67話 雷帝のリナと頭の可笑しなハンナ 2
アースティア暦 1000年・西暦2030年・6月5日・午前2時10分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸中央地域・シベリナ中央地方・パイプ・ライン大河中央流域地方・ブラキュリオス湖畔南部地域・グリクス地方・ローラーナ帝国・ローラーナ帝国領・グリクス地方州にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このリナとハンナの二人は、シベリナ連合各国からの依頼で、帝国軍の定期的な襲撃任務の依頼を受けていた。
ハンナは母国から依頼で、リナはアセリナとドラグリアの2カ国が、冒険者ギルド経由で依頼された。
奪った物資は、取り放題と言う条件付でだ。
帝国軍から奪い取った物資の運搬は、アセリナ王国軍の空挺戦艦が、国境近くで可視光迷彩魔法イリュージョンを船体に掛けながら、リナ達二人が帝国軍への襲撃に成功し、戦闘が終わるまで待機をして居た。
そんな訳でリナとハンナの親友二人は、此処数年の間、コンビを組んで各地を放浪して暴れ回って居た。
そんな放浪生活を送って居たリナは、何故だか自分の後を付いて回って居る親友ハンナに付きまとわれるのは鬱陶しいが、行って聞く様な輩では無いと諦めて居る。
リナは放浪生活をやり始めた頃からこう思って居た。
「ハンナを抑えられるのは、紅葉とシェスカだけなのにっ!!」と、常に愚痴って居たのである。
そんなリナとハンナの二人は、奇襲攻撃を仕掛けたローラーナ帝国軍補給物資輸送隊に目掛けて一気に近付き、止めを刺そうと構えるが、生き残って居る帝国兵の残兵らも、襲撃者から荷物を守る任務を全うし、更には殺さまいと抵抗を試みる。
「何者だ貴様はっ、我らが帝国軍と知っての狼藉かっ!!」
しかしながら、何処の世界にも雑魚のキャラな奴と言うのは、お決まりの台詞を吐く物なのだった。
「うっさいわね。恨み辛みなら山ほど有るってーのっ!!!」
「あたしは、リナ・ミーサガ・リンバースっ!!ローラーナ帝国がっ!!この世で、我が物顔をする限り、必ず貴様らの前に現れるっ!!」
「りっ、リナ・ミーサガ・リンバースぅぅぅぅぅっ、だっだとおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
その場に居たローラーナ帝国兵士や将校らは、一瞬にして、青ざめた顔つきに成る。
「てっ、帝国に取っての死神。地獄の裁判長や冥界の王に離縁されるほどに嫌われ、死すら裸足で逃げ出し、魔族大陸の魔王や異界の破壊神すら敵わないと言う・・・・・・」
「雷光の魔術師に喧嘩を吹っ掛けたら、己の無能を悔やめ。」
「アセリアの聖光の天使に罰を下されたのなら自信の愚考を後悔しろっ!!」
「ドラグナー皇国のアイアン・ブラッド・プリンセスと戦場で出会ったら、戦神を呪えっ!!」
「白龍大帝に睨まれたのなら、其処から決して逃げられるとは思うなっ!!」
「これ等に鍛えらし雷帝に出会ったならば、人生の終わりと諦めろっ!!とか言う・・・・・・・・・・・」
「美人なのに、その性格は更に最悪、胸もデカイが態度も更にデカイっ!!」
「ローラーナ帝国と世界の最悪と災厄な敵にして、ローラーナ帝国いびりの帝国キラーっ!!ドラサダこと、リナ・ミーサガ・リンバースだと?!」
「もうっ!!もうっ!!俺達は、終わりだあああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーっっっっ!!」
「うああああぁぁぁぁーーーーーーーーっっっ!!こっ、ころっ、殺されるうぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーっ!!」
「おおおっ、神よっ!!何故貴方さまは、我にこの無慈悲な仕打ちは・・・・・・」
「母さん、愛する妻レミよ・・・俺は生きて帰えれそうにない。如何かっ!如何かっ!!如何かっ!!!!先立つ不幸を許してくれ・・・・・・・・」
「おっ、おおおっ、俺達がっ!!お前に一人にっ!!一体何をしたって言うんだああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
帝国軍の兵士や将校らは、正に死神か化物を見たかの様な真っ青な顔付きになり、ある者は腰を抜かし動けなくなる者。
ある者は、神に祈り。
去る者は、家族行く先々の幸福等を祈る。
またある者は、慈悲を請う者など様々な行動が見られた。
「臆するなっ!!相手はたった二人に過ぎないっ!!大勢で囲めばっ!!我らが有利だっ!!」
輸送部隊を指揮する部隊長は、冷静な対応し、兵士らを落ち着かせようと勤めたが、副官がそれを諌めた。
「お待ちくださいっ!!相手はあの雷帝ですっ!!」
「此処は如何なる手段を用いても逃げるべきですっ!!!」
「あの死神リナ相手ならば、上層部への言い訳が立ちますっ!!!」
「以前に襲撃を受けた幾つか部隊長や艦隊司令長官らも、尋常じゃない魔法攻撃力に圧倒されたと言う事で、軽い処分・・・又は不問と言う形で済んで居ます。」
「意地になって、この女と戦い、大勢を死なせたと在らば、無駄死にも良いとロコと言うものでありますっ!!」
「隊長殿は、如何か賢明なるご判断をっ!!」
「う~む、しかし・・・・・むざむざと荷を奪われるのもなぁ~」
「此処は、少しでも多くの兵士らを落ち延びさせるのが肝要かと・・・・・・・・・」
副官の諫言を受けた部隊長は、苦虫を噛み潰した様な顔し、撤退の決断をした。
「ええいっ、仕方なし、撤退じゃっ!!撤退いいいいぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
「逃がすかっ!!サンダーボーオールううううぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
リナは逃げようとする帝国軍に対して十八番(おはこ)の雷撃魔法を始めとする攻撃魔法を放つ。
周囲に爆発が起こり、辺りが混乱する中で、リナは容赦なく、ローラーナ帝国兵士らを黒焦げにして行った。
「くそっ!!やってやるっ!!!やってやるぞっ!!!!」
とある帝国兵士は、リナに恐怖する余り、丸でロボットアニメの雑魚パイロットが、主役に殺られる前の雑魚キャラの様な台詞を口走って居た。
「くくく、我が冥府へと送ってやろうぞっ!!!」
不適な笑みを浮かべつつ、ハンナはエクスプロン・ランサーで次々と串刺しにされて行く。
「うあああっ!!アセリナの頭の可笑しな小娘?いいいっ、いっ、何時の間にいいいいぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーっ!!」
「くっ、くそっ!!如何して此処に頭の可笑しな小娘めがっ!!」
「おい、こっちに来てくれっ!!!頭のイカレた小娘を囲むぞっ!!!」
ハンナは、囲まれそうに成ると素早く立ち回り帝国兵を槍で突き、切り殺して行く。
「くそっ!!手がつけられないっ!!!頭の壊れた小娘なんかに、ぐがぁっ!!」
「おい、そろそろ退くぞっ!!その頭のネジが抜けた小娘なんかに構うなっ!!!」
何かもう言いたい放題である。
それに対してハンナの額には、怒りのマークが浮き出て居る様だった。
「ねぇねぇ、リナっ!エクスプロトンバスターを撃って良い?良いよねっ!」
「もう、こいつ等に撃って良いよね?」
「そうね、そろそろ良い感じに纏まって来た所だし、何より言いたい放題に言ってくれたお礼はしないとね。」
