04 巡る命
「命に終わりなんてないわ、きっと」
「道に果てなんてないわ、ずっと」
「だって貴方が歩むんですもの」
――世界の中で 命の輪は巡り続ける
木の枝葉に 一羽 鳥がとまった
鳥は風と共にさえずり 音楽を奏でる
鳴き声一つ与えて 実りをつついた
小川の流れが 朽ちた実り 運んだ
枯れた実りの船に 一匹の虫が いて
遠い地へ 運ばれる
命の種が 流れ着いた 荒野の島
芽吹き 芽は 天へのび
豊かになれば 食み 命増えゆく
そして 大樹は 舞い降りた 鳥を迎える
――世界の中で 命の輪は巡り続ける
「ねぇ、聞いてくれた?」
「そしたら一緒に笑いましょう」
「感じた事を、感じたままに。そうありのままの心で……」
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