第十五章…「その未知なるモノは。」


 久遠寺家の家は、妙に慌ただしく、ここで生活するようになって日は浅いけど、そんな中で今までに一番の騒々しさを誇っている。

 情報収集やら、情報把握やら…、人間界と悪魔界を行ったり来たり。

 悪魔界へと送る夜人の数も増やして、慌ただしさ、騒々しさの中に物々しさも混じって、どこか殺気だったような印象だ。

 しかし、それも仕方がないだろう。

 昨日、俺がエルンと話をしていた時、私はイクシア達と一緒に悪魔界にいた。

 悪魔の調査の為、夢の方で出た悪魔と同種の悪魔がいないか、またはそれと同レベルの存在がいないかの調査だ。

 結果、見つけはした…が、そこから先は、こんな騒々しい状態である。

 簡潔にこの状況を説明するなら、悪魔界で襲われた…、探し人…とでも言えばいいか、他の悪魔達とは違う、明らかに格が違う悪魔が、こちらを襲ってきた。


---[01]---


 死者こそ出なかったものの、怪我人が少なくない。

 エルンが緊急で呼ばれたのも、納得モノだ。

 こっちの世界だって医者はいる…、それは俺が保障しよう。

 明らかに交通事故とか刃傷沙汰とかとの類ではない怪我でも、夜人との協力関係にある病院もあるから大丈夫だとか。

 それでも、大事が無いようにと、久遠寺家のあの当主がエルンに助力を求めた。

 おかげで、皆元気なものだ。

 職業柄なのか、やられっ放しが嫌だ…と、この空間に殺気が漂う原因になっている連中もチラホラ…。

 そんな周囲の落ち着かない雰囲気と、雑音を聞き流しながら、庭に出て、そこの池を眺めながら昨日の事を思い出す。

 俺としての昨日ではなく、私としての昨日だ。


---[02]---


 あの白黒とした空間…世界には面を喰らったけど、それ以外は別段変わった様子は無かった。

 夜人達の話で、普段よりも悪魔の数が少なかったり、動きが大人しかったり、その時点で異変と呼んでいいかはわからないけど、普段と違う状態にはあり、夜人達も警戒をしていたにも関わらずこの結果だ。

 別行動をしていた夜人が襲われ、そこへ助けに行った時、悪魔…と呼んでいいのか、その相手に出くわした。

 私にとって、悪魔は天人界で戦ったあの悪魔が印象強くて、悪魔界で見た悪魔のほとんどは頭のネジが飛んだ仮装趣味の人間にしか見えない…。

 とにかく、あの敵が、本当に悪魔なのか…私には判断のしようがない。

 全身が黒く、靄がかかったように全身を黒い何かが覆い、輪郭がはっきりとせずにぼやけた相手。


---[03]---


 そのシルエットは、マントかローブか、現代で言うとロングコートか…、それを身に纏い、そのフードを深々と被った相手…、元々黒いのと、そのフードのせいで顔なんてほぼ見えない。

 そんな敵は、他の悪魔達とは明らかに雰囲気から…強さから…全てが破格の力だった。

 それでも私達が悪魔と言える理由は、その眼が夜人達と同じように、赤く浮かび上がる様に見えていたからだ。

 夜人が力を使った時に眼を赤くするのが、悪魔の力を使う事による影響というのなら、相手のその眼が意味する所は、その正体が悪魔か…夜人が…、はたまた何かしらの影響で悪魔に連なる存在か…と、いくつか的が絞られる。

 あの時の夜人の動揺から言って、アレが彼らの身内という線は正直薄いと思うんだけど…、ただの素人目じゃ、全く持って結論なんて出て来やしない。


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 正直、もう考えるのを止めたくなってきたぐらいだ。

 つか…、もうやめよう…、考えてると頭が痛くなりそう。

「はぁ…」

 もう一回、アレと会えれば、また進展があるかもだけど…、そんな事望んでもいられない。

 一度の襲撃でこんなにも大慌てなんだから。

『どうした? 浮かない顔だな?』

 そんな顔はしていない…つもりだが…。

 声を掛けてきた人間の方へと目を向ける。

 そこには、左手を不必要に動かさないためにと、首から掛けた布で固定しているイクシアの姿があった。

「そういうあなたは、らしくない格好だ…」

 別に彼女は大きな怪我を負ったとか、そういう訳じゃない。


---[05]---


 むしろ、彼女がその敵の攻撃を防いだからこそ、襲撃こそされたものの大事に至らなかったとも言える。

 その結果、左腕を捻挫してしまったが。

「あなたは大丈夫?」

 ブループの時だって、そんな事していなかったのに、今の彼女の格好は、緊張感を増すというか、不安を感じる。

「舐めるな。この程度、治療してもらえればすぐに済む。ただ、他の連中の治療に人手を割いた方がいいから、フィーにはそっちに行ってもらってるだけだ」

「そうだった、そうだった。昨日も同じ事を聞いたわね」

「ふんッ。お前の方は、いつにも増して悩み面だな」

「そりゃ~悩みもするわよ。夜人の方はわからないけど、私にとってあなたが最高戦力なんだから。そんな人が負けてこそいなくても、負傷させられた…なんて、不安でしょうがない。あなたが怪我をする所、記憶してる限り、私には無いし」


