シャイターンナイト(メロ共和国の内乱)
639 ここまでのあらすじ
メロ共和国にやってきた、ムハド商隊とサーシャ達。
ラクダ達やサーシャの絵画、シュミットの十の生命の扉の彫刻の納品の中、サーシャの前世の記憶が回復する。
サーシャは、ヤスリブに転移してきた転移者マナトと同じ、地球で命を終えた後にヤスリブにて転生した転生者であった。
そんな中、 国内にジン=シャイターンが出現。
ジンはウテナに化けることができた。
ウテナは国内で最も人気のあるキャラバンとなっていたが、ジン潜伏の事実が徐々に知れ渡ってゆく。
国内ではアブド公爵、ムスタファ公爵をはじめ、国のトップである公爵たちがジン対策にあたっていた。
発令で『血の確認』を各所で行っている中、ジンがウテナに化けたまま潜伏していることが発覚。
しかしそれが、かえってウテナ本人を崩壊させる原因となっていった。
周りの態度が変わってしまう。
これまで親しいと思っていた人たちから刃を向けられ、ウテナの精神は病み、自傷行為を繰り返すようになってゆく。
そんなウテナの状況を街での噂などで聞いたりして、気になっていたラクトのもとに、マナトがやって来てウテナの救出を提案。
しかし、このマナトも、ジンであった。
マナトに化けたジンに導かれるまま、ラクトは諜報員の本部へ行ってしまう。
自ら命を断とうとうるウテナ。
しかしラクトは重傷を負いながらも、身を呈してウテナを守った。
その後、ムハド商隊はキャラバンサロン対抗戦に参加。
ナジームサロン、アイーダサロンなどといった強力なサロン、またウテナやルナ、フィオナ所属のフェンサロンに混じって、決勝トーナメントに参加。
結果、復活したウテナの活躍により、フェンサロンの優勝となった。
キャラバンサロン対抗戦を終えたムハドたちは、公爵の一人であるアブドの要請により、ジンの討伐隊の一組に加わることに。
アブドはジンを討伐するために、遠方であるギルタブリル地方の国からキャラバンも呼び寄せていた。
そのギルタブリル地方では、ジン討伐の切り札として『マナの兵器』というものがつくられており、アブドは密かにその手配を行っていた。
その設計図を見たサーシャとマナトは、設計図の中に、地球での、化学の元素記号による化学式が使われていることに気づき、ギルタブリル地方にも、自分たちと同じような、転移か転生かした人物がいる可能性があると推測する。
そんな中で、再びジンの出現情報が、ムハド商隊に入ってきた。
国民の一部が、公爵の住む公宮を襲撃するという反乱事件が起き、その現場付近にマナトの姿でいたとのことだった。
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