SS108 続きゆく日々

 三姉妹を、彼女たちの本来帰るべき場所に送り届けて。


「しばらくは、母さんと二人かー。一気に静かになりそうだな」


 自宅に戻った春輝は、胸に湧き出す寂寥感を自覚しつつ母へと微苦笑を向けた。


「あらー、言ってなかったかしらー?」

「……今度は、何を?」


 毎度の流れに、早くも春輝はちょっと身構える。


「今日ー、お父さんが海外出張から帰ってくるからー。私もー、今日から向こうに戻るってー」

「例によって初耳オブ初耳だねぇ……!」


 何度目になるかわからないこの言葉であった。


「それじゃー、いってきまーす」

「あ、おぅ……いってらっしゃい」


 既に荷物も纏めてあったらしく、母はそれを手に玄関の扉に手を掛ける。

 未だちょっと混乱状態にある春輝は、ぼんやりとそんな言葉を返すことしか出来なかった。


「心配しなくてもー」


 出ていく直前、振り返った母はどこかイタズラっぽく払う笑う。


「ちゃーんと、帰ってくるわよー」

「それはそうだろうけど……」


 元より、ここは母の家でもあるのだから。


「んふふー」


 最後に笑みを深めて、母はそのまま家を出た。

 玄関の扉が、静かに閉まって。


「……俺、そんな寂しそうな顔してたのか?」


 二十代後半にもなって母に寂しさを心配されるというのがなんとも面映ゆく、己の頬を掻く春輝だった。



   ◆   ◆   ◆



 それから、夕刻になって。


「さってと、そろそろ夕飯にするか」


 誰にともなく呟き、春輝は冷蔵庫を開ける。


「おー、ホントに沢山作り置いてくれてるなー」


 伊織がパックしておいてくれたおかずの数々に、感謝。


「レンチンだけでいけるようにしてくれてるのもありがたいよな……」


 春輝も、全く料理が出来ないわけではない。

 一般的な調理工程なら問題なくこなせるし、炒飯オンリーだがこだわりの一品もある。


 ただ、自分で食べるためにそれをやるのがひたすらにめんどくさいだけである。


「俺のこと、よくわかってくれてる」


 そんな春輝の性格を、今はもちろん伊織も把握していた。


「それじゃ、ありがたく」


 おかずを皿に移し、レンジにインしてスイッチを入れる。


「……あっ、ご飯の用意してねぇや」


 そこまでやって、春輝は己の失態に気付いた。


 ……と、その時。

 炊飯器から、炊き上がりを告げる機械音が鳴った。


 恐らく伊織が、家を出る前に予約炊飯しておいてくれたのだろう。

 春輝が、ご飯を炊き忘れる可能性を危惧して。


「ホント、よくわかってくれる……」


 しっかり者の長女の気遣いに、微苦笑を浮かべる春輝だった。



   ◆   ◆   ◆



 これまでと変わらない美味しい夕食をいただいた後、春輝はリビングでぼんやりとテレビを眺めていた。


 漫才の番組で、春輝としては好きでも嫌いでもないコンビがネタをやっている。


「あ、ははっ!」


 そんな中、突如春輝にクリティカルヒットするネタが。


「ねぇ露華ちゃん、今の凄い面白くなかった?」


 そう、隣に話し掛けて。


「……あっ」


 もちろん誰もいないその空間に、春輝は空虚な声を上げた。


「何やってんだか……」


 また、苦笑と共に頬を掻く。


「……ゲームでもするか」


 なんとなくテレビを観続ける気にもならず、ゲームを起動することに。


「こういう時は、何かに熱中するのが一番だよな」


 選ぶタイトルは、最近春輝……と、白亜が一番ハマっているものである。


「さって、そろそろここのボスも倒せるはず……うん……うん……」


 と、しばらく操作に集中し。


「……うん、倒せたな」


 ボスが倒れるエフェクトを見ながら、出てきた春輝の声はやはり空虚な響きを帯びていた。

 高揚感が湧き上がってこないのは、思ったよりあっさり倒せてしまったからか……あるいは。


「白亜ちゃんとプレイしてる時は、あんなに盛り上がってたのにな……」


 別の、原因か。


「……ちょっと早いけど、そろそろ寝るかっ!」


 代わりに湧き上がってくる何かに気付かないフリをして、春輝は自室へと向かった。


 肉体的には大して疲労していないが、昨日から色々あった。

 それもようやく一段落したし、ぐっすり眠れることだろう。


 ……そう、思ったのだが。


「……静かだな」


 シンと静まり返る我が家に、なんとはなしに呟く。


 三姉妹が来た当初は、彼女たちの部屋の方が何かしらの音が聞こえてくる度に落ち着かない気分になったものだったが。

 いつの間にか……それがない方が、落ち着かなくなっていた。



   ◆   ◆   ◆



 そして、翌日。


「あっぶね、ギリセーフ……!」


 始業時間ギリギリに、春輝はオフィスに滑り込んだ。


「珍しいですね、先輩がギリギリとは」


 若干息を荒らげている春輝に、貫奈が物珍しな視線を向ける。


「ちょっと、寝不足と寝坊のコンボでな……」

「じゃあ、朝ご飯も?」

「抜きだな……」

「カロリーのメイトで良ければ、食べます?」

「助かる……」


 差し出された箱を、ありがたく受け取ることにした。


「初日からそんなんじゃ」


 そっと、貫奈が春輝の耳元に口を寄せてくる。


「心配、かけちゃうんじゃないですか?」

「……だな」


 貫奈も、今や秘密の共有者。

 三姉妹が自宅に帰った旨についても、既に共有していた。


「しっかりしないとなー」

「ホントですよ、もう」


 なんて言いながら自席に向かい、貫奈提供の朝食を食べながらメールチェック。


 これまでと変わらない春輝の日常が、始まる。



   ◆   ◆   ◆



 そんな風に、一週間が過ぎ去った。


 伊織とは会社では顔を合わすものの、そこで交わせるのは表面上の会話だけだ。

 露華と白亜には、一度も会っていない。


(伊織ちゃんの作り置き、昨日で終わっちゃったし晩飯どうするかなー)


 会社からの帰路、春輝はぼんやりそんなことを考える。


(スーパーに寄って……めんどいな。カップ麺でいいか……)


 生来の無精っぷりを、早速発揮する春輝であった。


「……ん?」


 自宅まで着いて、春輝は軽く首を捻る。

 玄関の明かりが点いているためであった。


「今朝、消し忘れたか……」


 それこそ春輝にはありがちなミスの一つなので、特に気にせず鍵を差し込む。


「ただいまー」


 そして、半年間で染み付いた習慣を今日もつい発揮してしまった。


(誰に言ってんだか……)