---[06]---


 彼女は、口を開けば問題ないと言う。

 実際にそうなんだろうけど、やっぱり不安だ。

「ウチの心配をするより、自分の心配をしたらどうだ?」

「心配もなにも、あなたのその姿が私の心配を駆り立ててるの。あなたが万全な状態に早く戻らないと、私は不安で…不安で…夜も熟睡できないわ」

「よく言うよ」

 不安を抱え、暗い雰囲気になっている私を、イクシアは笑う。

「基地で悪魔と戦って勝ったんだろ? なら、こんな状況で怖がってたら、キリがないだろ」

「それはそれ、これはこれ…じゃ…」

「どっちも同じだ。お前は実績を上げてるくせに、どこまでも…うじうじうじうじ…」


---[07]---


 ちょっとだけ、彼女は不機嫌な色を匂わせて、私の胸元を人差し指で小突く。

「そんな事を言われても…」

 戦っている時は集中して…なんて言うのか…、スイッチが入ってるから、怖いとか…逃げたいとか…そういう気にならないけど、こういう緊張感こそあれども、非戦闘状態だと、どうしても怖いという感情を抱いてしまう。

 戦闘とかに、いくら体が慣れていても、こればかりはどうしようもない。

「まぁ大事な時にちゃんと動ければ、なんでもいいさ」

 溜め息をつきながら、一歩後ろへと引く彼女からは、どこかあきらめのようなモノを感じる。

「それよりも…だ。あの時、襲ってきた奴がボソボソと何かを言ってたんだけどさ~」

「言うって…何を?」

 悪魔界で見た弱い悪魔達には感情と呼べるモノは無いらしい。


---[08]---


 それに引き換え、基地の方で戦った悪魔は確固たる自我を持ち、自分の意思で行動をしていた。

 襲ってきた相手が悪魔だったとして、しゃべる事ができたのなら、その強さに加えて、しゃべるだけの知性があるという事…。

「小さい声だったから、ほとんど聞こえなかったけど、ウチに対して言ってきた事は、ちゃんと聞こえてたぞ。オマエじゃない…て言ってた」

「なんだそりゃ。・・・つまりイクじゃ役不足だ…て事?」

「喧嘩売ってんの?」

「いや、そんなつもりは…。でも、もしそういう意味だったら、怖いな~と」

「ん~。ウチじゃ役不足…か。そんな雰囲気じゃ無かったと思うけどな」

「拳で語ったからわかる感じ?」

「そんなんで相手の事が分かれば、ウチとフェリはもっとわかり合えてると思うけど?」


---[09]---


「それは…そうだな」

 拳と拳で語り合えば友達…みたいなノリは、やっぱり通用するようなもんじゃないか。

 その語らい方には、どこか憧れがあるんだが…、イクシアが言う様に、それができるなら、彼女との関係にも、もう少しゆとりがあるだろう。

「とにかく、フェリにはその意味が分からないのか?」

「わからないよ。でもやっぱり、相手は何かを探していたと思って間違いないだろうね。しゃべれる頭があるなら、多少なれど考える頭もあるだろ? こっちが応戦したのもあるけど、探し物があるなら、まずは手を上げるんじゃなく口を開くべきだが」

 その探し物によって、力の有無を見る必要があったのなら、このやり方にも意味があるんだろうけど…。

「なんにせよ。情報がほとんどない訳だし、襲ってきた事に対しても、何かしらの意味があると考えた方がいいんじゃない?」


---[10]---


「叩いて解決できるなら、それに越した事は無い。楽だからな。でも考えるとなると、ウチには何にもわからん」

 イクシアは頭を使うより、身体を動かす方が好きなタイプだし、落ち着く場所としては想定内だ…。

「それで? 相手は強かった?」

 相手が目的の相手かどうかはわからないけど、今後探すモノのリストに追加されるのは確実で、もしかしたら向こうからまた襲ってくる可能性もある。

 今は少しでも情報を集めておかないと。

 できる事なら、戦う事になっても、俺が私でない時に…今回のようなタイミングでお願いしたい。

 今まではそんな事を思った事もなかったけど、今回は、いつも以上に…戦う事が怖く感じる。

 もちろん、戦わなければいけないような状態になれば…、いざとなれば戦うけど、そんな事は起きないでと思う気持ちがいつも以上に強かった。


---[11]---


「強い強くないは正直判断しきれないな。でもまぁ、相手が全力じゃなかった事は確かだ、ウチもだけど。強いのは確か…確かだけど、感じた強さから考えれば、最初に襲われて倒された夜人の奴らを殺そうと思えば殺せたはずだ」

