在して居ります。」


「現地人のトラブルを避ける意味も込めて、先の高見大臣の意見も参考の上で、日本国が保護か領土編入の形をして行こうと言う政策方針を国交課と共に、本省や内閣に意見提案を具申し、関係各省庁と共に連携を取って行こう思います。」


「それで良いと思います。何かトラブルが起きれば、僕の方にでも言って来て下さい。」


「他にも何か対策の提案が出きるかも知れませんから。」


 これが日本で最初の亜人部族地域の編入を決めた出来事である。



 後に小笠原諸島では、人魚を初めとする亜人自治区を扱った町おこしを始めて、多くの観光客や公共事業で大きく潤う事に成るのである。


 一方のオオエ鬼族達は、その後も部族文化を保護しながら日本への編入が決まり、日本全国で、日本独自の鬼文化の祭りで、迫力ある鬼相撲大会での興行収入に加えて、悪役から正義の味方に至るまでを演じる事で、多くの現金収入が入ったと言う。


 「悪い子は居ねかぁ」ってね。


 その後も4時間かけて報告会は続き、お昼となる。




アースティア暦 1000年・西暦2030年・6月8日・午前12時15分・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・日本列島・日本国・福岡市東側郊外地域・神部町・異世界国家交流総合支援省・交援省大臣執務室にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 




 昼休みに成り、伊丹と厚生課にして、交援省の便宜上の纏め役である林史也課長が居残って、大臣執務室に在るソファー近くのテーブルの席に座り、弁当を食べながら談笑して居た。


 この2人は交援省の主な仕事に関わる人物で、財務課の鬼と称される上月徹と共に重要な役割を果たしていた。



「我々と日本政府が必死に成って、異世界での本格的な外交を展開し、ダバ派遣隊がコヨミ皇国を出立して僅か9日で、こんな結果に起こるとはな。」


 林課長は、その後も目まぐるしく変って行く展開情勢の速さと変化に驚く。


「新世界での連絡商船路の安全確認と威力偵察程度の派遣てな感じで、ダバード・ロード王国の提案に乗ったのは良いが・・・・・・・」


 貿易路の確保の案の為に、防衛省から出向し、様々な安全保障の関わりの有る案件書類作成等して居る伊丹は、派遣された隊員達が無事に帰って来て欲しいと願わずには居られないと感じて居た。


「逆に裏目に出たと言う感じもしますね。」


 この状況下に関して、率直な見解を言う竜史。


「しかしなぁ、彼の国の女王が国際会議を開く形で、国交樹立をしたいと申し出たのは驚いた。」


「序でに、魔導機兵30機を無償で譲り渡すから、我が国の技術力で改良できないか?とも言って来たしな。」


「これが吉と出るか凶と出るか・・・・・・・・」


 ダバード・ロード王国。そして、アーヤ女王の提案と招きに応じると言う決断。



 これはこの世界で日本がどう言う立場と行動を取るべきか、それは比較的平和な国と国交を結び、貿易体制の再構築を築くか。


 それとも地球転移国家郡共に自営勢力圏内に引き篭もり、鎖国体制を取るかである。


 この世界でも現代文明を維持し続けて行く為に、鎖国体制を取るのは、絶対に無理な日本政府は、今までの体制を維持する為にも、前者と成る政策を取るべく賭けに出た。


 その賭けが今、実を結ぼうとして居るのだ。


 そして、在コヨミ皇国ダバード・ロード王国大使を通じてのやり取りで、仲介をして居る交援省には、大陸から様々な情報が入って来て居る。


 それを精査して外務省や防衛省に受け渡して居るのが交援省の仕事の一つである。


 新世界アースティア、そして、新世界最大の大陸であるユーラシナ大陸の情勢は、とても不安定な大陸だった。


 信頼の置ける武装した護衛と信用できる人物とのコネクション無しで出歩くのは、とても危険だと紅葉からのアドバイスを日本政府は受けていた。


 治安の良い地域で、護身術に長けて居る5名程度で、町を歩くのなら問題無いが、情報収集を目的した旅と成ると、それ成りの装備と下準備に、人とのコネが多数要るのだ。


 ガイダル島の発掘と調査に再開発を行うのにも、紅葉の良く知る船商会の紹介先として、一番の信用が有ると謳ったフローレイティア家のフローレイティア輸送商船商会の商戦艦隊。


