天外
天外(あまと)
宇宙。
陸地と海洋を包む天空を、さらに外から包む深き闇の穹、星浮かぶ海、命包む外套、夢を抱く揺り籠、果てのない新天地。
・宇宙
元から、宇宙の同義語である未言ですから、もちろん宇宙をモチーフにしています。
特に人が届かない空間というニュアンスを強く持っています。
・手の届かない場所
天外は、「外」という言葉を抱くことから、人の手が届かない空間、人が無力である空間をイメージさせます。
さらに、「天」という言葉には、神々という意味も含まれているため、自然ですらその外側である天外には干渉できません。
・無限の空間
外の外には、さらなる外があります。
地球の外には太陽系という天外があり、太陽系の外には銀河系という天外があり、銀河系の外にはさらなる天外の空間があり、その宇宙の外には、わたしたちの観測も計算も想像も至ることができない全く未知なる外があります。
天外は無限に外の外へと広がっているのです。
・母性
天外は、この地球を包み込むものです。母が子を抱くように、天外は地球を包むのです。
・超越
古来より、天は神が住む場所とされます。神とは人智を超越した存在とも言えます。
天外は、その天のさらに外、人智の外にあるもののさらに外に存在する空間であり、さらに無限にその外の外へと広がっていきます。
それ故に天外は、あらゆるものを超越するという概念を内包しているのです。
・無限の繋がり
天外は限りなく外の存在を証明し続けます。それは自分とは違う他者が無限に存在する可能性を内包しています。そして天外はその無限の外を内包する言葉ですので、そこに存在する無限の他者との繋がりも許容しているのです。
そう例えるなら遠く離れた星を繋いで星座とするように。
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