「でもそうじゃない…と。殺さない理由があるのか、殺せない理由があるのか…」

 イクシアの強さは本物だ。

 そんな彼女がそう言うのならそうなのだろう。

「わからねぇけど、そこで…ウチじゃない…て言ってきた理由に繋がるんじゃないのか?」

「つまりは探し物…ないしは、探し人がいるから、殺す事ができなかったと?」

「知らん。とにかく、殺せるのに殺さなかった…、んできっとあの中に探し物は無かった。今はそれだけわかればいいじゃん。そこから先は、もう予測とか予想とか、前線で戦う人間からしたら専門外」

「まぁ、そうだよねぇ」


---[12]---


 私だって頭を使って手元にある情報だけで、相手を探るなんて探偵みたいな芸当、出来るとは到底思えない。

「戦う側の人間として言える事と言えば、相手の目的よりも戦闘面だ。強さ云々は測り知れないのは変わらないけど、その戦い方の一旦は見たし」

「さすがイク師匠。専門分野に関しては頼もしい」

「なんだ、ソレ? 喧嘩売ってる?」

「いやいや」

「・・・とにかく、あいつとまた戦うとなると、ちょっと面倒だな」

「というと?」

「めっちゃ硬い…」

「硬いって…何が?」

「そりゃ~、あの敵自体が。アイツは武器と呼べるモノを持って無かった。ウチの攻撃を防いだのも、ウチへの攻撃も、全部素手だ」


---[13]---


「・・・確かに」

 私が記憶している限りでも、その相手が剣なり斧なりを振った所を見ていない。

 にもかかわらず、耳に届いた音は、金属同士のぶつかる音だ。

 相手の戦い方が体術とか格闘技だとして、その動きはスムーズで、動きにくいような印象は受けていない。

「あの纏ってたモノとかが金属並みに硬いモノ…て事かな? それとも、内側に鉄板でも仕込んでた?」

「いや、あれはあいつ自体が硬いんだと思うぞ。確かに硬かった、硬かったけど、武器越しに伝わってくるその相手の感触に、防具類のソレは無かった」

 なんだよ、それ、防御力が尋常じゃないって事?

 体そのものが硬いって、嫌でもあの巨体を想像してしまう。

「ブループみたいだ…」

「相手がブループなら、いっそマシだって言えたかもな。向こうは本能全開で、戦うのとは違うから。でも大なり小なり、考えて、戦う事…ができるヤツの相手は、ちょっとした事で足元をすくってくる」


---[14]---


「単なる力のぶつけ合いは、戦いじゃない…て?」

「そういう事。そんなモノは戦いではなく、ただの生存競争でしかない。どちらが上で、どちらが下か…、それの見せあいでしかない。でも、戦いは、勝つ事が目的だ。何を勝ちにするかは千差万別、その戦い次第で決まるモノだ」

 俺は戦闘民族じゃないし、戦いとは無縁だった人間だ。

 それでも彼女の言っている事が、何となく理解できてしまうのは、俺の今までの経験の賜物なのか…、それとも、フェリスとしての共感…なのか…。

「なんにしても、あの硬さは本物だ。油断した訳じゃないけど、相手の攻撃を左手で受けて、予想以上の硬度と威力にやらかしたし。次があるなら、絶対にぶっ飛ばしてやる」

 なんか悪い顔になってる…。

 フィアの事になると感情の揺れが大きくなるイクシアだが、断じて戦闘狂という訳じゃない。


---[15]---


 そんな彼女がそこまで言うという事は…。

「余程悔しかったのかしら?」

「なんとでも言え」

 イクシアは私から顔を背ける。

 想像に任せる…なんてニュアンスの返しだが、その態度では大体の予想は付いてしまうと言うモノだ。

「じゃあ、その次…を考えて、ちょっと体でも動かす?」

「悪魔界に行けない状態じゃ、近所迷惑で戦闘訓練にならない…けど、やるっていうのなら、断る理由は無い」

「そう。じゃあ、道場を借りましょう」

 天人界にいた時と比べて、場所の影響もあって、一日の戦闘訓練のモノが変わった。


---[16]---


 イクシアが言う様にご近所迷惑の事もある…、ご近所迷惑と言ってはいるけど、実際の所は魔力とかを使った戦闘なんてした時には、普通なら聞こえないような戦闘音が聞こえて、変にご近所様方に怪しまれる…ていうのが本音な所だ。

