◇2023.10.28◇日記のような手紙◇

10月28日(土)硝子ガラスペンと洋墨インク


ネットをみていたら、硝子ペンが話題になっていた。

何度かブームのようなことはあったように記憶しているが、最近は、硝子作家さんたちもオリジナルなものを作りだして、選択肢が広がっているとのこと。


わたしが最初に硝子ペンを知ったのは、長野まゆみさんの本でだった。

それでも地方住みとしては憧れても、なかなか手に入れる術がない。

結局、ネットオークションで譲っていただいたのだけど、親切な方で、竹軸の細い硝子ペンをオマケにつけてくださった。

このペンは、今でも現役で愛用している。


硝子ペンというのは、一本一本、微妙に書き味が違う。

それにペン軸の太さや形状、握りやすさ、フィット感などもそれぞれ違うので、使っていると自分の好みがわかってくる。


わたしは少し前、ハンドメイド販売サイトで硝子作家さんの作った硝子ペンを購入したのだけど、これがすごく良かった。


一体型の硝子ペンで、すっきりとシンプルなフォルムだが、美しい。太すぎず細すぎず、握りやすい。ペン先も洋墨インクの吸い上げが良く、丁寧に作られているのがわかる。

何種類もの色があるのだが、それぞれのペンにつけられた名前も詩的だ。


一本購入したあと、書き味の良さに惚れ込んで、その後、また購入させていただいた。

大切に使えば、硝子ペンはずっと愛用できるのが嬉しい。



そして、洋墨インク

こちらも色々な種類があって、つけられている名前が、また素敵。

月にこだわりのあるわたしの愛用洋墨インクはパイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-50-TY ツキヨ(月夜)

他にも好きな色、惹かれる色はあるのだけど、使用頻度が一番多く、使いやすい色。



現代ではメールやLINEなどで事足りて、紙に筆記用具で書く機会は減ってしまったけど、ペンを選び、洋墨インクを選ぶこと。そして、大切にひと手間をかけて、想い、書く楽しさ。


硝子ペンは、わたしにとって、そんな、ときめく筆記用具なのだ。

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