第14話 内科を受診
妹は持病もなく体も丈夫な方でしたので、あまり病院へ行くことはありませんでした。
ちょっと風邪をひいたときに近くの内科医を受診する程度でした。
とりあえずその内科医に相談することにしました。
母もかかりつけの医師なので、状況は知っていてくださるので安心でした。
認知症ではないかと相談すると、
医師は最初に僕はダウン症の子を診たことがないので、よくわからないんだよね。
と言いました。
検査をしてもいいんだけど、検査にならないでしょ。
薬もあるんだけど、薬も自分では管理できないでしょ。
と、そんな対応でした。
一か月半ほどで母は退院しました。
妹は実家に戻り、元の生活に戻っていきました。
この頃から施設に週に5日通っていました。
二人に生活が落ち着いたところで、
今後の話をちらっとしました。
私は将来的にはR寮に預けることを考えていました。
母はどうしても嫌だと言いはりました。
自分が一人になってしまうというのが反対に理由でした。
お母さん、ではあなたはどうするいもうとつもりなのですか?
と妹よりつもりですか長生きするつもりですか?
いざ困ったら私に丸投げするのですか?
自分の力ではどうしようも出来ない将来が来ることを想像しないのですか?
私は心の中で母親を責めるように問いました。
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