応援コメント

CHAPTER 26:ブレイク・ダウン」への応援コメント

  •  二百話突破。おめでとうございます。

    執政官殿は自分の美学に誠実過ぎる。そこが魅力。種族を率いる者として正道。

    姫様は姫様で方向性が違うだけ。


    多くの出会いと別れで、アゼトくんの心が育っておられる。

    波乱が多くて、安心して見ていられない。面白い。

    作者からの返信

    あますさん、応援コメントありがとうございます!
    おかげさまでノスフェライドも節目の二百話に到達することが出来ました。
    これもひとえに皆様の温かい応援があればこそでございます。この場を借りて心からの御礼を申し上げます!
    そしてディートリヒとの戦いはアゼトが勝利したものの……というかたちになりました。アゼトとしてはここでディートリヒを倒すつもりだったのですが、それをやってしまうと吸血鬼の社会にどんな大混乱が起こるか分からず、リーズマリアにとっては好ましくない事態=さらなる過激派の出現に発展する可能性もありました。そのあたりは戦士であるアゼトと、将来の皇帝として大局を見る必要があるリーズマリアの立場の違いとご理解いただければさいわいです。
    ディートリヒは義理の母を失い、アゼトとの戦いにも敗れてボロボロになってしまいましたが、それでも志だけは折れなかったんですね。本気で世界の行く末を考え、理想を叶えるために生命も惜しまないという意味では、ディートリヒはリーズマリアの鏡写しの存在と言えるかもしれません。それだけに決して相容れないのは皮肉でもあります……。
    アゼトも今回のエピソードでただ戦いに勝つだけでは解決できない問題があることを知り、これからリーズマリアのために何が出来るかを考えるきっかけになったと思います。
    ノスフェライドの物語はまだ続きますが、第五部はまもなく完結ということで、どうか最後までお楽しみいただければさいわいです!