02 虚構世界の架空実験



 春の陽 温もりの中で 

 満ちる笑顔が とても優しくて


 誰もが幸せ 楽しそうで 少し不満の日常


 太陽熱 降り注ぎ

 駆ける世界が 眩しくて


 いつまでも続くと 永遠にあれると ずっと信じていた


 優しさ散りばた虚構

 さよならの仮想実験

 まだ見ぬ世界の外は悪


 臨み 望まれた生贄が 消費され続けていく


 たとえ虚構の人生だとして

 たとえその場所が 架空の大地だとして


 臨む限りはずっと 続いて

 ずっと幸せで あり続けて


 優しさ散りばめられた虚構

 さよならが量産される実験

 まだ見ぬ世界の外を悪だと


 決めつけて 


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