第16話 精神科受診

2015年夏。市内の精神科を受診しました。


以前からC施設の担当に、病院の紹介を依頼していました。

やはり田舎では知的障害者に寄り添って診察してくれるところは、ほとんどない印象でした。

C施設は包括支援センターのB氏に相談したようです。

B氏からの返答は、紹介できるところはないとのことだったそうです。

私は本当にがっかりしました。

だだ、C施設の担当者から、市内の精神科の病院を受診したらどうかと勧められ、

H病院に妹を連れて行きました。

今の妹の状態を知るためにもと思い、

母親も同行してもらいました。


女性の医師でした。

名前は言えますか?

さとうまりこです。

生年月日は?

4月3日です。

何年の生まれか言えますか?

・・・・

わからない・・

歳はなんさいですか?

・・・・

・・・・

今朝は何を食べましたか?

お赤飯。

これは違っていました。


若年性アルツハイマーです。

福祉の方で介護認定の手続きを取った方がいいと思います。

お薬を処方します。

下痢とかの副作用が出る場合がありますので、

最初は3mgから飲んで様子を見ます。

問題なければ5mgにします。

現状が良くなるという薬ではありません。

症状の進行を遅らせるための薬です。

説明はこんな内容でした。


CTを撮りますか?

だだ、CTを撮っても比較する対象がありません。

撮ったところでなにかが変わるわけではないなら、その必要はないと断りました。





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