目泉（みづみ）

涙腺のこと。

目の泉は感情を源にして、溢れだす。

時にとめどなく、時にこんこんと、時にそれと知らずに、湧き出ずる。

・涙袋

　ぷっくらと膨らんだ涙袋は外から見える目泉であり、その水脈であり、水源です。

・感情

　涙は嬉しい時にも、悲しい時にも出てきて、感情の発露であります。目泉の水も感情が溢れれば増え、感情が枯れれば絶えるのです。

・思い出

　思い出や思い出が形作る人間性も、目泉の源の在り方を変えます。人の生きし来し方が、目泉の水量や湧きやすいかどうかなどを決めるのです。

・優しさ

　人のために涙流す人は優しい人です。涙脆い人は、人の苦悩や歓喜を我が事のように想える人です。そんな人は、目泉が豊かな人だと言えるでしょう。

・堪える

　目泉は流れて来ない涙を抱える部位です。人によっては涙を堪えて、目泉に溜めるでしょう。その人の目泉は塞き止められて、いつか溢れるのかもしれません。

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