狡猾な相手はときに予想を越えてきますからね。どうなる!?
作者からの返信
@a_bird_in_cageさん、応援コメントありがとうございます!
ヴァレンスキ大佐は操縦の腕はそれなりにあり、指揮官としてもけっして無能ではないのですが、それ以上に欲深くてモラルが欠如した人物なんですね。
だから部下に時間稼ぎをさせて自分は生き延びようとしているわけですが、このまま逃してくれるほどブラッドローダーは甘くないということも理解しております。
そんな卑劣漢の大佐がどのような手を打ってくるのか、次回もご期待くださいませ!
>重要なのは勝敗ではなく、ブラッドローダーと果敢に戦い、生き残ったという事実
発想がやばすぎる!!!ポストアポカリプスだけあって人間もかなり底に落ちてますね
作者からの返信
新・人類解放機構軍、名前は立派ですが中身はご覧の通りでございます……。
聖戦当時の人類軍は現実の世界でいう各国の正規軍の総称であり、プロの軍人によって構成されていたのですが、戦後の残党は有象無象の武装勢力にまで堕ちてしまいました。指揮官は腕っぷしが強いだけのならず者、兵士は奴隷市場で買った子供と口減らしのために村を追い出された若者の寄せ集めといった具合で、とても軍隊と呼べるような代物ではなかったんですね。レジスタンスといっても吸血鬼とはめったに戦わず、集落から物資を徴収(実際は略奪)したり、勝手に関所を作って交易商人から通行料をせしめるようなセコい悪事ばかり働いておりました。(なかには人間だったころのシェルナバシュが所属していたような”まっとうな反吸血鬼組織”もありましたが……)
最高司令官が組織を再編してからはそういっただいぶマシになり、劇中に登場した部隊はかなり統率が取れているのですが、染み付いた習性はそう簡単には変えられない……ということで、部下をブラッドローダーに突撃させて指揮官だけ逃げるという倫理観のない行動をしてしまっています。