ダンジョンⅢ

やっぱり思った通り、このダンジョンもう手当たり次第詮索されてるな。

目ぼしい物がないならさっさと地上に戻りたいんだが、もしかしたらトラップと見せかけたアイテムがあるかもしれないからそれ狙いで探してみるか。

春夜「ヴァン、今度から明らかにトラップ見たいの以外は踏んでみようと思う。」

春夜「ヴァンがいればどんな内容のトラップかわかるだろ?」

ヴァン「うん、大体見ればなんのトラップかはわかる、でもどうして急に?」

春夜「この洞窟は既に探索された後なんだよ普通に探してもお宝は見つからない、だから逆にトラップに見せかけたお宝を狙ってみようと思ってね。」

ヴァン「なるほど、でも少なくともダメージを負うことになっちゃうよ?」

春夜「まあ、毒とかは流石にアレだが、ダメージ程度なら回復でどうとでもなる。」

ニーナ「毒とかは我が解いてやろう・・・というかドラゴンにそもそも毒とかは効かぬな。」

春夜「それじゃヴァンはトラップ探し、ダメージ床は俺が踏む、状態異常床はニーナが踏む、これでいいかな?」

ニーナ「わかった。」

ヴァン「やってみる。」

・・・Ⅰ時間後・・・

思ってた以上にいい物が取れたな。

やっぱりトラップを探そうなんて考えるやつ普通は居ないから、いい物がたくさん残ってた。

他のダンジョンでもこの手は使えそうだな、他のダンジョンもこれで行こう

・・・2時間後・・・

他のダンジョンでは・・・

春夜「痛い」

ニーナ「何も感じないはずなのに気持ち悪くなってきた。。。」

ヴァン「二人とも大丈夫?少し休む?」

春夜「この方法を見つけてまだ3時間、他に気が付く奴が絶対現れる、そいつが現れるより少しでも早く見つけないといけないからね、お宝は待ってはくれないのだよ」

ニーナ「もしかしたら我より、主の方がタフかもしれんな。。。」

春夜「まあ当分この生活だから覚悟しとけよ〜」

ヴァン「私はほぼ何もしてないも同然」

ニーナ「我は効かない毒に掛かった気分じゃ。。。」

春夜「俺は痛い、これに尽きる。」

・・・

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