夏休みⅣ
あらすじ
無属性魔法の強みを知ったが、他の誰かに話してしまうと今のパワーバランスが崩れそうなのでやめた。
俺自身昔はいじめの対象になってた時期もあったが、今じゃ落ちこぼれでも使える程度の奴という見方に変わってきている。
理由は相手の位置がわかる能力をみんなが知っているからだ。
この能力が使えればどんなに隠れようとも例え水中だろうと場所がバレてしまうわけだ。
山で訓練する際は敵を探すのに苦労しないから俺はこの能力で敵を探すためだけに呼び出されることが非常に多い。
俺の索敵魔法は自分の魔力を薄く伸ばして当たったものを感知している。
そこから形を割り出して敵か味方か木かなどを判断している。
この辺りにいるのはもう大体把握しているので間違える心配はない。
ん?なんだこの魔力見たことないな。
春夜「おいみんななんかよくわからない奴がこっちに向かって来てるぞ逃げることを推薦するぞ。」
(みんな)「大丈夫大丈夫ここら辺にそんな強い魔物湧かないでしょ。」
それに定期的に騎士団が討伐隊を出して討伐してるから強いモンスターはいないでしょ。
春夜「まあ俺は非難するからな忠告はしたぞ、ちなみに北から来るぞ。」
春夜「それじゃあな、健闘を祈る。」
生徒A「先生大変です。ここらじゃ見かけないファイアウルフが森に出たと生徒が訴えて来ました。」
生徒B「今他の生徒総当たりで動きを止めているとのことです。」
先生「それはまずいですね今回は春夜くんからの情報じゃないのですか?」
生徒C「春夜くんは今宿舎に帰ったとのことです。」
生徒A「なんでも、気をつけろと言われたけど、大丈夫だろうと思って先走ったら予想を遥かに超えて強かったそうで足止めが精一杯とのことです。」
一方その頃春夜は・・・
だからあれほど注意したのに自分の力を過信しすぎなんだよ。
まああとは先生達がなんとかするだろ。
俺の出る幕じゃない。
「春夜います?」
あー学級委員長だよめんどくさい。
体調が悪いからパスで。
学級委員長「嘘おっしゃい今し方までトレーニングしてたと聞いていましてよ。」
っちバレてるのか。
学級委員長「あなたが付いていながらどういうことかご説明してください!」
春夜「忠告したけど無視されたから帰って来た。」
学級委員長「もっと真剣に忠告しましたの?」
春夜「したさ、したけど無視されたからどうしようもない連中だよ。」
春夜「まあ、先生が出てくるだろうから俺が行く必要はないだろ。」
春夜「索敵しか出来ないのに行ったところで足手まといだろ」
学級委員長「貴方何か隠しているでしょう?」
春夜「どうしてそう思う?」
学級委員長「貴方からは余裕だろ的な雰囲気を感じただけですわ気にしないで下さいまし」
学級委員長「私も加勢しにいかなくてはなりませんね。」
学級委員長「春夜、貴方もくるのですよ。」
めんどくさいな〜
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます