◇2024.5.8◇日記のような手紙◇

5月8日(水)新しい詩集📖´-


今日から第十二詩集「孤月抄」を、はじめる。


ずっと続けている詩集は、それぞれ全180話(179篇+あとがき)

基本、一日一回毎日更新。

始める時にはいつも、180話なんてまだまだ先のことなんて思うんだけど、そんなことを言いながら、180話‪✕‬11を完結できたんだから不思議。


果たして、どこまで書き続けていけるのかは、神のみぞ知るであるけれど。



詩は自分との対話。

心の歳時記。

小さな気づきの重なり。


生きている

生きてきた

生きた、証。



第十二詩集、気持ちも新たに🍀


◇◆◇


そういえば少し前からYouTubeの手塚プロダクション公式チャンネルで虫プロでの大人向けのアニメ三部作のうち

「千夜一夜物語」

「クレオパトラ」

が公開されている。

あと「哀しみのベラドンナ」があるのだが、この作品は手塚治虫さんは虫プロの社長をすでに退いていた時期であり企画も含めて全くのノータッチらしい。


この三部作のなかの「クレオパトラ」実は偶然テレビの深夜映画で観たのだけど、まだ子どもの頃(夜中に目が覚めて、こっそりとテレビをつけたら放送されていて、そのまま目が離せなくなった)親に見つかるんじゃないかとドキドキしながら(子どもには確かに刺激的だった)


まさに大人向けアニメだと思うけど、子どもの心にも響くものがあった。

特に主題歌(「クレオパトラの涙」由紀さおり )が、ずっと頭の中に残っていて、時折、流れ出すほど。


それから大人になるまで「クレオパトラ」をしっかりと観る機会がなかったので、再度、観ることができた時は嬉しかった。

ずっと胸のなかで、小さく流れ続けていたあの歌が繋がって、ひとつになった感じで。



そして、これは大人になってから観る機会があったのだけど、

「哀しみのベラドンナ」

この作品も、また忘れ難い。

とても実験的な作品で、文芸色を深めたストーリー、耽美的エロティシズムに満ちた作画には惹き込まれる。


こちらは公式チャンネルでは公開されてないようだけど、もう一度観たい作品である。


◇◆◇


たとえば、昔みた映画だったり、音楽だったり、本だったり、記憶のなかにひっそりと、でも確かに残っているもの。

忘れがたく刻まれているもの。


芸術の喜びというのは、深く底に揺蕩うていて、こうして静かに沁みいるものなんだなぁ。

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