【夏を彩るは】
細虹、透かし虹、エンジェルスワフト、精霊雲の雲映ゆる、暮れ炉の夕蜜に溶けて彩めき緋から宵の門へと、翠月は山の沢に、雨上がりに水の研ぐ光、雲の透く頃の上光、風虫謳う蒼き山繁り、真統し空の陽針刺す唐夏
つまりは目映く賑やかなるが夏を彩る。
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