第7 初めての誕生日
私たちが産まれてから1年がたった。
初めての誕生日だ!!
私たち姉妹はいつもしている遊びを相変わらずしていた。
その遊びは単純で、メリーがものを壊し私がなおすというものだ。
爽快感があって楽しいんだ!!
キィィィ。
ドアが開く音だ。
ドアが開いたということは...。
「おとーさま!ごきげんよー」
私より先にメリーが挨拶をした。
「メリー先に言うなんて!おとーさま!わたしもごきげんよー!」
お父様はふんわり優しい笑みを浮かべた。
「あぁ。久しいな。というかなんの遊びをしているのだ??我はよく見ていないから分からないのだが...」
「「あそびー????」」
「ん?ものを壊して遊んでいるのではないのか??」
「「それかぁ!さっきまであそんでいたんですよーーー」」
「ははは!!!メアリーとメリー───」
そう言って私とメリーの頭を撫でた。
「おとーさま??うれしー!」
メリーがそういう。
「わ、わたしも...!」
「そうか!そうか!それは嬉しいぞ!」
パリンッッ!!
「「あははは〜またやってるよー」」
「もーしかたないなー」
私がそう言うと皿がみるみる元の形に戻っていく。
「!!!よいな──…」
「いーでしょー??」
そうメリーは言った。
「ああ。じつによい、さすが我とマリアンヌの子だ──…」
その間私は黙っていた──…。
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