 無人の家にただいまを送る虚しさに、春輝は苦笑を浮かべた……その時。


『おかえりなさいっ!』

「………………え?」


 やけにハッキリ幻聴が聞こえたな? と顔を上げると、そこには。


「あの……すみません、お邪魔してます」

「やー、合鍵返し忘れてるのに気付いてさー」

「家の環境を整え直すのでバタバタしてて、遅くなった」


 どうやら、そういうことらしい。


「はい……ハル兄、返すね」


 と、白亜が合鍵を差し出してくる。


 それに対して、春輝は……ゆっくり、首を横に振った。


「それは、今後も君たちが持っててよ」

「でも……」


 家族、という言葉はもう使えなくなってしまったのかもしれないけれど。


「言ったろ? いつでも遊びにきてくれって」


 その言葉に、嘘はなかった。


「それに、俺としても信頼出来る人に合鍵を持っててもらえた方が助かるんだよね。ほら、鍵をなくしちゃった時とか、急な入院の時とか」

「なるほど……」

「それは確かにあるかもねー」

「それじゃ、いざという時……こない方がいいけど、その時は任せて」


 鍵を握り込み、白亜はムンッと気合いの入った表情だ。


「それと、あの……」


 それから伊織が、おずおずと何かを申し出ようとする。


「そろそろ作り置きのおかずが切れちゃった頃だと思うんですけど、ご迷惑でなければ夕食の準備とかさせていただいても……」

「迷惑だなんてことあるわけないでしょ。助かるよ、ありがとう」

「っ、はい!」


 春輝が被せ気味に歓迎を返すと、どこか不安げだった伊織の表情もパァッと輝いた。


 そして早速調理を始めた伊織によって、瞬く間に料理が準備され。


『いただきますっ』


 一週間ぶりに、声が重なった。


「うん、どれも美味しいよ伊織ちゃん!」

「ふふっ、なら良かったです」


 実際、昨日までの夕飯よりも随分と美味しく感じられた。


 それは、やっぱり作りたての方が美味しいから。

 ……だけど、きっと。


「てか聞いてよー、春輝クン。今朝の白亜さー、寝ぼけて目玉焼きじゃなくてトーストに塩振ってんの。ウケない?」

「意外と……というか、結構美味しかった」

「ははっ、確かに塩パンって一時期流行ったもんね」

「あっ、春輝さんおかわりどうされます?」

「ありがとう、いただくよ」

「あのねハル兄、わたし二学期文化祭実行委員やることになったんだよ」

「そうなんだ、大役だね。無理のない範囲で頑張って」

「文化祭といえば、春輝クンさ。ウチの文化祭来るー?」

「行っていいなら、是非とも」

「では、今度入場チケット持ってきますね! 私のクラスにも寄っていっていただけると嬉しいです!」

「イオ姉のクラスの出し物……十八禁の気配を感じる」

「そんなわけないでしょ!? 喫茶店だよ!」

「というのが法をかいくぐるための方便でー? じーつーはー?」

「もう、露華まで……普通の喫茶店です!」

「ははっ、楽しみにしてるよ」


 それだけでは、ないんだろう。



   ◆   ◆   ◆




 それから。




「ハル兄、遊びに来たけど……大丈夫?」

「勿論、いつでも歓迎だって言ったろ?」

「キャン!」

「おっ、ハルも来てくれたのか~! よしよしよし!」

「ふふっ、久々にハル兄に会えて嬉しそう」

「あっ、そうだ。例のゲーム、あそこからほとんど止まっちゃってるんだけど……一緒に進めない?」

「ほぅ? わたしの腕が必要だった?」

「そうそう、頼りにしてるよ」

「むふん、任せるが良い」

「それじゃ、上がって上がって」

「お邪魔します。ハル、足拭くよー」




「はーるきクンっ! 今日燃えないゴミの日だけど、ちゃーんど出したかにゃー?」

「うぉっ、忘れてた! ありがとう、露華ちゃん……! でも、わざわざそれを言いに来てくれたの?」

「んなわけないじゃーん。まぁ言うてそんな経ってないから体型変わってないと思うけど、一応採寸にね」

「……? なんでそんなことを……?」

「え? 第二回春輝クン女装コスプレ撮影会のために決まってんじゃん」

「なんでそんなことを!?」

「あれー? 桃井さんから開催のお知らせが来たんだけどー? 連絡ミス、ってやつ?」

「……いや待てよ? こないだ、『先輩、そろそろもう一回……アレ、やっちゃいませんか?』って聞かれて快諾したやつ……酒クズツアーだと思ってたけど、まさかの『こっち』のことだったのか!?」

