第21話 支援計画
今後R寮でどのように生活をしていくか支援計画というものを作成することになりました。
計画書作成に伴い、相談員Kさんとの長い打ち合わせがありました。
まりこさんはどんな方なんですか?
漠然と聞かれても答えようがないのですが、
私はあまり妹と一緒に過ごしたことがないので、
なんと答えていいのかわかりません。
支援にあたってご家族のご希望をお聞かせください。
出来るだけ嫌なことはさせないで、おだやかに過ごさせてあげたいと思います。
私の希望はただそれだけでした。
これからの生活のことですが、
ここで基本的な生活をして、昼間はC施設に行くことも可能なんですが、
先日の話のように、あちこちへ行くのはまりこさんを混乱させるだけなので、
こちらで過ごす方がいいと思います。
面会は自由に来ていただいて大丈夫です。
いらっしゃる前に一報いただけるとありがたいです。
ご自宅に帰るのも、日帰りでしたらいいと思います。
母には出来るだけ丁寧に話したつもりでしたが、
R寮に妹を捕られたように感じたようです
何も予備知識がないところから始めたので、
私はR寮との打ち合わせと手続きと母親とのやりとりでとても疲弊していました。
最初の手続きは大変ですが、これが済めば楽になりますよ。
相談員のKさんはそう言いました。
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