 そうでなくても、私達の体質的に、人間界での魔力を使った訓練は、疲労が大きく、いざという時に魔力切れの可能性もある

 だからこそ、ただでさえ場所を制限されている中で、出来る訓練と言えば、魔力を使わない体術訓練ぐらい。

 悪魔界に行ければ、天人界と同じ訓練ができるけど…、今はそれも一時的にできず…。

 私も、なんだかんだと、いつも通りの訓練ができない状態に、幾ばくかのストレスを感じているのかもしれない。

 不完全燃焼とともに、そのモヤモヤが、少々不服だ。


 その日の夜、私は身体に残る疲労感を感じつつ、庭へと出てきていた。


---[17]---


 みんなは寝静まり、警備の夜人達は時折廊下を通っていく音だけを耳にして、私は携帯を開く。

 エルンから携帯を渡され、何があったのか…自分…つまりは俺に連絡するとイイ…と言われた。

 しかし、そもそもいちいち連絡する理由があるのだろうか。

 私が眠り、俺が目を覚ます事ができれば、何があったかなんてわかるのに。

 私と俺が話をする事に意味でもあるのか?

 いや、意味の有る無しの話をしたら、じっくり…そしてゆっくり、私は俺と話をしたい、俺は私と話をしたい。

 ただ記憶を共有するだけの睡眠と起床ではなく、話し合いという情報共有には、確かに意味がある。

 一度話し始めたら、情報共有というか、連絡だけで済まないだろう。

 そこまで見越してるのか?


---[18]---


 なんにせよ、電話をしようと庭に出てきたが、思いのほか起きている人は多いし、電話をする天人…なんて、無駄に目立ちそうで、電話所の話じゃ無いんだが…。

「いっその事、会いにでも行くか?」

 あれやこれやと考えているより、手っ取り早くていいかもしれない。

 良い子は寝る時間ではあり、夜も更けてきた頃、それでも天人界と比べて起きている人間の割合がなかなかに高いこちらの世界じゃ、下手な動きはできないか。

 爪とかはともかく、この尻尾はどうごまかせばいい?

 ため息が出る。

 結局考えたって答えは出て来やしないのだ。

 昼間ではなく今は夜更け、それを最大限に利用し、後は見つかりませんように…て祈るだけか。

 私は周囲に視線を泳がせて、夜人の警備の隙間を伺う。


---[19]---


 誰も、この庭を見ていない…と判断した所で、私は屋根の上へと飛び乗った。

 昼間に十分体を動かしたとはいえ、あれから数時間が経過している。

 無理が出ない程度に体を解し、周囲の風景を見渡した。

 悪魔界がこっちの世界の映しみたいなモノなら、そっちでそれなりに動いた分、この家がどの辺にあるかぐらいは、大体だが想像はつく。

 どこまで行っても、俺の記憶する地理に酷似していて、便利であると同時に、胸にはやはり不安が残る。

 でも、その不安も、俺でいる時ほど、重くはない。

 抱える程じゃなく、持っていられるほどの重さだ。

 そして、ほんのちょっとだけ、いや、それなりに…、俺にはない胸を締め付けるような悲しさを感じる。

 理由はわからないけど、俺が地理を理解し…把握できている事が、悲しくなった。


---[20]---


 自然と、胸元の服を掴み、私は俯く。

 目元に何かが溜まるのを感じながら、より一層、その悲しさは強まっていった。

 悲しさに引っ張られて溜まっていく何か…いや…涙は…、今は私である以上、フェリスに起因する感情だ。

 私はなんでこんなに感情が揺れ動いているのか…。

 しゃがみ込み、頭の中を整理しようと、自分の置かれている状況を考える。

 考えれば考えるだけ、自分の体に何かが絡みついて行くような、そんなもどかしさを感じた。

 自分の意思とは関係ない、自分を縛り付けるモノが…、1つ2つと増えていく。

 体には何も異常はないのに、引っ張られて…引っ張られて…、前へ進もうとする自分を戻そうとでもしているかのように、気持ちが後ろへと後退して…。

 何を迷う…、何を迷っている?


 俺はフェリスになる事を望んでこの結果に収まっている訳じゃない…、でもフェリスでいる事で、求めるモノを手に入れているんだから…、知る権利がある、責任がある。

 自分にとって、それが不幸になる道を歩んでいたとしても、私一人の感情で戻る訳にはいかない。

 天人界が…フェリスが…、夢ではなく現実であるというのなら、なおの事。

 私が俺に会う事で何かが変わる訳じゃないけど、ちゃんと話をするべきだ…、自分の状態をしっかりと把握するべきだ。


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