 その商会長にして、フローレイティア家の当主であるシェスカーナ・フローレイティアを紹介して貰って居た。


 その仕事振りは、日本政府ではとても好評で、5月に契約を結んで以来、1月が経つ中、丁寧な仕事と商会が使っている航空路の利便性の良いと感心して居た。


 フローレイティア輸送商船商会は、日本国との定期契約と言う形で、現在ガイダル島基地とガイダル島派遣隊に物資を届ける輸送船をチャーターさせて貰って居る。


 今の所はバーター貿易と言う形で、アースティア世界共通硬貨であるエイリス硬貨と日本製品との物々交換で取引を始めて居る。


 この取引で交換される品物には、販売先の環境や健康に実害に成りそうなゴミが出ない物を中心に売られて居る。


 シェスカは日本政府と取り引きで、新たな新規取引先を開拓が出来ており、今は大変機嫌が良かった。


 無理やりに日本政府との取り引きをさせられた際には、紅葉に向けて数年振りに書いた手紙の中で「忙しいのに余計な仕事を家の陛下経由で押し付けるな」と散々文句を言って居た事を書き記して手紙を送り付けたが、同時に美味しい仕事が舞い込んで来たとも手紙を書いて送ったと言う。


 日本政府は、協力してくれたシェスカとフローレイティア家及びフローレイティア輸送商船商会に対して、商取引とは別にお礼として、何かして欲しい事は無いかと申し出た。


 するとシェスカは、フローレイティア輸送商船商会に所属している魔導戦艦と魔導輸送商船の改修修理を頼みたいと申し出る。


 すると高額の補助金を出すので、日本国内の三葉造船重工業を始めとする数社を紹介され、来日の際は最寄の港で申請書を出して下さいと言われて居た。


 まぁ、日本政府も日本企業も強かな者で、魔導戦艦と魔導輸送商船に使われて居る未知の技術。


 更にはフローレイティア家の船は元宇宙船と言う事実を最初の取引時の仕事をして貰った時に聞いて居るので、それらに興味が有る様だった。


 それも金を払ってでも見たいと言う好奇心も有ったりするのだった。


「アーヤ・シュチュ―ド女王の提案。そして、国際会議。」


「その開催場所に日本が指定されて居るのは、彼女が西方諸国とシベリナ連合、それに南方諸国の首脳等を招いての転移国家群との一斉国交樹立が、主な目的なのだろう。」


「日本なら安心して、内緒話が出きると踏んでの事なのでしょうね。」



 そう、日本なら帝国の手が届かず、身の危険を気にせず、安全に密談が出きるのだ。


 全く以って、巻き込まれた日本に取っては、本当に迷惑な話だが、同時に日本に取っても、都合が良いので断れないのも、また事実なのである。


 アーヤの強かな外交に、日本政府関係者の間では、侮れない女王として、一目を置かれて居る。


「強かだよな、彼の国女王は・・・・・・」


「我が国も、それ位の事をやれたら良いのですけどね。」


「そんな事が出きるかっ!」


「事が危機に陥らないと、我が国と言う奴は万年、「では、この件は次回の会合で」と言って何度も駄々を捏ねるんだ。」


「特に政界派閥と後援会団体の関係派閥連中はっ!」


 林は内輪の話だけに、気苦労の途絶えない本省での議員とのやり取りを思い出したようだった。


「まぁ、それは何時もの事ですけどね。」


 冷めた感じで竜史言う。


 そう、日本国では日常茶飯事に良く有る何時もの事だ。


 ピンチ、非常時、どうしようもない時に成らないと賛成が出て来ないのが、我が国の悪癖である。


「それが出きるのなら、苦労は無いと、多くの人々は思って居るんでしょうね。」


「まぁ、僕は何だかんだで、こんな仕事に就いてしまったんだ。」


「今の内に、少しでもマシな普通の国に成って貰いますよ。」


「折角、地球から出たんだ。」


「国内を除いて何処からも大げさに文句を言う国なんて居ないですしね。」


(でないと大臣を止めた後の時の仕事が無いからな。日本と言うのは、島国で生活する為に、苦労して貿易立国をやって居る国だから・・・・・・)


 密かに退職後の事を心の中で呟く竜史。


 此処での頑張りが、彼のその後の人生にも、大きく関わるからである。


「軍国主義と罵られない程度に、普通の国家へと再建しないと、今の日本は只の平和主義ボケで亡国に成りかねない。」


「高見君、私達は君の事を全力でサポートする。だから頑張りなさい。」


「ええ。」


 林は優しい顔立ちで、先行き不安なこの素人同然の若者を支えると言う。


 そして、竜史は自分に課せられた出来る限りの仕事をクビに成るまで、全うすると決めて居る。


 彼は仕事に関しては、それなりに真面目な青年なのだ。


 そんな彼の真面目さを世間は見てくれて居ない。


 当然だろう、学歴も実績も何も無い青年だ。


 事件に巻き来れる形で、竜史は歴史の中心人物へと祭り上げられる。


 それを認めたのは、ただ一人しか居ない。


 それに目を付け、特殊な力で彼の未来の先を見抜き、巻き込んだ皇女を除いて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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