プライドについて


『プライド』という言葉があるよね。

和訳すると『誇り』とでもなるのかな。


ヒトは誰でも自負する部分を持っていて、それをプライドと呼ぶのだろうけど。

でも最近、このプライドというものをはき違えているヒトが多いような気がするんだよね。


例えば仕事で。

ついこの間学校を卒業して、社会に出てきたばかりのワカモノですら、プライドについてのたまう。


いや、いいのよ。自分を主張するのは。


でもね。


他人が認めてくれないプライドとは、あくまでも独りよがりに過ぎないのではないかと。

自分では「○○ができます!誰にも負けません!!」なんて言っても、他から見て未完成ならばただムナシイだけ。

だって「実績」がないんだもの。

特に、その世界では一日の長がある先輩に向かって、そういうコトを自信満々に語るヤツほど、その点を突っ込まれると、理詰めで反抗してくるしさ。


要はプライドって、「自分で決めるモノ」ではなくて、「他人が決めてくれるモノ」なんじゃないかって思うんだよね。

仕事でも遊びでも、他人から「お前、スゴイ」って言われたことのひとつひとつが自分の自信になって、それが『プライド』になるんじゃないの?


まぁ、これはワタシの持論だから、決して正しいとは言い切れないし、他人に押し付けようとも思わないけどさ。


・・・そう言えば、かつてのワタシも、相当ナマイキなワカゾーだったような気がする。社長のことを「アンタ」呼ばわりしてたもんなぁ。


ほんと、スミマセン。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Daily eyes 北見 恵一 @lay_dopa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