タイムマシンの猫

母子が、未来から現代に逃げてくる。現代文化に馴染めない母を、成長した息子は疎んじる。居づらくなった母は、最後のタイムトラベルキットを使って、単身過去に逃げる。成人後、息子は自分が母と未来から来たこと、母の悲しみを知る。


息子はタイムマシンの研究所に勤める。当時のタイムマシンは、分子レベルで過去に転送できるようになっていた。しかしタイムマシンの箱に猫を入れてスイッチを押したあと、成功する場合と失敗する場合があり、箱を開けるまで確認できなかった。


研究グループは、転送元と転送先の重力場が大きく変動するときを狙えば、タイムトラベルが成功することを発見する。記者発表会は、周期的な重力場の歪みが起こりやすい日を選ぶ。その前夜、重力場の歪みを捉えた息子は、単身タイムマシンの箱に入る。


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参考文献

法月綸太郎「ノックス・マシン」

ケン・リュウ「紙の動物園」

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