第8話観葉植物を買う(飼う?)
部屋に緑。
自分という人間は華がない様相なので部屋に観葉植物を置きたいと思い立ち近くのホームセンターへ赴むいた。
いや華がないどうこう関係はない、
まあ華がないのは事実だけれども、
華がないだけに葉っぱを飼うという文句もこじつけだけれど洒落っけにひかれていれてみた、
別に華がないなんて省いても問題ないのだけれど言ってみたかった、
面白くないのは承知だが韻を踏むようなニュアンスで言ってみたかったんだ、
無駄話はさて置き(日当たりの良いところに置いてほしい)、殺風景な部屋に何かこう自然のエネルギーがあるものを置いてみたくなったんだ。
花なら手入れも大変だしすぐ枯れるし
なら置くなら定番の観葉植物ってことでホームセンターへと向かった。
いやーさすがにホームなセンターだけにいろいろとりどりに置かれてあります。
緑の楽園といったもので多種多様。
とりあえず観葉植物と名のある方へ。
いろんな葉の個性があり
自分の感性に響くものを見ていく。
この葉はなんか作り物っぽいなぁー
この葉はなんか密集しすぎ
この葉はなんか大麻みたいで響かない
これはヤシの木っぽい
これはーこれはーこれはー…
ミニチュアのものは198円ぐらいからあったりでも自分の求めてるのはもうちょっと大きめのー
コショウ科?へぇー
3種ほどのを植えてアレンジされたジ・アルフィーみたいなコーナーで目がとまる。
このへんだな…
そしてその中の自分の感性に響くものに決めた。
全く観葉植物の知識もなにもなく
服屋さんなら「何かお探しですかぁ?」と店員さんが張り付いてくるところなのに
この植物に囲まれた広い空間の中には奥のレジコーナーに一人だけ。
こういうところこそ張り付いてズブの素人の自分にもわかるように知識をひけらかしてほしいところなのに。
自分の感性を手に抱えレジへと向かう。
「スミマセン、コレ(感性)の扱い方ってどうやるんですか?、」
店員さんは丁寧に応えてくれる。
・日当たりの良いところに置くこと。
・水切りで土に吹き掛ければいいということ。
・元気がなくなったら栄養剤を与えるということ。
以上。
よかった。
そして会計へと進む。
飼った!部屋に緑ができた!
あとは緑効果で快適な毎日を送ることができればいい───
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