相方と呼べない相方。
この名前のつかない感情や
名前のつかない関係性はなんて言えばいいんだろう
きっとなんでもなくて、自分の中にはずっとあったもので、このままもう永遠にしまっておくものだとなんとなく思っていた。
それが
そんなものが
一気に溢れ出してしまった。
その気持ちの流れに溺れそうになる。
でも
もし今また、お互い、目の前からいなくなるとしても、何も変わらずにそれぞれの日々は続いていくんだよ。
そんな、約束のない曖昧な私たち。
気持ちはすごく揺れ動いていたとしても、結局なんの形にもなれない。
いつ消えるかもわからないものを、こんなにも愛おしく感じてしまうんだよ。
今までずっと、バランスのとれていた毎日に、突然私が入り込んで。
かといってそんなことぐらいで何かがブレてしまうようなあなたではないって思うんだけど。
でも、少しだけでも日々、そうやって私のことを考える時間ができたってことで、うまくいっていたバランスが崩れてしまったら嫌だし
私は、いろいろあったときに、大きなズレを目の当たりにして、がっかりしたり、悲しくなったりしたけど
それでも自分たちだけのことではなくて考えなきゃならないことも、守らなきゃいけないものもあって。
だからそこにわたしが欲しい愛がなかったとしても、自分を出せなくても、時々虚しくなるとしても、この日々を継続して行かなければならない。
まだ、まだしばらくは。
お互いの日々は違うところで別々にそれぞれ進んでいるけど、あなたがいることが当たり前のように自分に馴染んでいるのはなぜなんだろう?
不思議なくらい自然すぎるの。
私は、どんな私でも受け入れてもらえる絶対的な安心感、あなたは…なんだろ。あなたもたぶん…どんな自分でも絶対的な信頼を持って飛び込んでくる私への安心感?
うーん、それもまた曖昧なものだけど。
なんて、今思えばキレイごとばかり。
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