第3産まれた時

「うっヴヴヴヴヴヴ、あっあああ!あぁぁぁぁ!」


「王妃様頑張ってください!もうちょっとですよ!頭が見えてますよ!」


「ううっぁぁぁ!」


バンッ!


「おい!まだか!?!?マリアンヌは大丈夫なんだろうな!?死ぬことは許さんぞ!」


「お、王様!?いついらしてたのですか」


「「おんぎゃァァ!おんぎゃァァ!」」


「「「「「おめでとうございます!!女の子の双子です!」」」」」


「双子か...」


「「「「「おめでとうございます!おめでとうございます!」」」」」」


「王妃様頑張ってください!王妃様...?」


「マリアンヌ?!?!大丈夫なのか!?マリアンヌ!!子が生まれたぞ!マリアンヌと俺の子のだ!楽しみにしてたではないか。目を覚ませ!」


「...............。大変言いにくいのですが王妃様が亡くなりました......。」


「マリアンヌ!!マリアンヌ!おいっっっっっっっなぁっっ......め、目を...っっ﹌﹌お、おねがいだっっ......」


「我が......我がこの子らを育てる───...!」


「名はなんと...?」


「名は......」





──アレックス!私ね子が産まれたら!──



「名はメアリーとメリーだ」





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