ある意味、全世界の世間の皆々様とローラーナ帝国軍の皆さんの言ってる事は、ある意味では正しいような・・・・・・・・・・
それは兎も角として、リナは魔法で奇襲し、混乱のを作って乱戦に持ち込む。
そして、二人には勝てないと思わせ撤退させ、更に二人は止めの一撃を放つべく構えた。
「我は風と天と請い願わんっ!!!我と汝ら世界の理を操りて、我の前に立ち塞がる全ての愚かなる者共に等しく雷帝の裁きを与えん事をおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!サンダースレイィィィブうううううぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!」
槍先を敵に向けブツブツと呪文を唱える。
「我が聖なる力の源泉たるマナよっ!!!今こそ我が前に立ち塞がりし怨敵を滅さんが為にっ!その力を覚醒させ、その力を世界に示さんっ!!!!」
「これこそっ!我がアセリアの天使たる者が森羅万象を操り、この世全ての歪みと悪を正し討ち果たすものなりっ!!」
「我の望む白き荒野なりっ!白き白夜なりてっ!踊れ、踊れ、踊れ、踊れとはっ!!力の本流なりっ!!」
「これこそが並ぶ事無きっ!世界最大の攻撃魔導砲っ!!!!」
「これまでの行いを懺悔しっ!灰燼に滅せよっ!」
「エクスプロトンバスタああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
二人の放つ雷光と閃光が一つとなり、帝国軍が逃げた方角へと伸びて行った。
そして、閃光は幾つもの爆発を生みつつ着弾点に巨大な爆発を起した。
その跡には、隕石の落下後の様な巨大なクレーターを作り出した。
しつこい様だが、この世界の呪文や魔術名に基本的な意味なんて無い。
教本に書かれて居るのを手本として、術者本人がイメージとして、しっくりと来るものを口にするだけである。
「ふうううぅぅぅっ・・・・・・・」
「ふはあああぁぁぁ・・・気持ち良かった。最高なのであるなぁ・・・・・・・・・・・・」
エクスプロトンバスターをぶっ放したハンナは、その場でパタリと倒れた。
お気付きの方も居ると思うが、敢えて言わせてもらう。
エクスプロトンバスターは、魔力制御すれば連発できるが、アセリアの病気持ち(中二病たち)は、大抵は全力で撃ちたがるのが殆んどである。
だから頭の可笑しな奴らと全世界で言われて居る。
「この魔導砲は、正直に言って燃費が悪いから使い辛い。」とね。
そんなアセリアの聖騎士は、ある意味最強と言えるだろう。
だが、その実体は槍が上手いだけで、後は高出力の魔導砲を撃つだけの空飛ぶ大砲。
ハッキリ言って戦力としては『微妙』である。
「あ、あのリナよ。我を運んでは来れまいか?空腹と魔力切れで立てないのだが・・・・・・・・」
「相変わらず、あんた達アセリナの翼人族は使えるんだか、使えないんだか『微妙』な連中よね。」
「くくく、それは我らに取って最大の誉め言葉だ。」
「誉めてねえっーのっ!!」
「あっ!?そうだっ!どうせなら、このままアンタの故郷の連中が迎えが来るまで放置して上げようか?」
「時期に仲間が来れば、アンタはそのまま国に帰えるだけだしね。アンナ小母さん達も、その方が安心してくれるでしょうしね。」
「えっ?ごめんなさいっ!チョットだけ、調子に乗ってました。だからリナっ!置いてかないでようおおおおぉぉぉぉーーーーっ!」
からかわれて焦るハンナ。そんなやり取りをしている内に、空にはアセリア軍の空挺艦隊7隻が、透明化魔法イリュージョンを解いて、二人の前に現れた。
アセリナ王国は、元々翼人族が主体と成って建国した国家である。
この国の変わって居る事と言えば性格的、人格的なあの病を患って居る事で有るが、王族が居ないのに王国と名乗って居る事である。
