ケンカ
音澤 煙管
人のためになる事を……
ケンカをする声が聞こえる、
街中でも学校でも近所でもない。
場所は足下、土の上。
誰だろうと覗いてみると、
イチョウやカエデやモミジたち。
役目を終えた落ち葉たち、
争う事はもう無い筈。
よく見て聞いて確かめる。
何年か先の木々たちへ、
子孫の源に早く成りたいと。
きっと人も同じなら、
この世は喧しくはないだろう。
ケンカ 音澤 煙管 @vrymtl
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます