戦後に繁殖能力の問題が発覚するということは、その少し前に発生したばかりの生き物だったのかしらん。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!
この作品における吸血鬼の出自についてはネタバレになるので回答は控えさせていただきます。申し訳ございません~m(_ _)m
繁殖力の問題について説明をば。どうも吸血鬼は繁殖力が低いらしいというのは彼ら自身も戦前からなんとなく分かっていたのですが、最終戦争と戦後の混乱期はそれどころではなく、ひとまず後回しにされていたんですね。(ほぼ不老不死なので人間のように焦る必要がなかったということもあります)
科学技術の助けを借りても出生率が一向に改善しなかったのは彼らにとっても想定外のことで、自分たちが人口の上でマイノリティに留まらざるをえない現実を認識するのに戦後100年ほどかかった…と思っていただければ幸いです。
編集済
おじいちゃん大公がきてますからね!
他の選帝侯たちよりも、人間がうろちょろしてたら「このゴミ!!!!!」って殺虫剤(?)狂ったように撒きそうなタイプな気がする……
人狼兵の気がはりつめるのも無理はなさそうです
作者からの返信
ことり(つきもも)さん、応援コメントありがとうございます!
先の展開を知っている読者様にだけ話せることですが、今回の話の裏では大公とリーズマリアの最後の話し合いが行われていたりします。それもあって余計に部下たちもナーバスというか、ピリピリしているんですね。
ある意味で親代わりともいえたアルギエバ大公が、あくまで人間との共存を唱えるリーズマリアの抹殺を決意したという意味では訣別の夜でもあり、歴史の転換点なんですね……。
むろんアゼトとシクロはそうした事情など知る由もないのですが、巡り巡って彼らの運命をも変えていくということで、同時進行していたのだなぁ~と思っていただければさいわいでございます!