それは何でかって言うと、それはまだ、彼らがアセリナ部族国と名乗ってた頃の話である。
周辺国が王国ばかり名乗り、自分達が格下に見られて居ると感じていた(勘違いして居た時代)
実際には格下には見られてき居なかったが、チョット変わって居るだけで、決してアセリナ族達の事を舐めては居なかった。
そんな中で、ユーラシナ大陸・シベリナ地方の諸国の国々が、武力侵攻で世界統一平定を掲げて侵略戦争を仕掛けて来るローラーナ帝国に対抗するべく、シベリナ地方王国連合同盟を結成。
その盟主国は誰が主導権国に成るのかを決める会議に措いて、揉めに揉めた挙句、やってみたい国家の元首方は?と手を挙げてみるが、流石にやらないと言えないので、お互いにどうぞっ!!どうぞっ!!と言って居たら、残って居たのはアセリナ族の国家であるアセリナ王国の軍のトップと国家代表も兼ねた役職たる聖天使騎士団の総騎士団長が成る事に成った・・・なっちゃったのである。
しかしながら、やると言えば同盟友好諸国の目も有るし、変な結果を招いて責任を取るもと言う様々な思惑が絡み、誰もやりたがらないシベリナ連合の盟主をやるとも言ってしまった事が、盟主国(議長国)成ってしまった、事の顛末なのであった。
其処で、誰もやりたがらないシベリナ連合の盟主をやるとも言ったが、それでも国名が部族国では、舐められて居ると勝手に思い込んで居た。
其処で王が居ないのに、国名をアセリナ王国にしたのである。
大事な国名の命名をノリと勢いで決めるとは、何と言ったら良いのだろうか?
それなので部族国時代の名残りで、軍のトップと国家代表も兼ねた役職たる聖天使騎士団の総騎士団長と言う名が、国家元首の名前として用いられて居る。
通称は総長と呼ばれれて居り、公式な場では総長閣下と呼ばれて居るのだ。
そんな頭の可笑しなアセリナ聖天使騎士団の者達は、指揮官と思わしきアセリナ聖天使騎士を先頭にして、空からエクスプロン・ランサーを手に持った、数名の護衛のアセリナ聖天使騎士と供に、頭の可笑しなアセリナ天使とも揶揄される者達が、地上へと舞い降りる。
「相変わらずデースーネ、お二人供。」
「まーた、アンタなのね、デコモリン。」
デコモリンとはスミレイン・デコモリンと言い、現アセリナの国境であるパイプ・ライン川沿いを哨戒している空挺艦隊の指揮をして居るアセリナ翼人で、階級は少佐。
片言の変な口調で喋って居て、同国では、まだ言動と性格がマシな「?」方の人物である。
「デコよ、久し振りたな。」
「ハンナもお変わり無いようデスネ。」
こいつ等のマイペース振りに付いていけないとリナは頭を抱えていた。
「挨拶の方は、此処までにして、新たな依頼の話デース。」
「今度は何よ。船を襲え、盗賊、川賊、強盗退治?帝国要塞か砦を潰せ?それとも帝国領の町一つ潰せ?」
「くくく、我ら二人ならば、問題無くこなすぞっ!」
「ザンネンデースが、それは我らアセリナの者が、1人と他国の者が行動して居る時点で、破綻してマースヨ、ハンナ。」
「それりゃね、あんた等が戦地に居ると火力と人手は助かるけど、その倍は人手が要るのよね。」
それは何故かと言うと、戦場着くと直に槍である程度暴れて、魔動砲をぶっ放すのがアセリナの戦いである。
故に魔力切れで動けなくなるので、戦場では他国軍に余計な人員を要求しまうので厄介者としても、扱われて居たからである。
「ともかくデース。今度の依頼は、コヨミ皇国へと行って貰いマース。」
「コヨミ皇国?」
「コヨミ皇国? リナよ、久し振りに同志に紅葉に会えるぞっ!!」
「今さらコヨミ皇国に、何が有るのよ?もしかして、紅葉の差し金?」
「違いマース、今のコヨミ皇国では、大変な事に成ってマース。」
「外交筋では情報が錯綜して居る為か、アセリナ軍部にまで正確な情報がキテイマセーンので、詳しい情報は、分かりませんが、未知の国家が現れたと言う話しデース。」
「ふ~ん、それじゃ、このアタシには関係無いわね。」
「待ってクダサーイっ!この依頼は受けた方が貴女の為のデースっ!」
「アタシの為?」
「そうデース、ひょっとしたら帝国を倒す事が、出きるかも知れませんヨ。」
「くくく、デコ、そんな都合の良い話が有れば、リナと我が祖国が苦労する訳が無なかろう。」
「で、あたしはコヨミ皇国で、一体何をすれば良いの?」
「リっ、リナっ!?一体、如何したのだっ?何時もなら妄言と切って捨てるのにっ?!」
ハンナが、リナの反応に驚いた様だった。
「そうね、何時もならね。でも・・・・タイミングが良すぎるのよ。」
そう、東方での帝国軍の動きが活発に成って来て居る。
それに此処最近の周辺国からの帝国軍への襲撃依頼が増えすぎても居るから、リナは、何か有ると考えていた。
「それにさぁ、ハンナが食べる食費がバカに成らないのよね。」
「今回、稼いだ分は換金するのに時間が掛かるし、その依頼ってギルドを通して有るのよね。」
「そうデース。5カ国の上層部からの依頼デース。」
「特にコヨミ皇国がリナ、貴女の事を呼んで来てイマース。」
「それに今回の報酬金を受ければ、旅費と宿泊費を含めてた経費は直にでも現金でお支払いされマスヨ。」
「なら、乗ってやろうじゃない。」
「それでは、途中までお送りしマース。」
「ハンナ、そうと決まったら、さっさと物資を船に積み込むのを手伝うわよ。」
「ふえええぇぇぇぇーーーーーーっ!!めんどくさいのである・・・・・・」
ハンナは嫌そうな顔で、渋々お手伝いを始めて行く。
デコモリンは、リナと部下達と協力して帝国から奪った物資を積み込み一路、対岸の港町へと向うのであった。
西暦22××年・×月○日・午後18時45分・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・日本列島・群馬県・霧野市・堤野町・渡瀬川沿い・高見山・高見家・高見家屋敷・本館棟屋敷にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生放送中のテレビ画面は、ヨハンナ・リリロッカ・ヨシカーナこと、ハンナの直系子孫に当たり、声優・歌手として活躍する人物として知られて居る人物。
大ヒットアニメである中二病天使でも恋がしたいっ!!!主人公の日系翼人族系の女子高生である高梁麻理香で大ブレイクし、続く代表作であるアイドルマスターズ・オブ・シンデレラオールスターズでは、中二病アイドルの金崎蘭。
他にもご注文は子猫ですか?のシャロア。乙女ゲームの悪役令嬢に転生しちゃった・・・・・・のカタリーナ・スエクラでも知られて居る人気声優の六花・リリロッカ・TМ・ヨシカーナが、高見山の西側に位置して居り、高見家共同浴場・共用駐車場と成って居る広場を使用して行われたミニライブを披露が終った所で有る。
見事に歌い切った六花は、決めポーズで演奏を締めくくると、ミニライブに来場をして居た観客と生放送を見学にやって来た観客たちからはち切れんばかりの拍手を受けていた。
「六花さんっ!!有り難う御座いました。」
「わたしこそっ!!来てくれたお客様。そして、ご視聴者の皆様方も、どうも有り難うっ!!」
再び特集実録アースティア大戦とは?が生放送収録されて居る高見山中央の中腹に在る高見家本邸・本館棟屋敷と呼ばれる建物内の食堂広間へと再び戻るテレビカメラ。
六花の有り難うの言葉に、見学に来て居る観客席からは、更にはち切れんばかりの拍手が鳴り響いた。
「はいっ!!六花はステージ衣装からの着替えの為に、此方のスタジオに来るのを少しだけ、お時間を頂きます。」
「いやー、紅白歌合戦で歌って居たのは、見たことが在るんですが、生で聞くと迫力と歌声の素晴らしさが良く分かりますね~」とコメントを締めくくる明日田高次。
「それでは、そんな素晴らしい歌唱力の在る歌声を披露して下さった六花さんに、このスタジオに来て頂く前に、もう一人のご子孫の方にご登場を頂きたいと思います。」
「リナ・ミーサガ・リンバースと高見竜史の曾孫に当たる人物で、群馬大学霧野市キャンパス・魔導技巧習得研究学部の主任教授を勤め、高見・ミーサガ・リンバース家を継承して居らます。」
「リリカ・ミーサガ・TМ・リンバースさんにご登場を頂きます。」
この番組の司会者でもある井上朝美に紹介を受けたリリカは、何時もの仕事服でもある白衣姿で、高見家屋敷・本館棟屋敷に在る玄関前からスタジオ入りする姿が映され、その姿がハッキリと入り口に現れると、生放送を見学にやって来た観客たちからは、はち切れんばかりの拍手を受けて入って来た。
その見姿は、代々血筋としてハッキリとして居るボンキュッボンなボデイスタイルを有し、特にバストサイズ95センチを誇る爆乳は、リナの代からの伝統であるかのように受け継がれて居る。
その美貌に酔いしれた男性達は、次から次へと告白をし、玉砕するのが関の山とまで言われて居るらしいほどの魅力的な身体付きを持って居た。
「こんばんは、リリカさん。」
「はい。こんばんは。」
「早速ですが、曾お祖母さまであるリナさんに付いてお伺いを致します。」
「そうですね。悪評判が多い事で知られて居るのは、内外には良く知られて居ましたが、色恋沙汰には奥手な人だったと聞いて居ます。」
「竜史おじさんとは、結構、後に成ってから好きに成ったらしいんですよ。」
「その事で、シェスカお婆さんと紅葉お婆さんとの取り合いに成ったと聞きました。」
「そうなんですか?これまでの資料での見聞きや噂話に聞くリナさんは、明るくハキハキとした感じで、とても気の強いお方だと思いますが・・・・・」
「実は違うらしいんですよ。」とリリカが行った所で高見竜一郎に話を止められた。
「チョッとストーーーップっ!!リリカちゃん。其処から先はね。」
「ああっ!?ごめんなさい。竜さん。ツイツイ、この件のお話は、身内の間では笑い話なので、思い出話として良く話すんですよね。」
「此処で高見家のコソコソ話。」と高見竜一郎は、丸で鬼退治を専門とする背中に、大事な妹さんを背負った剣士の様な感じで、高見家内でしか知らない話をチョッとだけ披露する。
「リナお婆さんは、実は竜史お爺さんからプロポーズの告白をされて居ないんですよ。」
「「「えええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」」」と、驚きの声を上げる
「あっ!それは言って良いんだ。」と言うリリカ。
「在る出来事を切っ掛けにして、赤面をしながらリナお婆さんの方から結婚を申し込んだと言うのが馴れ初めなんですね。」
「これは身内の間でしか知られて居ないコソコソ話なのですよ。」
「いやー、この手のアースティア大戦に関する映画やテレビドラマでは、リナさんと竜史さんとの関係は、良く竜史さんが告白をするシーンが描かれて居ます。」
「特に尺の都合で、一斉に告白すると言う乱暴なシーンも在るので、そんな真実が在ったとは、大変な驚きですねっ!」と締め括る歴史研究家で京都大学教授を務める磯野道隆は、大学のアースティア大戦史に関する資料でも見た事も聞いた事も無い真実を聞かされ、大いに驚く事に成った。
JHK特別放送・特集実録アースティア大戦とは?の番組は、益々視聴率を上げつつ、次なるエピソードが流されて行き、番組は続いて行くのであった。
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