メロ共和国の者たち その2、他地方のキャラバン

603 アブド、ムスタファ、イブン、ガスト、ハウラ、ユスフ

 ※名前 / 年齢 / 活躍など / 異能力や使用武器 / 「作中のセリフや一言」 ……の流れで紹介しています。


 アブド / 55歳 / 公爵会議中、クサリク文書に習いウテナを排除しようとする公爵の意見に真っ向から対立し、弁論を展開。ウテナを生かし、国としてジンと戦う方向性にもっていった。国事に携わる傍ら、裏で死の商人、キーフォキャラバンと繋がる。 / 特になし / 「これまで、このヤスリブに生きる人間が、誰も踏み込むことのできなかった領域に、これから人類は踏み出すのだ……!!」


 ムスタファ / 55歳 / 諜報員を束ねる公爵として、ジンに関するさまざまな情報収集を行っている。諜報員本部をジンに襲撃されるという報をムハド達から受け、すぐに向かい、諜報部隊とラクトとウテナを助け出した。娘であるルナに十の生命の扉の彫刻を授けるといった孝行親な側面も。家族の中では唯一、ルナがマナを取り込むことに対して肯定的。 / 特になし / 「この彫刻のように、十まで続いているならば、ルナ、お前にも、必ず、備わっているはずだ」


 イブン / 75歳 / 法を司る公爵の長。外や公的な場ではあまり言葉を発しないが、自分の公宮内では大声。アクス王国の王家、メネシス家系で、琥珀色の瞳をしている。サーシャの幼かった頃にアクス王国で会っている。絵画収集が趣味。サーシャの絵画納品の際、黒く染まった部分に違和感を感じて問いかけたことで、サーシャの記憶を呼び覚ますきっかけっとなった。 / 特になし / 「……まあ、会いたいなんて思ってるヤツの前に、ジンが現れるとは思わんがな!わっはっは!!……なに?ぜんぜん面白くないだと!やかましい!さっさと行かんか!」


 ガスト / 19歳 / メロ共和国の、大通りに近い住居で家族で暮らしている。ジンの出現によって行動が制限されたり、血の確認を肉親間ですら行う今の状況に鬱屈した感情を抱いている。オルハンがかつていたごろつき仲間と過ごす日々が、唯一の楽しみ。悪知恵がはたらき悪戯や問題を起こし、護衛に目をつけられがち。 / 特になし / 「あったまっちまったよなぁ……!」


 ハウラ  / 25歳 / ギルタブリル地方のキャラバンの隊長として、メロ共和国にその名目で入国しているが、アブドが招いた死の商人、キーフォキャラバン。勝手な行動を取る後輩のユスフに対して厳しいが、自分の立場に対して思うこともあり、そういった面では優しい面を見せることも。巨乳。気が多い。 / 象牙のダガーによる剣術 / 「おらユスフ!はよ起き上がらんかい!」


 ユスフ / 20歳 / ギルタブリル地方のキャラバン。ハウラとともにメロに入国するが血の確認を拒否して逃走。国の護衛隊、またミトと交戦となった。サロン対抗戦でも決勝戦前にエキシビションとしてステージに立ち、ラクトと戦いを繰り広げる。勝手な行動を取りがちだが、ハウラには頭が上がらない。マナの兵器をつくることができる。 / 磁力を操る能力(ギルタブリルのマナの力の一部) / 「……へへ、おもろいなぁ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る