◇2023.11.21◇日記のような手紙◇

11月21日(火)ムーミン


今日は穏やかな良いお天気☀


◇◆◇


久しぶりに本の整理の続きをしていたら、ついつい手が止まって……📑📓📔📕📖📗📘📒📚


「生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 ~ムーミンと生きる~展覧会図録」

2015年だったから、もう8年前になるんだなぁ。

幸運にも機会があって展覧会に行くことができたんだよね。


トーベ・ヤンソンさんは、幼い頃大好きだったアニメ「ムーミン」の原作者さんとして、大人になってから知ったのだけど、最初に原画をみた時はアニメの雰囲気との違いに戸惑ったりもした。


わたしが観たアニメは昭和版だったので、ムーミンの彼女の名前は『ノンノン』

原作でのムーミンの彼女は『スノークのおじょうさん』

そして、平成版のアニメでは『フローレン』となっている。


実はこの昭和版アニメに対してはトーベ・ヤンソンさんは、本来のムーミンの世界が歪んで表現されているとお怒りだったそう。

そう聞いて昭和版ムーミンで育った身としては少なからずショックだったけど、改めて比べてみると作者さんが大切にしていたこだわりの設定が、削られたり変えられたりしているから、認めがたい別物だと感じられたのも無理はないかもしれないと思う。


ただ、わたしにとっての「ムーミン」(ムーミンがトロールだったというのも知らなかった。カバの妖精?かなと思ってたし💦)の入口は岸田今日子さんの声と共にあの昭和版アニメなんだよね。

こういうところが面白いんだよなぁ。作品は作者の手を離れた瞬間、それぞれの受け取り手のものになる。


大人になって、原作のムーミンを知った時、戸惑いはしたけど、どちらかを否定する気持ちにはならなかった。

どちらもわたしにとってのムーミン。

ムーミンの世界ってなんて不思議で深く魅力的なんだろうとより惹き付けられた。


この展覧会に行った頃は、他にもよく美術館に行ったりしていて、楽しかったなぁ。


🟦🟦🟦


これより前になるけど、「あおい絵の展覧会」という多彩な青の具象画・抽象画を集めた展覧会も素敵だった。


その頃のお気に入りだった露草色あおのカーディガンを着ていったのを覚えている。


🟦🟦🟦


その後のコロナ禍から、美術館に足を運ぶ機会もすっかりなくなった。

魅力的な展覧会も沢山あるので、またゆっくりと行ってみたいものだと思うけれど。


そんなことを考えながら、火曜日の午後。

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