ロボットの設定がかなり凝っているのが読んでいて伝わります。熱くて深いロボットバトルが好きな人におすすめです。

もう読み始めてからかなり経つのですが、私は、数あるロボットモノの作品群の中で、これほど豊富な語彙力と震える展開を持つ作品は他に無いと思っています。


とにかく、リアルロボット好きも、スパロボ好きも、とにかく読むべし！

後悔はさせん！

吸血鬼を扱った物語はあるでしょう。
ロボットを扱った物語もあるでしょう。
では、その両方を描いた作品は……？

この物語は吸血鬼の支配する世界で人型兵器を駆る吸血猟兵の物語です。
リアルロボを意識した重厚な描写、また吸血鬼の免疫に関する描写などはSFとしても十二分に楽しめるものとなっています。
加えて作者様の丁寧かつ巧みな戦闘描写で、それらはより一層魅力的な展開に仕上げられていてとてもよかったです。

まだ第一部、導入ということですがあっという間に読めてしまいました。
今後がとても楽しみな作品です。ぜひご一読あれ。

　まさにポストアポカリプスとロボットバトルの王道決定版と言うべきもの！
　吸血鬼が頂点となったこの荒野如き世界で、日夜戦う主人公とヒロインの物語。思わずうなるロボットバトルもそうですが、ヒロインが年上美女って所が最高ですな。やはり年上はいい（異論は認める

　ロボット好きにはぜひとも見てもらいたい作品です！
　

　これが見たかったんだよ～～～～～！！とオトコのコが膝を叩く、傑作痛快ロボットアクションです。3～4mほどの小型のロボットを乗り回す、「むせる」系。そこに吸血鬼ハンター的世界が合わさって一部の人間にクリティカルヒットです。
　かつて人類と吸血鬼の熾烈な戦争があった世界。長き戦いの果てに吸血鬼が勝利を収め、人類は吸血鬼に支配され、身を縮めるようにして生きています。そんな世界を渡り歩くのは、女主人公シクロと、その相方にして弟枠、もうひとりの主人公アゼト。ウォーローダーの中でも軽量で弱小と言われるカヴァレッタタイプを駆り、野盗を相手に獅子奮迅の大活躍。圧倒的な技術を見せつけてくれます。
　しかし敵もさるもの、吸血鬼の下僕たる人類の裏切り者、人狼兵！高級機を惜しげもなく乗り回すヤバいやつらです。それに加えて、吸血鬼の貴顕らが操るブラッドローダーときたら、人類とは隔絶した超技術の産物ときた。吸血鬼の超反応と合わされば鬼に金棒、吸血鬼に闇夜の無敵ぶり。
　果たして主人公らはブラッドローダーを相手に回してどう戦うのか！？吸血鬼の貴族からヒロインを守り切ることが出来るのか！？これは目が離せない一大アクション巨編ですよ皆さん！！

ロボットと吸血鬼。さらには《むせる》、世界観と聞いて……。文章でメカアクションは見られないので純粋にうれしいですし、迫力もあります。こだわりが感じられました！

『吸血鬼ハンターD』なんて、もはやオッサンしか知らないかもしれませんが。。。

至高種として君臨する吸血鬼と少年少女がロボットにのって戦う、そんなワクワクの少年小説です。

特に素晴らしいのがロボットの細やかな設定、その駆動音が鼓膜を叩き、硝煙が目にしみるような臨場感あふれる文章はこび。これはロボット好きにはたまりません。

世界観としては、西部荒野モノ、放浪モノ、のテイストがありそうですね。ロボットだけでなくそっちも好みの方には大ヒットするかも。

是非、読んでみてください。

吸血鬼が支配するポストアポカリプスな世界でロボを駆って生きる
というのはロマンが溢れていると感じました。