「まーそんなわけで、おっじゃましまーす」

「そんなわけでで流さないでほしいんだけど……!」




「あっ、お邪魔してます春輝さん。今日もお夕飯お作りしても……」

「そんなの、確認取らなくて大丈夫だよ」

「ふふっ、ありがとうございます」

「お礼を言うのは俺の方だろ? 最近毎日作りに来てくれてるし、ありがとね」

「あっ、それと……夕飯の時、露華と白亜も伺っても?」

「それも、言うまでもないけど……お父さんは大丈夫なの?」

「新しく水産系の会社を立ち上げてあちこち飛び回ってるんで、ほとんど家にいないんですよね……」

「そっかー、それは寂しいね」

「あっ、でもでも! 今は、どこにいるのかもいつ帰って来るのかも全部わかってるので! 妹たちもいますし、それに……」

「それに?」

「こうして……『お兄ちゃん』にも、会いに来てますし」

「ははっ、それでちょっとでもお役に立ててるなら幸いだよ」




「うぉっ!? もうこんな時間か!?」

「ゲームに熱中しすぎた……ふわ」

「今から帰るのもダルいから、泊まらせてねー」

「ちょっと露華、ちゃんと春輝さんの許可を取りなさい……!」

「ははっ、いいっていいって。今更そんなの遠慮するようなことでもないだろ。寝具の収納位置とかは、変わってないから」

『はーい』




「ハル兄、今日もお泊り……いい?」

「もちろん、構わないよ」

「てかいちいちお泊りセット持ってくるのめんどいから、適当に置いてくねー」

「ははっ、好きに置いてって」

「私たちのシャンプーとか……バタバタして持って帰るの忘れてましたけど、置いててくれてたんですね」

「俺は使わないし、捨てるのもどうかなーって思ってね」




「あれ……? どこ置いたっけな……?」

「春輝クン、どったのー?」

「やー、起きたら財布が見当たらなくて」

「ハル兄のお財布、洗面所に置いてあったよ」

「うぇ、そうなんだありがと。昨日の俺よ、なんでそんなとこに……」

「あはは……昨日の晩は、結構酔って帰ってらっしゃいましたもんね……」




「ただいまー、帰ったわよー」

「母さん、もういいけどなんで毎回来るの突然なんだよ……!」

「あらー、言ってなかったかしらー?」

「あっ、おかえりなさいっ」

「聞いてた予定通りのご帰還」

「お義父さん、今回のは一時帰国でまた外国行っちゃったんですよねー?」

「あらー、そうだわー。伝えてたのはー、貫奈ちゃんと伊織ちゃんたちにだったわねー」

「なんで実の息子の連絡優先順位がどんどん下がっていくんだ……!」




   ◆   ◆   ◆




 なんてことが、繰り返されて。


「あれ? お姉、今日のお味噌汁は赤味噌なんだ?」

「そうなのっ。こないだ貫奈さんから、名古屋旅行のお土産にっていただいたからっ」

「美味……桃井さんにお礼のメッセージ、送っとこ」

「あっ、そうだ忘れてたっ。昨日の晩の残り、食べる人ー?」

「ウチ、唐揚げ食べるー」

「わたしは、ポテサラ」

「はいはーい、今出すからっ。それじゃ私は、コロッケいただこうかな」


 そんな、『いつも通り』の朝の光景に。


「……君たち、もう普通にここで暮らしてるよね?」


 春輝は、結構前からずっと思っていたことを漏らした。


 最初は毎日遊びには来るものの泊まっていくのはたまに、くらいだったのだが。

 気付けば彼女たちの父が帰ってくる時だけ実家に帰って、後はずっとこっちで暮らしている状態だ。


 持ち帰ったはずの姉妹の私物も、いつの間にやら前と変わらない状態に戻っていた。


