・・・・・・別にいいじゃない、どうせ最後にはアゼト君は自分を殺すしかなくなるんだから。それまでは、それまでは隣に立って地獄を見る義務があると思うし。アゼト君がそこまで理解した上で彼女を終わらせるのもあると思うし。僕はただ待ってる場合じゃない! 感想じゃなくて語るべきは物だぁぁぁ!
作者からの返信
ハムカツさん、応援コメントありがとうございます!
アルギエバ大公を倒して安心するまもなく、アゼトはかなり苦しい選択を迫られることになってしまいました。
シクロさんを失い、リーズマリアまで手にかけたら、彼はひたすら吸血鬼を殺し続ける修羅の道を歩むことになるのは間違いないだろうと思います。一人の人間が背負うにはあまりに過酷な使命ですが、この世で最後の吸血猟兵としては「そうあるべき」なのも事実なので、まさしく運命の岐路に立たされているんですね。
次回・次次回はいよいよ第一部の最終回(とエピローグ)になりますので、物語の結末を見届けて頂ければ嬉しく存じます!
おじいちゃんの最後の「母様」がたまらず良いです…
作者からの返信
第一部をご再読いただき大変光栄に存じます!
さんざん悪行の限りを尽くしたアルギエバ大公ですが、最期はずっと封じ込めていた心の声を吐き出すことができたのかな……と思います。もちろんそれで彼が積み重ねた罪が消えるわけではないのですが、傲岸不遜な吸血貴族として死ぬよりはいくらか救いがあったのかもしれません。母から譲り受けたブラウエス・ブルートが棺桶になったのも本人にとっては幸せだったことでしょう。
本編では塵ひとつ残さず消滅してしまった大公ですが、今後も過去編や回想シーンなどでちらほらと出番はあるので、なにとぞご期待くださいませ!