101話 激闘!レジェンダリア諸島 カントルナ砦近郊上陸撤退戦 (闇夜に燃えるカントルナ砦 3)
アースティア暦 1000年・西暦2030年・6月7日・午前2時10分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸中央地域・シベリナ中央地方・パイプ・ライン大河・パイプ・ライン大河中央流域地方・ブラキュリオス湖・アルガス公国・レジェンダリア州・レジェンダリア諸島東部地域・カントルナ島から西へ6キロ付近・ゲースター島・ゲースター島北部湖畔浅瀬にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
丁度のその頃、カントルナ島から西側6キロ離れた隣のゲースター島付近に到着して居たダバ派遣艦隊の主力艦隊とアルガス公国軍の100隻もの帆船輸送艦が一斉上陸作戦を敢行して居た。
第1艦隊
旗艦 ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうが
兵装 Mk41VLS(発展型シー・スパロー短SAM、アスロックSUM用) 1基(16セル) 20ミリCIWS 2基 3連装短魚雷発射管 2基
艦載機 CH-47JA 輸送ヘリコプター 4機 220名
UH-1H 多用途ヘリコプター 4機 56名
OH-1 観測ヘリコプター 2機 4名
あたご型護衛艦 あしがら
兵装 Mk41VLS(スタンダードSAM、アスロックSUM) 2基
(96セル)、90式SSM4連装発射筒2基、127ミリ単装砲1基
20ミリCIWS2基、3連装短魚雷発射管2基 乗員310名
しらね型護衛艦 くらま
兵装 127ミリ単装砲2基 20ミリCIWS2基 シー・スパロー短SAM8連装発射機1基 アスロックSUM8連装発射機1基 3連装短魚雷発射管2基
SH-60J哨戒ヘリコプター1機、SH-60K哨戒ヘリコプター2機 乗員360名
あかつき型護衛艦
護衛艦 しらつゆ
全長151.1m 幅17.4メートル 排水量4650トン
127ミリ砲塔 1基 20ミリCIWS2基 90式SSM4連装発射筒 2基 Mk41VSL(シー・スパロー短SAM アスロックSUM) 1基(32セル) 3連装短距離魚雷発射管 2基
航空機 SH-60J/K哨戒ヘリコプター1機 乗員176名
あぶくま型護衛艦
護衛艦 ちくま
護衛艦 とね
兵装 76ミリ単総砲1基 20ミリCIWS1基 ハープーンSSM4連装発射筒2基 アスロックSUM8連装発射機1 3連装短魚雷発射管2基 乗員120名
はやぶさ型ミサイル艇 はやぶさ
わかたか
おおたか
くまたか
うみたか
しらたか
とんび (本作オリジナルのミサイル艇)
兵装 90式SSM連装発射筒2基 76ミリ単総砲1基
12.7ミリ単装機銃2基 乗員21名
第1揚陸艦隊
旗艦 輸送艦 あつみ
輸送艦 もとぶ
輸送艦 ねむろ
87式自走機関砲 4両 82式指揮通信車 1両 100名
16式機動戦闘車 4両 11式式装軌車回収車 1両100名
87式偵察警戒車 4両 11式式装軌車回収車 1両 100名
第2揚陸艦隊
旗艦 揚陸護衛艦 つがる
輸送艦 みうら
輸送艦 おじか
輸送艦 さつま
つがる 10式戦車 12両 31/2tトラック11両
軽装甲機動車12両 200名
みうら AAV7水陸両用車10両 200名
96式装輪装甲車5両 89式装甲戦闘車5両 100名
普通科部隊・200名 物資積載
第2艦隊
総旗艦 いずも型ヘリコプター搭載護衛艦 かが
兵装 シーRAM近接防御SAM11連装発射機2基 20ミリCIWS 2基
艦載機 AH-64D戦闘ヘリコプター (アパッチ・ロングボウ) 7機
AH-1S戦闘ヘリコプター(コブラ) 7機 28名
こんごう型護衛艦 きりしま
兵装 Mk41VLS(スタンダードSAM アスロックSUM)2基(96セル)
ハープーン SSM4連装発射筒2基 127ミリ単装砲1基
20ミリCIWS2基 3連装短魚雷発射管2基 乗員300名
あかつき型護衛艦
護衛艦 しぐれ
全長151.1m 幅17.4メートル 排水量4650トン
127ミリ砲塔 1基 20ミリCIWS2基 90式SSM4連装発射筒 2基 Mk41VSL(シー・スパロー短SAM、アスロックSUM) 1基(32セル) 3連装短距離魚雷発射管 2基
航空機 SH-60J/K哨戒ヘリコプター1機 乗員176名。
第3揚陸艦隊
旗艦 揚陸護衛艦 おしか
揚陸護衛艦 おが
揚陸護衛艦 おもえ
揚陸護衛艦 まつまえ
偵察用オートバイ 10台 陸自隊員200名 人型兵器 機兵運搬の為、無積載
陸自隊員200名 人型兵器 機兵運搬の為、無積載
甲板にて高機動車10両駐車。120mm迫撃砲を10門のみ積載し、船内は予備運搬船として運用の為に無積載
甲板にて87式自走機関砲4両と87式偵察警戒車4両と1/2トラック2両を駐車し、船内は予備運搬船として運用の為に無積載
ひうち型多用途支援艦
ひうち
すおう
あまくさ
補給艦ましゅう型 ましゅう おうみ
海洋観測艦しょうなん型 にちなん
アルガス公国軍を非戦闘艦などの海自艦である補給艦や輸送艦、それに支援艦であるひうち型多用途支援艦等にロープで曳航させて艦隊行動に支障が無い様にされて居る。
第2揚陸艦隊に所属されて居る輸送艦のみうら・おじか・さつまの旧型輸送艦は、艦隊から先行し、先陣と成って上陸の為に突き進んでいた。
特にみうらからは、箱型の船体艦首部分の扉を開いてAAV7水陸両用車10両を発進させて行く。
その中に乗り込んで居るのは水陸旅団に所属する陸上自衛隊屈指のレンジャー部隊の猛者達である。
彼らは、上陸地点の確保とその周囲の安全の確認をし、上陸地点を確保したとの合図を本体へと送る事を第一任務としていた。
輸送艦みうらの艦橋では、コヨミ皇国の愛宕千棘が、日本国とコヨミ皇国との間で取り交わされる形で、特別な計らいを以ってして異例では有るが、他国の輸送艦の艦長席に座っている。
同じく輸送艦あつみには、高雄瑞樹も艦長席を用意されて居た。
二人ともコヨミ皇国との取り決めで、戦に成った場合は、後学を目的として、途上国の軍事研修と人材育成と言う名目で、お飾りの一艦隊の司令官として扱われる事と成っていた。
「愛宕閣下。先行上陸部隊から通信で、敵の姿無し、揚陸を開始されたしとの事です。」
補佐をして居るのは、輸送艦みうらの艦長である。
「了解です。」
「後方の本隊に連絡。」
「それと艦内と各揚陸艦隊と各輸送艦隊に通信を・・・・・・」
千棘は、瑞樹に連絡すると作戦開始命令を発する様に要請した。
二人は交互に揚陸艦隊に所属する海自隊員に命令を伝えた。
「これよりカントルナ島への一斉上陸撤退作戦を決行する。」
「皆の日頃の鍛錬の成果を存分に振るって職責を全うする事を期待しますね。」
命令発令の言葉の最後を締めた千棘の母性に満ちた声色を聞いた海自隊員らは奮起していた。
何せあのボディスタイルと素敵なスマイルで述べられたのならば、男ならやる気が出てしまう事が間違いないからだ。
「はっ、後方の本隊へ連絡。」
「これより上陸作戦開始するっ!」
瑞樹の補佐をしている輸送艦あつみ艦長も、本隊へ連絡しつつ、揚陸艦隊を一斉に岸辺へと突入させるのであった。
(笑顔の悪魔か・・・なるほどな。)
みうらの艦長は、ふと万代港で聞いた千棘の評判を思い起こしていた。
千棘の激励は、本人の意図しない所で、魅了されてしまった男達は奮起するらしいとの事だ。
まぁ、分からんでもないと思いつつ、彼女の天然な性格から来る魔性の色気が有る意味、恐ろしく思えて来たのだった。
全輸送艦隊は、合流すると横並びに艦隊陣形を整えて、一斉揚陸を決行する。
上陸の総指揮を執るのは、高雄瑞樹水軍大将である。愛宕千棘水軍中将は補佐として、細かなサポートしていた。
二人とも初めての現代の水上戦に緊張な顔付きで職務に当たって居た。
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