「あっあっ、すみま……!」

「ストップ」


 あわあわして謝ろうとする伊織を、手で制する。


「迷惑とかそんな話じゃなくて、俺としては助かってるんだ。君たちがいなかった一週間で既にちょっと生活が危うくなってたたの、知ってるだろ?」

「あはっ、ゴミ溜まりまくりだったよねー」

「お掃除も、それた形跡がなかった」

「な?」

「あはは……」


 全く誇れないことを得意げな顔で確認する春輝に、伊織が苦笑を浮かべた。


「それに、君たちのお父さんから生活費まで貰っちゃってるし……」


 それも、結構な額をだ。


 春輝が肩代わりしていた借金の返済も実際の金額よりかなり多めに振り込まれていたし、今は事業も順調らしい。

 なお流石に差分は返そうとした春輝だったが、「迷惑料とこれまでの生活費ですから」と頑として受け取ってもらえなかった。


 仕方がないので、三姉妹の生活向上のために使わせていただいている。


「だから、俺としてはいてくれる分には全然構わないというか……」


 続きを言うのは、少し恥ずかしかったけれど。


「いてほしいと、思ってる」


 本心からの言葉を、伝えた。


「だけど逆に、俺のことを気遣っていてくれてるとかなら……」

「春輝さん、それは違います」


 伊織が、真っ直ぐな瞳で春輝を見つめる。


「そーそー。ウチらの意思で、やつよ」


 露華は、ちょっとふざけた調子で肩をすくめ。


「ハル兄と、一緒にいたいからいる」


 白亜が、飾らない言葉を真っ直ぐぶつけてきてくれた。


「……そっか」


 目にこみ上げてくるものがあったが、グッと堪える。


「なら、好きなだけいてよ」

「はいっ! ……あれっ、すみませんこれ『はい』って言っちゃっていいやつなんですかね……!?」

「いーじゃんいーじゃん、他ならない家主さんが言ってるんだし?」

「文字通り……好きなだけ、いる」


 この生活も、いつかは本当の終わりを迎えるのだろう。


 それでも。



   ◆   ◆   ◆




「皆、忘れ物はないかい?」

「大丈夫……たぶん」

「ふはっ、白亜さっき寝癖直したとこまた跳ねてんじゃん」

「歩きながら、私がやってあげるね」

「あっ!? しまった、今日提出しないといけない書類机の上に置きっぱだ!?」

「あはっ、他ならぬ春輝クンが忘れ物してんじゃーん」

「何気にレアな、ハル兄のお仕事でのうっかり」

「ふふっ、じゃあ待ってますね」

「うん、すぐ取ってくるから!」

「あっ……そういえばわたし今日、体育ある」

「もう、だったら体操着いるじゃない! 取ってくるから、ちょっと待ってて!」

「ごめん、ありがとうイオ姉」

「ひひっ、もうバタバタじゃーん」

「お待たせ! ……って、あれ? 伊織ちゃんは? うん? 後ろ?」

「お待たせしましたぁっ!」

「それじゃーみんなー、気をつけてー」


 こんな、騒がしくも温かい日々は。


「いってらっしゃーい」

『いってきます!』


 まだまだ、続きそうなのだった。






―――――――――――――――――――――

『世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか?』、これにてSS(本編)完結です。

ここまで読んでいただきました皆様、誠にありがとうございます。

なお次回以降も本編ですので、引き続きよろしくお願い致します。


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